今日も新型コロナウイルスの感染者数、重症者数は過去最高を記録している。
しかし、曜日によって違いはあるが、日本全国では2万5千人前後、東京都では5千人台が続いていて、3万人、6千人を超える気配が無い。
感染爆発と言われているのに、なぜ一気に感染者数・重症者数が増えないのだろうか?
ネットでその理由を調べてみると・・・
- ピークアウトが近いのではないか?
- ワクチン接種が進んで感染者がこれ以上は増えないんじゃないの?
- 医療体制が整っていないから、隠れ感染者がいっぱいいるんだろう?
- etc・・・
様々な憶測が飛び交っているが、実際のところはどうなんだろう?
新型コロナ感染者が高止まりして増加数が鈍化している理由は?
7月中旬から新型コロナウイルスの感染者は急激に増加し、あっという間に日本全国で2万5千人前後、東京都では5千人台になった。
しかし、8月中旬辺りからこの伸びは鈍化し、緩やかな増加もしくは横ばいになっている。
まぁ〜、感染者が増えないのはいいことなのだが、それをこのまま信じて良いのだろうか?本当にピークアウトの兆候とみなして良いのだろうか?
答えは普通に考えてNo!だよね。
どう考えたって、ピークアウトしていくとは思えない。新型コロナウイルスに感染しても入院できずに、自宅療養している人が全国で10万人発生し、自宅療養中に症状が悪化して救急車を呼んでも結局入院できずに自宅に帰されてしまうような状態なんだから。
また、SNS等の個人が発信している情報を見ると、
- 家族がPCR検査を受けて陽性になったのに、濃厚接触者であるはずの家族はPCR検査を受けさせてもらえなかった。
というビックリするような投稿があった。
これって、保健所が機能不全を起こしているってことなんでしょうか?実際、保健所も医療機関もパンク状態なので、新型コロナの5類への引き下げ議論とか出てますからね。
一方、以下のような分析結果もある。
- 東京都における無症状の感染者の割合の推移を見ると、第5波で感染者が増えるに従って、無症状の新規感染者の割合が低下している。多い時では無症状の感染者割合が20%以上だったが、現在は12%程度まで低下している。この無症状の新規感染者の割合の低下は「診断されていない無症状の感染者が増えている」ということを意味する。
- 新型コロナに感染した人のうち、3〜4割は無症候性感染者。この割合は年齢によって異なっており、0〜18歳では約50%、19〜59歳では32%、60歳以上では20%が感染しても無症状と言われている。つまり、現在のように、若い世代の方が感染者の中心になっている現状においては、おそらく3〜4割以上の無症状の感染者がいると考えられる。しかし、東京都で診断されている新型コロナ患者の中に占める無症状の感染者は12%となっているため、大雑把に考えて無症状の感染者の3人に1人程度しか診断されていない可能性がある。
上記の分析結果を見る限り、新型コロナ感染者が増えすぎたため、保健所による濃厚接触者特定調査が縮小。それによって、無症状の感染者がもしくは感染しているけどまだ発症していないという人が増えているのかもしれませんね。
ってことは、元気に街を歩いている人、満員電車で隣に立っている人、会社の同僚の中に、無症状の感染者がいるってことなのかな・・・
あまり気にし過ぎるのも良くないと思うけど、ちょっと心配だな。。。
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