「新型コロナウイルスへの慣れや自粛疲れにより甘く見ることが無いようにしたい。また、逆に怖がり過ぎないようにしたい」
そう考え、日々、新型コロナウイルスに関する様々な情報を集めるようにしている。テレビだったりWebメディアだったり、SNSやブログ等の個人が発信している情報も見るようにしている。
新型コロナウイルスの情報を多角的に収集することで、正しく恐れ、自分が感染しない、または感染しても重症化せずに軽症で済むためにはどうすべきかのかを自分の頭で考えるためだ。
しかし、この数日、ニュースの内容が多岐に渡り、数も多過ぎて情報を収集しきれなくなってきた。
新型コロナの感染者も自宅療養者も重症者も死亡者も過去最高を記録し続け、東京都や首都圏だけでなく、全国の都道府県で様々な問題が発生し始めたからだ。
今週は先週と比較にならない。
緊急事態宣言拡大・延長発表後のこの数日間で、全国の自治体、医療機関、国民が一斉に悲鳴を上げ始めたように感じる。
緊急事態宣言後に全国で発生している課題・問題・悲鳴とは?
上述したように、全国で様々な問題が発生している。
- 埼玉県内で、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の2170人確認された。2千人を超えるのは初めて。これまでの最多は8月14日の1800人だった。県内では2日に緊急事態宣言が出された後も感染拡大が収まらず、3日から17日連続で感染者が1千人を超えている。
- 小池知事は、都と県をまたぐ修学旅行の中止や延期を求めた。「都立学校においても、都県境を越える修学旅行等については、中止または延期することとしているが、子どもたちの心身の健康のため、学校現場において工夫しながら学校を行事を行っていくことが必要」と発言。一方で、学校行事は必要との考えを示し、感染対策を徹底するよう求めている。
- 新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言の適用が延長されることになった大阪府の吉村知事は、10代以下の集団感染が増えていることに対応し、9月以後の府内学校で、修学旅行など府県間の移動は原則延期するなどの対策をとる方針を明らかにした。
- 第103回全国高校野球選手権大会で、選手が新型コロナウイルスに感染した宮崎商(宮崎)と東北学院(宮城)の出場辞退が論議を呼んでいる。大会本部や学校側の判断に疑問や課題を指摘する声もある。
- 全国の新規感染者数が2万5008人と発表され、過去最多を更新。都道府県別では、大阪府で2443人、埼玉県で2170人など、23の府と県で最多更新。
- 沖縄県では、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したうるま市の民間病院で、新たに入院患者5人が亡くなったと発表した。累計の死亡者数は69人となった。
- 自宅療養中に新型コロナの症状が悪化し、救急搬送を要請した東京都内の患者のうち、およそ6割が、受け入れ先の病院が見つからないなどの理由で搬送されていなかったことが判明。都内では新型コロナに感染しても「自宅療養」や「入院調整中」などとなっている人が3万人を超えている。肺炎が悪化するなどして本来であれば入院が必要な容体に陥った人でも受け入れ先が見つからない状況が深刻さを増している状況。こうした中、容体が悪化し救急搬送を要請したが、病院に搬送されなかったケースが今月2日から8日までの1週間だけで959件に上ったことが関係者への取材で分かった。救急車に乗ったものの受け入れ先の病院が長時間見つからないため、患者本人が断念するケースや、保健所の判断でやむなく、自宅待機を継続することになったケースが相次いでいる。
- 菅首相は、東京都千代田区の経済同友会で桜田謙悟代表幹事らと会談。出勤者の7割削減に向けテレワークを徹底するよう要請した。桜田氏は協力する姿勢を示した上で「営業などの現場で、顧客の要望を受けて出勤しているケースもある」として、対面にこだわらない取引が広がるよう、政府に環境整備を求めた。
- 全日空のお盆期間の国内線予約は前年比4割増となり、日本航空でも緊急事態宣言の延長が決まった7月30日から国内線の予約人数が約1万人増加した。コロナを気にしない若い世代だけでなく、50~60代の予約も増えており、ワクチン接種完了の影響がうかがえる。
- 厚生労働省は19日、新型コロナウイルスのワクチン接種後に急性アレルギー反応などの症状が出た20~60歳代の男女29人について、症状は接種が原因と認定し、医療費や手当を支給すると決めた。新型コロナワクチン接種後の健康被害で国が救済するのは初めて。
- 新型コロナウイルスに感染し自宅療養中の千葉県在住の妊婦が、出血があったため救急車を呼んだものの、入院先の病院が見つからないまま自宅で出産。その後、赤ちゃんが死亡していたことが判明した。かかりつけの産婦人科と相談し、入院できる病院を探したが見つからず、数時間後、女性は自宅で出産した。早産のため、赤ちゃんに緊急の処置が必要で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されたということです。
妊婦さんの新型コロナウイルス感染により赤ちゃんが犠牲に。日本でとんでもないことが起き始めている。
全国で感染者が急増。
それによって、医療機関が対応できずに入院の受け入れができない状態、つまり医療崩壊が起き始めている。
自宅療養者は3万人?に増加し、容体が急変して死亡してしまう人も増加中。
その為、緊急事態宣言が延長・拡大されたわけだが、それでも新型コロナウイルスに慣れてしまったためか、はたまた自粛疲れなのか、お盆の帰省や旅行を自粛せずに決行してしまう人も増加している。
この人流増加により、感染爆発が本格的に発生するのかどうかは、8月下旬当たりに明確になってくるだろう。
政府や自治体は、経済界に対しては在宅勤務・テレワーク等の活用により出勤者の7割削減を要請し、学校に対しては修学旅行の延期や中止を要請している。それ以外にも、緊急事態宣言発令にる飲食店への営業時間短縮や休業要請を行っているし、カラオケ等への休業、大規模イベントの中止要請、大型商業施設での入場制限等、多岐に渡る人流抑制を行おうとしている。
しかし、「事務仕事以外の我々は出勤が必須だ!」とか「中小企業でテレワーク環境を整備するのは無理がある」とか「修学旅行を中止なんて酷い。俺たちの学生生活返せ!オンライン修学旅行なんて勘弁してくれ」というように、国民からの批判の声も少なくはない。
でもね、とうとう赤ちゃんまでが新型コロナウイルスの犠牲になってしまったんですよ。
赤ちゃんが直接新型コロナウイルスに感染したわけじゃないけど、お母さんが新型コロナに感染。本当ならば、すぐに入院してしっかりした監視体制のもと治療を受けていれば、お母さんの容体が急変しなかったかもしれないし、仮に容体が急変しても適切な治療を受け、赤ちゃんは助かったはずなのです。
確かに、自分の人生も大切ですが、我々日本人は一致団結して医療崩壊を防ぎ、新型コロナと中長期的に付き合っていく必要があるのです。
そのように国民をリードできるリーダーが日本に現れてくれないかな。。。
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