急性喉頭蓋炎の症状発生、入院、退院の体験談。入院費用と保険をやめるに至った経緯も・・・

健康・病気・体調など

先日、急性喉頭蓋炎という病気で緊急入院した。

人生で初めての入院体験である。で、話は急に飛ぶが、入院を体験した結果、俺は全ての医療保険を解約することになった。入院の体験が保険をやめることに繋がるとは思ってもみなかったが、入院したからこそ保険の必要性とか保険の仕組みを理解する切っ掛けになった。

もっと早く気がついていれば無駄なお金を払わなくて済んだのになぁ〜・・・。あぁ〜、悔やんでも悔やみきれん!

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急性喉頭蓋炎とは

今回俺がかかった「急性喉頭蓋炎」という病気は、最悪死に至るというやばい病気だった。

喉には肺や気管に食べ物が入らないようにする為の喉頭蓋という蓋が存在していて(食べ物を飲み込む時に気管に蓋をする役割の器官)、その喉頭蓋が細菌感染して腫れてしまう病気が喉頭蓋炎というわけ。

腫れた結果どうなるかというと、気管を完全に塞いでしまうことで呼吸困難となり、最終的には窒息死してしまうのだ。窒息死まで至らなくても低酸素で脳に障害が残るケースもあるらしい・・。

しかも、数十分単位で急激に腫れあがる事があるらしく一刻を争う病気とのこと。

実際、急性喉頭蓋炎と診断された私は、診断後病院から一歩も出ることを許されず、そのまま緊急入院させられた。

「せめて着替えだけも取りに帰らせてくれ。家まで10分くらいだし・・・」

と先生に直訴したが、「往復20分の間に急激に腫れあがり窒息死する危険があるから絶対ダメだ」と拒否された。

なお、症状が軽度なら入院して薬物治療のみで済むが、呼吸困難が始まれば手術で気管を切開し、チューブを通して呼吸を確保するという大事になる。

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緊急入院の経緯(症状発生、診察から緊急入院)

急性喉頭蓋炎の初期症状は風邪に似ている。

まず、喉に違和感を感じ、それが痛みへと変わり、熱も出てくる。要するに喉風邪と同じ症状だ。

しかし、この喉の痛みは尋常でないくらい大きくなっていく。喉に魚の骨が刺さったような違和感から始まるのだが、唾液を飲み込むことが出来ないくらいの激痛に変化する。ここまで痛みが大きくなると、普通の風邪じゃないと気付く。

風邪くらいでは滅多に病院に行かない私だが、流石にツバも飲み込めない状況なので仕方なく病院に行くことにした。最初は内科に行こうと思ったのだが、「多分風邪じゃないから耳鼻咽頭科か?」と迷ったあげく取り敢えず自宅に近い耳鼻咽頭科に行くことにした。で、この選択が俺の運命を左右することになる。

この急性喉頭蓋炎は、鼻からファイバースコープカメラを入れて目視しないと気付かない病気らしい。つまり、内科に行っていれば口を開けて喉を覗き込まれ、その結果風邪と診断されて終わり。

その後、急激に喉が腫れ上がり、救急車で運ばれたり、そのまま窒息死する人がいるらしいのだ。急性喉頭蓋炎の専門である耳鼻咽頭科に行ったからこそ俺は早期発見出来たのだ。

内科の病院よりも耳鼻咽頭科の病院が自宅に近かったという偶然に感謝である。

ちなみに、近所の耳鼻咽頭科には入院施設がないので、紹介状を書いてもらって総合病院へ直行し緊急入院する事になった。で、ここから医療保険を全部解約する決断に至る体験をすることになる。

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急性喉頭蓋炎の入院費用(入院期間5日間)

総合病院へ行った俺は再度診察を受け(またまた鼻からファイバースコープを入れられた・・・)、改めて急性喉頭蓋炎と診断された。そして、そのまま緊急入院を言い渡されたのだが、ここでとんでもないことが起きる。

  • 先生:「緊急入院してもらいますが、大変申し訳ありません。大部屋が開いていないんです。どうしますか?」
  • 俺:「つまり、個室しか開いていないということですか?」
  • 先生:「そうなんです。大部屋は1日7,000円ですが、個室は20,000円です。今回、5日間は入院してもらいますので、差額ベッド代だけで10万円しますね。どうしますか?」
  • 俺:「どうしますか?って、言われても入院しなければ死ぬかもしれないんですよね?」
  • 先生:「そうですね。急激に悪化して窒息死する人もいる病気ですから!」
  • 俺:「他の病院紹介してもらえないんですか?」
  • 先生:「他の病院に移動している間に症状が急激に悪化する可能性もありますし・・・。」
  • 俺:「じゃ〜、1日2万円のベッド代を払って入院する決断をするか、このまま入院せず死の危険を冒してまで安いベッド代の病院を探すかの二択ってことですね?」
  • 先生:「もちろん、大部屋が開けば入院中に移っていただくことも出来ますし・・・」
  • 俺:「分かりましたよ。入院費用10万円よりも命が大事なので、こちらに入院します。よろしくお願いします。」
  • 先生:「あっ!ベッド代以外にも費用はかかりますので20万前後になると思いますので。」
  • 俺:「・・・。了解です。」

命とお金を天秤にかけさせるなんて本当に酷い医者だよ。

ってか、後から知ったのだが、俺の場合は大部屋を希望したのに病院の都合で個室しか空いてなかったわけであり、このような場合は差額ベッド代を払う必要は無いらしい。

でも、俺は個室の利用同意書にサインをした後だったので後の祭り。サインする前にちゃんと調べればよかった・・・。ま、喉が痛くてそれどころじゃなかったけどね。。。

ということで、急性喉頭蓋炎による緊急入院でかかった入院費用は差額ベット代を含めて約20万だった。入院期間は

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入院期間5日間で医療保険を請求してもらえた保険金は・・

で、医療保険で降りた保険金はというと・・・。たったの5万円!

1日1万円の医療保険に加入し、入院期間は5日間だったので手にできた保険金は5万円である。そんなことは分かっていたが、今まで払い込んだ保険料は100万近い。でも、手にした保険金はたったの5万円。あまりにも酷すぎやしないだろうか?!

仮に、今回の入院が長引いたとしよう、もっと大病を患って長期入院したとしよう。で、保険金を回収しようと考えたら100日間も入院しなければならない。ってか、保険契約をよく見ると、1回の入院で保険金の対象となるのは60日間である。で合計1,000日となっている。

大病を患っても60日分。つまり、60万円しか手にできない計算だ。

ってことは、貯金していた方が40万円もお得っだったてことになる。ってか、現実としては万が一に備えて保険料をコツコツと100万円払い続け、今回万が一のことが起こった結果手にした保険金は5万円なので、95万円を保険会社に貢いだことになる。

あぁ〜!!マジで損した!払い続けてた俺がばかみたいだ!

ってことで、仮に大きな病気や事故で長期入院したとしても、有給休暇はたくさんあるし、貯金だってたくさんあるし、高額療養制度で莫大な治療費を払わされる心配は無いので、医療保険を全部解約することにした。

今の俺に医療保険なんて全く必要が無い。医療保険って絶対に必要なものだし、皆んなが加入するものだと思っていたけど、人によっては不要なモノだとやっと気がついた。

なお、今医療保険をやめることで、定年まで払い続けるはずだった100万円近い保険料を節約出来ることになるので、今回の入院で気がついてよかったと言えばよかった。でも、今まで払い込んできた100万円はもう返ってこない・・・。

20代の頃に気が付きたかったなぁ〜。。。

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