Uターン転職をする人が増えているらしいが後悔しないのかな?

Uターン転職をする人が増えているらしい。

その理由は様々。「定年を迎え、第2の人生を生まれ育った地域で過ごしたいと思った」「年老いた両親の介護が必要になった」という昔からよくある理由もあれば、「子供を田舎で育てたい」「地元に貢献したい(地元愛)」「家族や昔からの友達とのコミュニケーションを大切にした」「田舎でのんびり暮らしたい」「通勤ラッシュや渋滞が我慢できない」など最近増えてきた理由もあるらしい。

実際、俺も地元へのUターン転職を考えたことがある。幼少の頃から付き合いのある友達と疎遠になっていくことに孤独を感じたことが切っ掛けだった。(詳細記事→地元を離れて就職した俺の人生。これで良かったのか?と少し後悔が・・・

しかし、俺を含め地方から都会へ出て来た人間は、都会へ何かを求めて出て来たのではないだろうか?また、地方の生活に不満があったからこそ都会で働き始めたのではないだろうか?にも関わらず、なぜUターン転職をしてまで生まれ育った地域に戻ろうとするのだろうか?そんなことを考えてみたいと思う。

スポンサーリンク

Uターン転職をして地方へ戻る理由

その答えは簡単。考えが変わったからである。

自分が求めるもの、人生で重要視するものが変わったのだ。だから、Uターン転職をしてまで今欲するものを手に入れようとしているわけなのだ。「生まれ育った地域では成し得ない何かを求めて都会へ出て来た。しかし、実際に都会で暮らしてみると思ったように欲しいものが手に入らないばかりでなく、都会での生活には意外と不満に思うことが多い。

で、生まれ育った地方と憧れていた都会での暮らしを比較してみると、Uターンで戻った方が幸せに暮らせるかな・・・」と感じる人が多くなっているというわけである。

他に考えられる理由。それは「逃げ」である。現在の都会での暮らしに不満を持っていたり問題を抱えていて、それから逃げ出したいために全てを投げ出して地方へ戻るのである。これは、前述した理由の様に前向きな理由ではなく、後ろ向きな理由であり、昔と比べて増えている理由だと思う。

後ろ向きな理由による安易なUターン転職はあまり良いと思わない。しかし、人生が辛くなるような問題を抱えているのであれば、それはそれで有りだろうし、辛い人生をリセットする良い手段なのかもしれないと思う。人生をやり直す手段としてUターン転職を利用するのも選択肢の1つだ。

しかし、ここで考えておくべきことがある。それは、十年後、二十年後にどう思うか?である。

将来後悔しないか?よく考えよう。

例えば、「子供をのびのび育てるために、田舎で生活したい」と考えてUターン転職したとする。

この場合、現在人生でもっとも重要視しているのが「子育て」であり、その子育てのためには田舎暮らしが最適だと判断したわけである。非常に前向きな理由であり、その時その時の自分と家族の状況を考慮した上での柔軟性のある判断だ。しかし、二十年後、子供が独立し子育てを終えた場合はどうだろうか?

田舎で暮らしている理由、意味は無くなっている。

また、子供の立場で考えたらどうだろう?昔の自分みたいに田舎での生活に不満を感じ、都会での生活に憧れを抱くのではないだろうか?そして、子供も自分と同じように都会へ出ていく。結果、家族は離れ離れになり寂しい老後を送ることになる・・・。

そう考えると、今決断するUターン転職は長い人生において正しい選択といえるのか疑問が残る。

前述したネガティブな理由による転職も同じである。「生まれ育った地方での生活に戻りたい」という思いではなく、「今の生活から逃げ出したい」という思いでUターン転職してしまえば、数年後に後悔する可能性は高い。「あの時に抱えた問題に立ち向かい、解決できていれば今頃都会で暮らしていたはずなのに・・・」と後悔するのではなないだろうか?

Uターン転職をする人間は、生まれ育った地域・田舎での生活に一度は大きな不満を抱いた過去がある。状況が変わり、考えが変わったからといって、そんな俺たちが心の底から地方の暮らしに満足出来るのだろうか?

人口減少社会となった日本において、今後地方での暮らしがますます不便になっていくことは確実である。その不便な暮らしに嫌気が差した時、Uターン転職で地方へ戻ってきたことに対して俺たちはどのような感情を抱くだろうか?もしくは、不便な暮らしでも満足しながら生活していけるのだろうか?

働き盛りの時期に転職することは難しくはない(年収は凄く下がるかもしれないけど・・・)。しかし、働き盛りのピークを過ぎてしまうと転職は難しくなる。つまり、Uターン転職で地方に戻った人間が、再度都会へ出てくのは難しのである。Uターン転職は地方暮らしへの片道切符と考えた方が良い。

Uターン転職が増え、その選択が正しいと考える人が多くなっているが、だからと言って簡単にその考えに流されてはいけない。自分の選択が「片道切符」であることの重要性をしっかりと認識し、安易に考えずしっかりと時間をかけて考えるべき問題である。一度きりの人生、後悔したくないからね。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする