部屋の片付けは好きな方だけど、どうしてもやる気がでない時がある。
そして、掃除・片付けを放置し、部屋がどんどん散らかってくると、それはそれで気にならなくなる。部屋が散らかっている状態が当たり前となり「掃除しよう」「片付けよう」という気持ちが完全消失してしまう。
部屋が綺麗な状態だと、ちょっとした埃や髪の毛も気になるのだが、一度それを無視してしまうと、不思議なくらい気にならなくなってしまう。
この心理状態はブロークンウィンドウ理論(割れ窓理論)で説明されることが多い。つまり、俺特有の心理状態ではなく、人間の特性と言える。
であれば、この問題を解決する方法は簡単。
埃や髪の毛などのゴミが少しでも気になったら、それを放置しなければ良いのである。放置しなければ、「部屋が綺麗な状態を保たなければならない」という心理状態に追い込まれ、やる気がどうのという問題よりも、義務感で掃除するという行動にかられるからだ。
なんて簡単にいかないから、部屋が散らかっちゃうんだよね。。。
部屋を片付けるってどういうこと?
「部屋を片付けなければ!」となぜ思うのだろうか?恐らくその理由は2つ。
- 物が散乱している&ゴミが散らかっている
つまり、物があるべき場所にない状態となっている。服はクローゼットにあるべきだが、床に無造作に置かれていたり、ゴミはゴミ箱にあるべきなのに、テーブルの上に放置されたりしている状態だ。 - 埃・髪の毛・水垢で汚れている
部屋が汚れている状態。いくら物を片付けていても、これらのゴミで部屋が汚れていると掃除しなければならない。
「部屋を片付けなければ」という思いは、「1.物をあるべき場所に戻す」「2.部屋を掃除する」という2つの行動に分かれる。
であれば、「物を使ったら必ずあるべき場所に戻す」という行動を徹底すれば良い。そうすれば、一念発起して「部屋を片付ける」という行動を取らなくて良くなる。物を使う度にほんの数秒・数十秒をかけてあるべき場所に戻すだけでいいのだから。
問題は2つ目の「部屋を掃除する」という行動だ。埃や髪の毛は、徐々にそして部屋の広範囲で同時多発的に起こる。部屋を掃除するにはそれなりの時間と行動を伴う。
しかも、ちょっとしたレベルの埃や髪の毛の散乱も、結構目につくレベルでの散乱も、掃除する労力はそれ程変わらない。だから、「週末に掃除すればいいや」と思って放置してしまう。
そして、週末に疲れていたり、外出で忙しかったりすると掃除をサボってしまう。その結果、埃や髪の毛が散乱している状態がそれ程気にならなくなり、その状態になれてしまう。まさに、ブロークンウィンドウ理論による心理状態に追い込まれるのだ。
で、この状態を1週間か2週間程度放置してしまうと、掃除が結構大変になる。埃や髪の毛が一定レベルを超えて散らかってしまうと、かなり気合を入れて掃除しなければならなくなる。「クイックルワイパーでササッとお掃除!」なんて簡単なものではなく、掃除機かけて雑巾がけまでしないと綺麗にならない・・・。
だからやる気が出なくなってしまう。人は大変なことはしたくないからね。常に楽して生きていきたいと思うのが人間の特性だから。
部屋を片付ける為にやる気を出さなくてもいいようにするには?対処法は?
ってことで、部屋を片付けるのにやる気が必要なのは、掃除をサボり、埃・髪の毛や水垢なんかを相当放置してしまった時だけ。
あまり労力をかけなくても綺麗になるレベルの汚れ方をしている間に掃除すればそれ程やる気は必要なくなるはずなのだ。
「部屋がちょっと汚れてきたけど、今度掃除すればいいや」この思いを繰り返すから、掃除が大変になり、相当のやる気を出さななければならなくなる。このメカニズムを理解し、簡単な掃除で済むレベルのうちに掃除をすべきだという事をしっかり理解するだけでも、だいぶ変わる気がする。
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