デルタ株の脅威！コロナワクチン接種後の「ブレイクスルー感染」で日本の感染者拡大も止まらない。

一時期は、イギリスから感染が拡大していった新型コロナウイルスの変異型であるアルファ株が「ヤバい！脅威だ！」と言われていた。

しかし、日本ではこの数週間、すっかりアルファ株の話題はなくなり、インドから世界中に急激な広がりを見せている「デルタ株」が話題を独り占め状態。

海外のテレビとかニュースとか新聞とか見たこと無いから知らないけど、日本だけでなく世界中がデルタ株の話題で持ちきりでしょうね。

新型コロナの変異株「デルタ株」とは？その特徴は？
ところで、ブレイクスルー感染とはなんぞや？
ブレイクスルー感染を引き起こすデルタ株にワクチン接種は意味がないのか？

新型コロナの変異株「デルタ株」とは？その特徴は？

デルタ株のことで分かっている情報をまとめると・・・

デルタ株とは、数多くある新型コロナウイルスの変異株のうち、国立感染症研究所が「懸念される変異株」に分類して警戒を強めている４種類の１つで２０２０年１０月にインドで発見された。

イギリスで２０２０年９月に発見された「アルファ株」も４種類に含まれるが、デルタ株の方が感染力が強いのが特徴。

アルファ株は、ファイザー・モデルナ・アストラゼネカのワクチン効果に「影響がある証拠なし」とされているが、デルタ株は「ワクチンの効果を弱める可能性」が指摘されている。

アメリカ疾病対策センター（ＣＤＣ）が７月３０日に公表した報告書によると、東部マサチューセッツ州で７月に起きた集団感染では、感染者の７４％がワクチン接種を完了しており、ほとんどがデルタ株に感染していた。いわゆる「ブレイクスルー感染」を引き起こしているのがデルタ株だと判明。

なお、デルタ株の感染者の体内には、ワクチン未接種者が新型コロナウイルスに感染した時と同じ量のウイルスが確認されており、デルタ株の感染力の強さが示されている。

あと、これは大袈裟だと思うけど、これだけ強い感染力を持っている為、デルタ株の感染者とはすれ違っただけで移されてしまうという話さえある。あくまでも一般素人の噂レベルの話だけどね。でも、そんなことが囁かれるくらいデルタ株の感染力は驚異的ってことだね。

ところで、ブレイクスルー感染とはなんぞや？

通常、ファイザーワクチンやモデルナワクチンは、2回目の接種から2〜3週間たてば免疫がほぼ定着すると言われているが、それでも新型コロナウイルスに感染するケースが少なくない。

90％以上の感染予防効果があると謳われているワクチンを“突破”して感染することから、『ブレークスルー感染』と呼ばれている。

つまり、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えたあと、2週間以上して感染が確認されるいわゆる「ブレイクスルー感染」というわけ。

なお、日本においては、国立感染症研究所が、自治体や医療機関からの報告をもとに初めてブレイクスルー感染についての調査を行った結果、4月1日～6月30日の３か月間に合わせて67人の感染が確認されている。ちなみに、79％が20代から40代で、重症者はいなかった。

この調査結果から分かることは、「ワクチンの有効性の高さを否定する結果ではないが、二次感染を起こすリスクもあり、接種後も感染対策を続けることが重要」ということ。

現在の医学では、新型コロナウイルスの抑え込みのカギとなるのは、mRNAワクチンであるファイザーとモデルナのワクチン、それとベクターワクチンであるアストラゼネカワクチン。しかし、これらのワクチンを２回接種した人でもデルタ株に感染している。

また、アメリカでは明らかにブレークスルー感染がまん延している。マサチューセッツ州では、7月にイベントや集会などを通じて469人が新型コロナウイルスに感染。そして、その約74％にあたる346人はすでにワクチン接種を終えていた。つまり、感染者の7割がワクチン接種済みというクラスターが発生しており、これがデルタ株によるブレイクスルー感染の脅威である。