私は、心筋梗塞で心臓の細胞に大きなダメージを受け、更に狭窄率90%の狭心症を発症しているが、昨日、1回目の新型コロナワクチン接種を受けてきた。(受けたのはファイザー社製ワクチン)
ワクチンを打つことに対し、「どんな悩みや心配事を抱え、どのように決心してワクチン接種を受けたのか」については昨日ブログ記事で書いたが、今日はそれに続けてワクチン接種会場で問診を受けた際にお医者さんに言われた心筋梗塞・狭心症患者ならではの注意事項を残しておこうと思う。
そもそも心筋梗塞、狭心症患者は、真っ先にワクチン接種すべき!
ここからは、私とお医者さんの会話形式で書いていこうと思う。
なお、新型コロナウイルスもワクチンも色々と分かっていないことだらけであり、これから書くことは私が無理やり聞き出した情報でもあり、とあるお医者さんの個人的な見解を含む為、あくまでも参考として御覧ください。

私は、約2年前に心筋梗塞を発症して、カテーテル手術でステント治療をしています。その時、心臓の3割程度の領域で心筋(心臓の細胞)が壊死しています。つまり、手術したり服薬したりしていますが、この状態でもワクチン接種は問題ないですか?

貴方のような方こそ、早く新型コロナワクチンを接種すべきです。心臓の機能が低下している状態で、新型コロナウイルスに感染して重症化してしまうと、心臓が持たなくなり危険な状態になる可能性が高いのですから。基礎疾患を持っている人はもっと早く受けられたのに・・・。ま、今日受けに来てよかったと思いますよ。

それと、実は狭心症を発症していて、数週間後にカテーテル手術によるステント留置治療をまた行う予定です。そんな状態でもワクチンを接種して良いのでしょうか?本当は主治医に相談すべきなのでしょうが、相談のための予約が取れなかったんです。でも一日でも早くワクチン接種を受けた方が良いとも思い、先生にご相談です。

おっしゃるとおり、本当は主治医の判断を仰ぐべきですが、、、今、狭心症による症状が出ていないのであれば、問題ないと思います。ワクチン接種による副反応は1回目はあまり出ません。ただ、2回目のワクチン接種による副反応は人によってはかなり強く出るケースも有るため、カテーテル手術が問題なく上手く言ったことを確認して、2回目の接種を決めてください。2回目移かどうかは、主治医の判断を仰いでくださいね。
ということで、心筋梗塞の既往歴があっても、現在進行形で狭心症であっても、症状が落ち着いている状態であれば、ファイザー社製の新型コロナワクチンを接種することは問題が無いとのことでした。
なお、今回、私は大規模接種会場で接種したのですが、ここではファイザーワクチンが使われる為、モデルナとアストラゼネカワクチンについては触れられていません。あくまでもファイザー社製の新型コロナワクチンを接種する際の注意事項となります。
ただし、私の場合は、1回目と2回目の間に狭心症治療の為のカテーテル手術を行うため、2回目を受ける前に主治医に相談するように釘を刺されました。
心臓病自体よりも、血をサラサラにする薬を飲んでいることに対する注意事項が多かった
ということで、心筋梗塞・狭心症という心臓病(心疾患)においては、ワクチン接種ついて特段の注意事項は無し。カテーテル手術をしていようが、ステント治療をしていようが、バイパス手術をしていようが、現在の病状が落ち着いてさえいればOKとのこと。
で、注意すべきは「血をサラサラにする薬はどんな薬を飲んでいるのか?」ということでした。
抗凝固薬を飲んでいる人はワクチン接種後の出血に注意が必要
抗凝固薬とは、不整脈、血栓症、心臓の手術後に処方されるケースが多い薬。この薬を飲んでいる人は、筋肉注射後2分間以上、しっかりと抑える必要があるとのこと。
なお、抗凝固薬もいくつか種類がある。
■商品名 | ■一般名 |
ワーファリン | ワルファリンカリウム |
プラザキサ | ダビガトランエテキシラート |
イグザレルト | リバーロキサバン |
エリキュース | アピキサバン |
リクシアナ | エドキサバントシル酸塩水和物 |
抗血小板薬を飲んでいる人は通常通りワクチン接種を受けても問題なし!
抗血小板薬とは、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞後、下肢動脈閉塞症の人に処方されることが多い薬。
これも、一般的には「血液サラサラのお薬」と呼ばれるので、上記の抗凝固薬と混同されやすいが違う薬とのこと。
で、この抗血小板薬であれば、特にワクチン接種で注意すべきことはなく、これらの薬を服用している人は問題なくワクチンを打ってOKとのこと。
で、これもいくつか種類がある。
■商品名 | ■一般名 |
バイアスピリン | アスピリン |
パナルジン | チクロピジン塩酸塩 |
プラビックス | クロピドグレル硫酸塩 |
エフィエント | プラスグレル塩酸塩 |
プレタール | シロスタゾール |
バファリン | アスピリン・ダイアルミネート配合剤 |
ブリリンタ | チカグレロル |
コンプラビン配合錠 | アスピリン・クロピドグレル硫酸塩 |
タケルダ配合錠 | アスピリン・ランソプラゾール |
エパデール | イコサペント酸エチル(EPA) |
ドルナー、プロサイリン | ベラプロストナトリウム |
アンプラーグ | サルポグレラート塩酸塩 |
ちなみに、私は以前はバイアスピリンを飲んでいたが、薬アレルギーで薬疹が発生した為、服薬中止。
次に、エフィエントを飲んでいたがこれもアレルギーが出て、薬疹で体中痒くなったので中止。
ステント治療をしている私は、本当は、抗血小板薬を2錠飲み続ける「2錠治療」をしなければならないのだが、上記の通り薬アレルギー持ちなので、現在は「クロピドグレル硫酸塩(プラビックス)」だけを服用しており、ワクチン接種には特に影響がなかった。
ということで、心疾患を持っていても、血液をサラサラにする薬を飲んでいても、特に問題なくワクチン接種を受けることができました。
まだ1回目だからかもしれないが、特に大きな副作用が発生することもなく、現在は腕の痛みが多少残っている程度で、体調は特に悪くなりませんでした。
さ、3週間後の2回目接種を受けて、早く重症化しない免疫・体を手に入れたい!
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