自分で言うのも何だが、俺は同期の中でも出世頭だ。
そう、数年前まではね。。。今では、俺よりも出世している同期がゴロゴロいる。俺はいつから彼らに抜かれてしまったのだろうか?なぜ、彼らは出世して俺は出世できなかったのだろうか?
俺よりも出世が早い同期を見ていて何となく「出世する人としない人」の違いがわかった気がするので記録しておく。
出世する人の特徴・違い
俺よりも出世が早い同期の行動・性格などを分析した結果、以下の4つの特徴があった。残念ながら俺には無い特徴ばかりであり、俺が身に付けることが出来なかったものだ。
- 仕事を見つける、生み出す能力に長けている。
- 作業は全て人に任せ、考えることに徹している。(不得意なことは得意な人にお願いする。)
- 冷徹になれる。いい人を演じない。
- 仕事を楽しんでいる。仕事が趣味。
仕事を見つける、生み出す能力
出世できない俺みたいな人間は、常に仕事に追われている。
仕事と言っても上司から「与えられた仕事」だ。上司から与えられた仕事を求められる以上の品質で成し遂げようとするため、常に仕事に追われている。
ま、与えられた仕事をミス無く120%の完成度で成し遂げるからこそ俺は同期の中でも出世が早かったのだ。上司から見れば1言えば10を理解し、完璧な仕事を成し遂げる優秀な部下だからだ。
しかし、所詮それまで。悪く言えば、仕事を与えないと何の役にも立たない単なる作業員、作業ロボットなのだ。若い時はそれでいいかもしれないが、中堅社員になれば次のステップに進む必要がある
次のステップとは、「仕事を生み出すこと」である。出世する人間に求められるのは、自ら新しい仕事を見つけ出し、そしてその仕事から新たな収益を生み出すことなのだ。
作業は全て人に頼み、考えることに徹する
新しい仕事を見つけ出すのはそう簡単なことではない。
世の中の動き、マーケットの動き、業界の動き、社内の動き、経営層の考え方etc・・・。様々なことに対してアンテナを張り巡らし、情報を収集し、分析しなければ新し仕事なんて生み出すことは出来ない。
そのためには、それ相当の時間が必要となる。では、出世する人はどのようにしてその時間を作り出しているのだろうか?時間を作る方法は以下の通りだ。
- 与えられた仕事は完璧に成し遂げず、必要最小限の精度で終わらせる。
- 作業は自分でやらず、作業員として優秀な人間にやらせる。
- 自分が不得意なことは自分でやらず、それが得意な人間にお願いしてしまう。(作業員としてのスキル向上、知識習得なんて考えない)
出世する人は、恐らくこれらのことを意図的にやっていると思う。与えられた仕事を可能な限り早く終わらせ、考える時間を確保する為に同僚、部下、後輩、そして時には先輩すら利用しているのだ。
出世する人は、ヘッドワーカーとしての時間を重視している。俺みたいに出世が遅れる人間は、いつまでたってもヘッドワーカーに使われるフットワーカーとしてしか仕事をしていないのだ。
冷徹になれる。いい人は演じない
俺は自他共認める八方美人だ。自分が嫌なことは人に頼めないし、自分が嫌だなぁ〜と感じることも人にお願いされると引き受けてしまう。なぜなら、人に嫌われたくないからであり、人と争いたくないからだ。
しかし、出世する人間は違う。クソ忙しそうにしている人にも平気で仕事を頼む。誰もが嫌がるような面倒臭い仕事も簡単に同僚に押し付けてしまう。
ま、人に仕事を押し付ける為にしっかりと根回しをするなど、抜かりない行動をとっているのだが・・・。
いずれにせよ、自分が考える時間を確保するため、誰もがやりたがらない仕事を自分の手柄にするための努力は惜しまないし、そのためにはどんな手でも使うし、人に嫌われても構わないという覚悟を持って仕事をしている。
仕事を楽しむ
最後に、出世する人はなんだかんだ言っても仕事を楽しんでいる。新しい仕事を生み出すこと、自分が生み出した仕事が成功することを楽しんでいる。
様々な情報を収集し、分析し、仮説を立てる。そして、臆すること無く果敢にチャレンジし、自分の仮説を立証することを楽しんでいる。また、もし失敗しても決して落ち込むこと無く、失敗を糧にして再度新たな仮説の立証にチャレンジする。
本当に仕事が楽しいんだなぁ〜。と感心してしまう。
以上が俺よりも出世が早い同期を分析した結果導き出した出世をする為の4つの特徴だ。出世したければ、上記の特徴に従った行動を取れば良いのだろうが、人には向き不向きってもんがあるからなぁ〜。
俺は一生フットワーカーとしてしか仕事が出来ないかもしれない。プロのフットワーカーにでもなろうかな。。。
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