今日のネットニュースでこんな記事が掲載されていた。
ポイントを箇条書すると以下の通り。
- すかいらーくが、あえて40歳以上の人を正社員として雇用する取り組みを開始。40代から50代の正社員の中途採用を4月からスタートした。
- この背景にあるすかいらーくの考えは、「子育てが一段落したときに正社員としてチャレンジしたい思いがあると思う。そのときに（すかいらーくが）選択肢になっていけたらという思い。アルバイトではなく正社員として、長く安心して働いていきたい思いは多いと考えている」とのこと。
- 出産や育児・介護などを理由に離職した人たちは、再就職しようとしてもハードルが高いのが現状。すかいらーくホールディングスは、こうした人たちを対象に、働く意欲が高い人材を求めていて、正社員として採用したあと、3年後には、店長になることも期待しているとのこと。
中高年に希望を届ける明るいニュースだね！
40代、50代の中高年にとっての明るいニュース！
我々40代以上から見れば、とてもいいニュース。
というのも、これまでは中小企業だけでなく名だたる大企業さえも40代以上を邪魔者扱いしてきた。
だって、この数年見る40代、50代を対象としたニュースといえば、「40代以上を対象に数千人規模で早期退職者を募集」といった様な暗いニュースばかりでしたからね。
これまで、40代、50代はリストラ対象。
景気低迷が続く日本会社においては、完全にお荷物扱い。
そして、一度リストラされてしまうと再就職するのは至難の業。大企業に努めていた超エリートでさえ再就職に苦戦し、最悪はホームレスになるなんていう悲しい話も聞くほど。
しかも、妻子に愛想を尽かされるという目も当てられないような結末を迎える人もいるわけで・・・。
だから、中高年にとっては明るいニュースなわけです。
謙虚な姿勢・意欲・チャレンジ精神さえあれば明るい未来が見える？！
では、この様な取り組み、つまり40代、50代の人材活用の動きが広まれば我々中高年に明るい未来はくるのか？！といえば、手放しでは喜べないでしょうね。
というのも、まだ、あくまでも人手不足な飲食業界での話だから。
しかも、今回もすかいらーくの本社等の営業職・事務職ではなく、ガスト、バーミヤン、ジョナサンといった店舗での話。正社員として求められるのは、飲食店の現場で活躍できる即戦力人材。
今リストラされている40代、50代、すべての人が受け入れられる転職市場とは言えませんからね。
ただ、すかいらーくは、「正社員として採用したあと、3年後には、店長になることも期待している」としています。
となると、初心に戻って、若い人・学生アルバイトとともに3年修行すれば、「店舗運営」「チームマネジメント」という仕事ができるようになるわけです。
その観点から言えば、大企業の課長経験者や部長経験者だって自分のこれまでの知識やマネジメントスキルが活かせます。営業職で頑張っていた人も、コミュニケーションスキルを活かすことが可能。
「大企業で部長やっていた俺が、飲食店のホールの仕事なんてできるか！！」なんて思うかもしれませんが、目線を変えれば、少し我慢して成果を上げれば、それなりにやり甲斐のある仕事を任せてもらえるわけです。（多分ね・・・）
そう考えれば、畑違いの業種への転職も悪くないですよね？
中高年になっても、謙虚な姿勢と意欲とチャレンジ精神さえあれば新たなフィールドで活躍することができる、第2の人生を歩むことができる、そんな社会が生まれるといいですよね。
すかいらーくホールディングス様には、このムーブメントを日本中に広めて欲しいものです。
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