東京都での新型コロナウイルス感染者は6000人が間近に迫り、日本全国では2万人を超えた。
沖縄では人口に占める感染者比率が高くなり、外国だったらロックダウンに相当する水準だと言われている。
そして、若い年代の中等症、重症者数も増加し、この新型コロナウイルスの猛威は、最大級・災害級と言われ始めてている。
一方、そんな状況なのに、新型コロナウイルスに慣れてしまったせいか、それとも自粛疲れからなのか、多くの人が楽観視し、人流がなかなか減らない。街中の人出は増える一方で新型コロナ感染拡大は継続。
緊急事態宣言を発令されても、中等症・重症者が増えていると言われても、副作用で苦しんでいる人がいると聞かされても、人々は街へ出て遊び、食事をし、日常的にもデパ地下なんかに行って楽しく買い物し始めた。飛行機も便数が減っているとはいえ、殆どの席が埋まっている状態。「都道府県境をまたぐ移動は自粛しましょう」どころではない。。。
でもさ、人生の大切な時間、一日一日を無駄にして自粛生活を送ることで、明るい未来はやってくるのだろうか?不要不急の外出自粛をやる意味はあるのだろうか?と疑問に感じても仕方ないよね。
集団免疫をつけるまでの自粛生活、我慢だと思っていたのに・・・
新型コロナウイルスに対抗するための最終兵器的に言われていた「集団免疫」が実現するのか怪しくなってきた。集団免疫さえ獲得すれば、昔のような日常が取り戻せると希望を持っていたがそれも絶たれてしまうのか?
「集団免疫をつけて、感染を抑えよう!」と治験が十分ではないmRNAワクチン(ファイザー・モデルナワクチン)やベクターワクチン(アストラゼネカワクチン)を承認し、世界中でワクチン接種を勧めている。
にもかかわらず、2回接種が終わった人も感染してしまう「ブレイクスルー感染」が起こり始め、ワクチン接種による集団免疫なんて絵空事、効果がないことが世界中で分かり始めている。
新型コロナウイルスは、この約2年間で急激な進化というか変化を遂げ、次から次に新しい変異株を生み出している。日本でも、通常型と言われている当初のウイルスに取って代わってデルタ株が猛威を奮っている。そして、7月にはラムダ株も日本に侵入。
新型ウイルスの進化に人間の医療技術がついていけない状態になっている。
現在のファイザーワクチン、モデルナワクチンは、デルタ株にもラムダ株にも効果があるにはあるが、通常型のコロナウイルスへの効果よりは低いことも分かったてきた。
となると、ワクチンが効かない新型コロナウイルスの出現がそのうち発生してもおかしくない状態でもある。
こうなると、「我々はいつまで自粛を続ければいいのだろう?」と感じてしまうのも致し方ない。
外出が悪いことか?コロナ慣れ、自粛疲れして外出して外食して遊んじゃ駄目か?
結論としては、駄目だよね。
自分が新型コロナウイルスに感染し、中等症・重症化して苦しんだり、最悪命を落としたとしても、それが自分の責任の範囲内であれば問題はない。
しかし、新型コロナウイルスに感染することで、自分と接触する全ての人に移すリスクを抱えるわけだし、病院・医療機関にお世話になるわけだし、保健所の人にお世話になることにもなる。
新型コロナウイルスに感染してしまうと、必ず、確実に誰かに迷惑を掛ける。
誰にも世話にならず、ひっそりと亡くなったとしても、その後の処理があるわけで、その時に知らないだけかに迷惑をかけることになる。
でも、「保健所の人にしても、医者も看護師さんも、それが仕事だろ?」と言われたらそれはそうかも知れないが、新型コロナウイルスは特殊でしょ?誰もコロナの感染リスクを負ってまで仕事したくないでしょう?それでもやってくれているのは、やっぱり責任感とか使命感とかに突き動かされているわけだからね。
実際、コロナ感染が怖いからって、病院を辞める看護師さんがいるって話も聞くしね。
ということで、ワクチンを2回打ってもコロナに感染しちゃうし(ま、重症化は避けられるみたいだけど)、人類が集団免疫を獲得することはなさそうだね。
となると、今の所、明るい未来は見えないけど、人様に迷惑をかけないこと、大切な人にコロナを移さないことだけを目的に、感染リスクの高い行動を自粛する必要はあるよね。
政府は「人流を5割削減」って言ってるけど、これは医療機関の逼迫を避けるため、医療崩壊を起こさないための方法であり、一時的に人流を5割まで落としたところで、我々の生活はなんにも変わらないんだよね。
今、何をどう頑張っても明るい未来は訪れない。
新型コロナに感染しなくなる画期的なワクチンが開発されたり、感染してもすぐ良くなる治療薬ができない限り、一昔前の日常は戻ってこない。
世界中の優秀な医療研究者の方々の懸命な研究開発を応援してます!
素晴らしいコロナ対策薬ができることを祈ってます!
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