今日は、こんなニュースを目にした。
「東京都内では、新型コロナウイルス感染者の急激な増加に伴い、自宅で療養する人は2万人を超え、かつてない規模となっている。また、8月16日時点では前日より900人あまり増えて2万2166人となり過去最多となりました。」
この人数は、1か月前の7月16日と比べると8.5倍。8月に入ってからだと半月で2倍になっている状況。とんでもない勢いで自宅療養中の感染者が増加の一途を辿っている。
しかも、自宅療養者とは別に、入院するのか、自宅や宿泊施設で療養するのかなどを調整中の人の数も公表しており、その数は8月16日時点でなんと1万1642人。
新型コロナウイルスに感染したのに入院できない人が、軽く3万人を超えている。しかも、この人数は東京都だけなので、実態としては全国で4万人超えしているってことなのかな・・・。
ワクチン接種も少しではあるが進んでいる。しかし、状況は悪化する一方。本当に恐ろしく、いよいよ他人事ではなくなってきた感じがする。
自宅療養中で死亡する人も急増中?
あと、こんなニュースも目につくようになってきた。
- 神奈川県川崎市では、新型コロナウイルスに感染し、市内の自宅で療養中だった40代の男性が死亡した。市によると、男性は今月11日に感染が確認され、軽症だったため自宅で療養していたが、13日の深夜に意識を失っているのを家族が発見。男性は病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。市では13日の午後3時すぎ、電話で健康観察を行いましたが、その時は息苦しさとのどの痛さを訴えていたということです。
- 新型コロナウイルスの感染急拡大で自宅療養者が増加するなか、東京都江戸川区の40代男性が自宅で療養中に容体が急変し、12日に死亡していたことが分かった。関係者によると、江戸川区の40代の男性は医療機関でPCR検査を受け、9日に陽性判定を受けていた。基礎疾患はなく、自宅で療養していたところ3日後の12日に容体が急変。救急搬送された病院で死亡が確認された。東京都では、自宅療養中に死亡した人は16日までに6人確認されているということです。
- 千葉県は13日、新型コロナに感染し自宅療養していた、80代の女性が死亡したと発表した。自宅療養中に死亡したのは、13日死亡発表された6人のうちの1人で、80代の女性。県によると、女性は7月31日に陽性が判明し、当初は症状がありませんでしたが、8月9日にパルスオキシメーターを配布したところ、翌日10日に、酸素濃度が低いことが確認。女性が息苦しさを訴えたため、すぐに保健所が管内で入院調整をしたものの入院先が見つからず、県も入院調整を始めましたが、まもなく自宅で死亡が確認されたということです。県の担当者は、入院調整に少し時間がかかったと説明していて、今後自宅療養者への体制強化に努めたいとしています。
- 新型コロナウイルスに感染した30代男性が、自宅療養中に容体が急変。死亡していたことがわかった。東京都の小池百合子知事は「30代の方がですね、ご自宅で亡くなるというケースが出ておりまして、その方もですね、健康観察は続けていたわけですが、体調が急変した」と発表。東京都によると、11日、感染者の中で死亡が確認された2人のうち、30代の男性は、自宅療養中だったという。この男性は1人暮らしで、微熱の症状があり、保健所が健康観察を続けていた。しかし、家族が男性と連絡が取れなくなったことを不審に思い、自宅を訪ねたところ、男性が死亡しているのを見つけたという。
自宅療養中に亡くなった方の年齢層は30代、40代、80代と幅広く、上記に記載していないようなケースを含めると、30代以上のあらゆる年代でこの悲しい出来事が起こっている。
これが医療崩壊というものなのでしょう。
現代の医学を持ってすれば、入院さえしていれば適切な治療を受けることができ、助かった命であったはず。
上記記載の通り、自宅療養中は医療機関や保健所が健康観察を行ってくれるが、新型コロナの症状は急激に悪化するため、現在の自宅療養の監視体制では不十分ということになる。
「助かるはずの命が助からなかった」
親しい人や家族・親戚の方からすれば、やり場のない怒りと悲しみに襲われていることでしょう。
やっぱり、新型コロナウイルスを甘く見てはいけませんね。
政府を批判するだけでなく、自分でできる感染防止対策等をやらないといけないと思った今日このごろです。
早く2回目のワクチンを打ちたい!
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