妊婦さんが新型コロナウイルスに感染。自宅療養していたが、症状が急激に悪化。救急車を呼んだものの、受け入れ可能な病院が見つからず自宅で出産。
結果早産が理由となり生まれたばかりの赤ちゃんは命を落としてしまった。
とても悲しニュースである。
もちろん、赤ちゃんだろうがお年寄りだろうが、同じ大切な命であるが、赤ちゃんや子どもが犠牲になるというのは心が痛む。
で、今度は新型コロナウイルスが子どもに対して猛威を振るい始めた。
新型コロナウイルスのワクチンが接種できない子どもに対して感染が広がっている。一体、我々は子どもをどうやって守ればいいのだろうか?
新型コロナウイルスに感染する子どものが急増中
子どもの間で新型コロナウイルスの感染拡大が問題になっている。
今は家庭内感染が中心だが、部活動や学習塾など、これまでなかったところでのクラスターも目立ち、子ども同士の感染についても対策が急務だ。
特に12歳以下はワクチン接種の対象外であるため、感染防止対策を急いで考える必要がある。
子どもの新型コロナ感染状況は・・・
- 東京都では、19日に5534人の新型コロナウイルス感染が確認さた。深刻な感染拡大が続くいているわけだが、10代以下の子供の感染も急増しており大きな問題となっている。
- 東京都における10代以下の感染者数を週ごとに集計すると、先月22日までの1週間は1147人であったが、19日までの1週間は4846人に急増。たった1か月でおよそ4倍になった。感染力が強いデルタ株が年齢に関係なく猛威をふるっていることが原因だ。
子供たちはどこで感染しているのか?一斉休校はあるのか?
子供たちは、新型コロナウイルスにどこで感染しているのだろうか?
- 10日に感染が確認された856人のうち保育園・幼稚園で感染した子供が31人。
- 残りの多くは、家庭内での感染が多いと考えられる。
- 一方、厚労省の専門家会議では、子供同士の感染も注意が必要であり「10代以下の感染対策は今後非常に大事になってくる」「特に12歳未満はワクチンを打てないので十分対策する必要がある」と議論されている。
現状は、家庭内感染がほとんどであるものの、感染しても比較的無償症や軽症が多い子どもの場合、保育園・幼稚園・小学校・塾等で感染を広げてしまうリスクが高い。
すでに、子どもから子どもへ感染する新しいケースも見られている為、細心の注意が必要となってくる。
では、一斉休校等が必要なのか?そのような感染防止対策は行われるのだろうか?
現在のところ、文科省の萩生田文科相は「緊急事態宣言が出ている地域、まん延防止が出ている地域、出てない地域がある為、学校も同じように地域の事情に合わせて判断を変えていくということで、国としての一斉休校は行わない」と述べていることから、それぞれの自治体の判断に委ねられることになる。
すでに休校を指示した自治体もあるらしいが、子どもの学びを考えると、簡単に休校を決断できないというジレンマもあるだろう。
子どもの重症化リスクは高い?感染防止対策はどうしたら良いのか?
子どもの感染は重症化のリスクがあるのか?
厚労省によると、各年代の重症化率は、30代と比較した場合・・・
- 10代未満が0・5倍
- 10代が0・2倍
- 60代が25倍
- 70代が47倍
- 80代が71倍
他の年代と比較するとかなり低い値となっているが、重症化につながるケースは少ないだけで、0ではない。つまり、大人と同じように症状が悪化し苦しむ子どもも存在するわけだから、感染予防対策は大人と同様に必要となる。
しかし、感染対策といっても「マスク、手洗い、うがい」を徹底する等の、ありきたりなものしか無いのが現状。
あと、発熱していなくても体調が悪いようであれば、医療機関でしっかりと見てもらうことくらいだろう。
子どもでも接種可能なワクチンや薬が開発されるまで、小さな子どもを持つ親も気が気じゃないだろうな・・・。
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