マニュアルモードによるドライブは楽しい!燃費もそんなに悪くならない!

今まで6台の車を乗り継いできたが、1台目から4台目まではマニュアル車だった。しかし、東京に住むようになってから、都会の渋滞にクラッチを踏む左足が耐えられなくなり、俺は不本意ながらも5台目からオートマチック車にした。

ぶっちゃけ、オートマ車の運転は楽しさに欠ける。ドライブの楽しみの一つである「車を操る」という醍醐味が無くなってしまう。

繊細なアクセルペダル&クラッチペダルコントロールによるスムーズな加速、ヒールアンドトゥによるスムーズなコーナーの立ち上がり、エンジンブレーキを使って減速する時のシフトダウンによる心地よいエンジン音、etc・・・。加速する時も、カーブを曲がる時も、減速する時も、マニュアル車は「車を操る」という楽しみを与えてくれる。しかし、オートマ車にはそれがない。車が全部自動でやってくれるから・・・。

その代わり、オートマ車は渋滞した道路で「楽なドライブ」を提供してくれる。左足がプルプルする苦痛を感じることはなくなるのだ。では、渋滞時にはオートマの特性を活かし楽なドライブをし、それ以外の時にはマニュアルのように車を操る楽しみを得ることは出来ないのだろうか?

スポンサーリンク

マニュアルモードはすぐ飽きる?

「マニュアルでは車を操作する楽しみを味わえないのか?」

恐らく、その答えがオートマチック車に付いている「マニュアルモード(Mモード)」だと思う。結論から言うと、このMモードを活用すれば、オートマ車でも「車を操作する楽しさ」を得ることが出来る。実際、俺はMモードを活用して愛車のアウディTTでドライブし、TTを操る楽しさを感じている。

しかし、「Mモードは楽しいか?」という観点でググってみると、「Mモードなんてすぐに飽きる」「Mモードは山道でエンジンブレーキを使うためのものだ」「所詮、クラッチのない2ペダルだから操る楽しさはない」などの否定的な回答ばかりである。

これはこれで正しい。車を操作する楽しみを、「両手両足をフル活用し、アクセルペダル、クラッチペダル、シフト、ハンドルを同時に操作することにある」と定義してしまえは、クラッチペダルのないAT車ではMモードを使っても絶対に車を操作する楽しみは得られないからだ。

つまり、「車を操作する」ということをどのように定義するかが重要なのだ。車を操作する楽しみにおいて、「クラッチペダルの操作が絶対に外せない」と考えれば、Mモードもパドルシフトも「無用の長物」となってしまう。Mモードを使って運転しても、パドルシフトを使って運転しても、車を操る楽しさを感じる事ができずにすぐに飽きてしまうだろう。

車を操る楽しさって何よ?

車とはかなり高価なものである。その高価な車を単なる移動の手段としてしまうのは大変もったいない。もちろん、オートマ車でも風を切って走ることに楽しみを見い出したり、ドライブしながら大好きな音楽を聞くことを楽しんだりして十分に活用することは出来る。でも、マニュアル車のように「車を操作する楽しみ」も諦めたくはない。

よって、「車を操る楽しさ」をクラッチペダル抜きで再定義することで、自分なりの「車を操る楽しさ」を見い出せばよいのである。

では、クラッチ操作無しでどのような操作を楽しむことが出来るのだろうか?

  • 自分でシフトを操作する楽しさ
    加速する度に、自分でギアを1速→2速→3速・・・とシフトアップしていく単純な楽しさである。逆に減速する度に、シフトダウンする楽しみもある。

  • 適正なエンジン回転数・速度でギアを操作する楽しさ
    スピードが上がるに連れてシフトアップしたり、スピードが落ちるのに合わせてシフトダウンするためには、適正なエンジン回転数・速度を体で感じ取らねばならない。これが意外と難しい。初めは、シフトアップが早すぎたり遅すぎたりして車がガクガクする。また、不適切なタイミングでシフト操作をしようとしても、車が拒絶しシフトアップ・ダウンが思うようにいかない。しかし、「車が今何キロの速度で走っているのか?」「今のエンジン回転数は?」「今、シフトは何速に入っているのか?」を体で感じ取ることが出来るようになると、メーターを見なくてもシフト操作のタイミングがわかってくるのだ。これは、頭で考えることではなく、体で感じて体で覚え、体で判断する領域だ。

  • 好きな回転数・シフトで車を走らせる
    ドライブモード(Dモード)とは、その車・エンジンの持つ最大のパフォーマンスを発揮するような運転はできないようになっている。つまり、Dモードは車の持つポテンシャルを最大限に引き出しスポーティーな走りをするよりも、燃費の良い走りを再優先にしているからだ。よって、エンジン回転数を2,000回転以下に抑えて走ろうとする。そのため、加速・減速共にスムーズで車の乗り心地もマイルドだ。それに対して、スポーツモード(Sモード)は、燃費の良い走りよりもエンジンの持つ馬力・トルクを最大限に活用したアグレッシブな走りを優先する。3,000〜4,000回転をメインに使って走行するのだ。しかし、これだと燃費は悪い。さらに、アクセルを少し踏むとGを感じる程の加速をするし、アクセルを緩めるとエンジンブレーキで減速によるGを感じてしまうので、運転手はいいにしても、助手席・同乗者は乗り心地の悪さを感じてしまう。

    そこで、Mモードやパドルシフトの活用である。ドライブをしている最中、常にアグレッシブにスポーティーに走りたいわけではない。乗り心地を優先したい時もあれば、加速Gを体で感じて心地良い走りをしたい時もある。Mモードで運転していれば、その両立が可能なのだ。両立させれば、燃費もそんなに悪くならないしね。

このように、Mモードを活用することで、十分ドライブを今以上に楽しむことが出来る。車を運転する楽しみ、車を操作する醍醐味はマニュアル車だけに与えられたものではなく、アートマ車にも与えられているのだ。これからも、Mモードを活用して運転自体を楽しもうと思う。