40代男性が考えるミニマリストという人生。昔は「所有=幸せ」だったのに、なぜ「非所有=幸せ」に変わった?

人生・ライフスタイル

私は40代男性。

バブルは知らないけれども、モノを所有することで人生が豊かになると思っていた世代。もしかするとこういった価値観・人生観を持った最後の世代なのかもしれない。

子どもの頃から色んなモノを欲しがっていたし、大学生になって自分でアルバイトをし、自由にお金を手にするようになると、次から次に欲しい物を手に入れるようになっていた。

もちろん、私だけではない。同級生たちは多かれ少なかれ、同じような行動を取っていた。大学の授業はそっちのけ?で必死にバイトをしてお金を貯め、自分の愛車を手に入れている人が多かった。

今の学生たちから見ればアホみたいに思えるかもしれないが、必死で働いて大金を手に入れ、それで燃費の悪いスポーツカーを買い、ガソリンにどんどんお金を費やしていた。また、ドレスアップする為、更にお金を費やしていた。

当時は、車を所有していることがステータスだったし、車に乗って仲間とドライブするのがとても楽しかった。

社会人になったらなったで、よりグレードの高い車を手に入れ、高級腕時計を買い、最新の携帯電話やパソコンを購入することで所有欲を満たしていた。

「モノを所有すること=幸せ」そんな価値観・人生観で生きていた。

それが、いつからなのだろうか?

「モノを持たない生き方=幸せ=カッコいい」という価値観が生まれ始めた。

ということで、人生折り返しとなる40代だからこそ、「ミニマリスト的人生=モノを持たない生活・幸せ」について考えてみたいと思う。

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ミニマリストとは心の豊かさを追求する生き方・暮らし方・人生観

ミニマリストとは・・・

  • モノを限りなく減らして生活する生き方。
  • シンプルな生き方を選んだ人。
  • 必要なものだけに囲まれた暮らし。
  • 自分に必要な最小限のものだけで生きていく人。
  • 本当に必要なものや大切なものだけを厳選するのが暮らし方。
  • 物が少なくとも豊かな暮らしを実現する生き方。

色んな表現で説明されているが、

  • 持ち物を厳選し、最小限の自分が好きなものだけを所有することで、豊かな人生を送る考え方
  • 物質的な豊かさではなく、心の豊かさを追求する生き方

と言えそうです。

なんだか「哲学」みたいですね。

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昔の価値観は所有することが「幸せ・幸福感」だったけど今は・・

モノを所有する事による幸せは一時的なものと言われています。

手に入れたその時は幸福を感じますが、その幸福は時間が経てば消えていく。よって、再度幸福を味わいたければ、別のモノを手に入れなければならない。

物質的な豊かさを求めていた時代は、こうやってモノが溢れ、モノに囲まれた生活となっていた。

そして、次から次にモノを買うために必死に働いてお金を稼ぎ、仕事というストレスに晒されていたとも言える。

また、その仕事で抱えたストレスを発散するためにモノを買うという悪循環・・・

しかし、今はもうこの価値観は崩壊している。

なぜなら、「所有=幸せ・幸福感」というのは、身の回りにものが溢れていなかった時代のこと。欲しい物があってもなかなか手に入らない。だから、頑張ってお金を貯めてやっと手に入れた時の幸福感は凄いものがあり、心が満たされていた。

でも、今の時代は何でも手に入る時代。

デフレになったからモノの値段が下がり、手に入りやすくなたという理由もあるし、少子化で子どもの頃から何でも買い与えられ、「欲しい物が手に入らない」という経験をしなくなったという理由もある。

また、高度経済成長時代は、収入は増える一方だったから、何も心配することなく何も迷うことなく今持っているお金を使ってモノを買うことができた。

しかし、今の時代は、将来収入が増えるどころか収入は減るとしか思えない。

また、老後に年金がもらえるかどうかもわからない。

こうなると、今持っているお金は「使わず貯金すべき」と考える人が増えている。だから、モノを買う事は将来へのリスクにつながってしまう。

一つはこういった、日本における経済状況の変化が原因んだろうな・・・。

でも、ミニマリストとはもともとアメリカ発祥の」考え方。

  • ミニマリズムとは
    アメリカ合衆国では1960年代に登場し、主流を占めた傾向、またその創作理論。「minimal(最小限) + ism(主義)」という組み合わせの造語。要素を最小限度まで切り詰めようとした一連の態度から生まれた、必要最小限を目指す一連の手法や、その結果生まれた様式。装飾的な要素は最小限に切り詰め、シンプルなフォルムを特徴としている。芸術の諸分野(美術・建築・音楽・哲学・生活様式 等々)で導入、展開された。その結果、ミニマリズム文学、ミニマリズム建築なども生まれた。

結構昔からある考え方なんだね。

となると、モノが溢れ簡単に手に入る時代になったから生まれた発想ってわけではないのか。

では、なぜ私は40代になった今、ミニマリストを目指したいと考えているのか?

正直いうと、物欲はあるんだよね。

有り余るお金を持っていれば、大きな家に住んで、たくさんの最新家電に囲まれ、高級車を乗り回す生活をしたい。

だけど、経済が低迷している日本において、そんな生活は不可能。(私は平凡な一般市民であって、お金持ち、大富豪になれるような才能も行動力も持ち合わせていないから・・・)

となると、「所有=幸せ」という価値観から、「非所有=幸せ」という価値観に変えたほうが、幸せに生きていける気がしたんだよな。

そして、世の中にはすでに「モノを持たない生き方」を確立し、幸せに生きている人達がいる。それを知ったからこそ、「私もミニマリストになりたい」と思ったんだよね。

もう一度、今後の生き方をちゃんと考えてみようかな。

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