ミニマリストのお金の使い方は3通り?「働かなくなる人」「投資してFIREを目指す人」「コト消費に使う人」

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40代男性の私が憧れるミニマリストという生き方。

「この考え方、生き方にもっと早く出会っていたら、私ももう少し違った人生を歩んでいた事になったんだろうな」と思うことがある。

それくらい、人生の価値観を変える大きな考え方だ。

もちろん、ミニマリストという生き方が絶対的に良いと思っているわけではない。もし、世界中の人がミニマリスト的生き方をしてしまうと、経済はここまで発展していなかったのでは?と感じるところもあるからだ。

経済だけではない、科学、テクノロジー、医療、食品、etc・・・。ありとあらゆるものが物欲や所有欲を満たすために発展してきたと言っても過言ではいと言える。

こう考えた時、ミニマリストという生き方をしている人はどんなお金の使い方をしているのだろう?と疑問に感じたので、ちょっと調べてみた。

結論としては、ミニマリストの人たちの中にも、お金を使うことで人生を楽しんでいる人がいるってことがよく分かった。

やっぱり、ミニマリストって生き方は偉大だなぁ〜。

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まずは、そもそもお金を使わない生活を送るミニマリスト

ミニマリストとは、「モノを買わない、モノを所有しない」という所有するモノに対することだけではない。

住まいや人間関係さえもミニマムにする人がいる。

そして、生きていくためにかかるお金、生活費を極限にまで下げ、仕事する時間さえもミニマム化している。

そういった考え方をしているミニマリストたちは、以下のような感じで仕事に時間を費やすのではなく自分好きなことに時間を費やし、仕事でストレスを抱えないような楽しい生き方を目指している。

  • モノを買わない、所有しない生活を送る。
  • モノがないので、住まいは狭くても問題なく、その分家賃も減らせる。
  • また、人間関係もミニマム化してしまい交際費までも抑える。
  • 結果、1ヶ月の生活費を5万円〜8万円。つまり、年間60万円〜100万円程度で生活する。

一般的な一人暮らしの生活費の平均は約17万円。よって、人は平均的な生活をするために204万円程度の手取りを稼がなければならない。

しかし、ミニマリストとしての生活を極めると、その半分以下で生活することが可能となる。

月の生活費5万円という極端な例は置いといて、月10万円で生活できるとするならば、朝早くから満員電車に乗り、サービス残業で毎日遅くまで働き、肉体も精神も寿命もすり減らす生活なんてする必要ないもんね。

時給1,000円のアルバイトを1日8時間すれば、月に13日程度働くだけでOK。残りの17日間は遊んで暮らせる。

なかには、アルバイトのように雇われて仕事をするのではなく、パソコン一つ、インターネットを使って自分一人の力で収入を得るいわゆるフリーランス的な働き方で生計を立てている人もいる。

ま、アルバイトにしてもフリーランスにしても10万円だけ稼ぐ働き方では、老後の資金は貯金できないから、今は自由でストレスのない生活ができているかもしれないけど、後々苦しむことになり、多くの人にとっては現実的じゃないかもしれないけどね。

このような生き方をする人もミニマリストだけど、私には真似できない生き方かな。

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貯金を増やし投資に回してFIREを目指すミニマリスト

FIREとは「Financial Independence Retire Early」を略した言葉。

日本語にすると、経済的自立と早期リタイアという意味。欧米を中心に世界的に流行っている新しい生き方・生活スタイルです。

でも、普通の早期リタイヤ・早期退職と何が違うのでしょう?

  • 早期リタイヤは、リタイヤ後に必要なお金を貯金し、その貯金を取り崩しながら生活するスタイル。
  • 一方、FIREは投資などによる不労所得で暮らしていく生活スタイル。

つまり、早期リタイヤはかなり高額の貯蓄ができてから実行するが、FIREは生活に必要な金額を投資による収入で賄えれば良いので、前者よりも資金が少なくても済むという考え方のようです。

そして、このFIREという新しい生活スタイルは、ミニマリストの生活スタイルととても相性がいい

なぜなら、ミニマリストとしての生活を極めれば、生活に必要なお金は少なくて済むわけで、つまり、投資から生まれる収入額・利益額も少なくて済むわけであり、必要な資金も少なくて済む。

・・・

何言っているか良くわからないですね。。。

ということで、貯金を切り崩して生活する早期リタイヤと、投資の利益で生活するFIREを比較してみましょう。

前提として、「前述した一人暮らしの平均的な1ヶ月の生活費17万円」「45歳で早期リタイヤ・FIREし、85歳まで生きる」と仮定して計算してみます。年金は無視します。

  • 早期リタイヤで必要な貯金・資金
    • 45歳から85歳までの40年×17万円×12ヶ月=8160万円
  • FIREで必要な資金
    • 投資利回り年利2%の場合:1億200万円
    • 投資利回り年利3%の場合:6800万円
    • 投資利回り年利4%の場合:5100万円

お分かりいただけるでしょうか?

FIREの場合、投資利回りで3パターン計算しましたが、想定利回りによって必要な資金が変わってくるわけです。

で、運用がうまくいっている投資信託を見ると、だいたい平均的な利回りは3〜4%(投資信託の各種手数料を差し引くともう少し下がるけど・・・)。よって、早期リタイヤよりもFIREの考え方、生活スタイルの方が、より少ない資金で仕事を辞めることができることになります。

なお、ミニマリストを極め、1ヶ月10万円で生活すると考えるとどうなるでしょう?

10万円×12日ヶ月÷利回り3%=4000万円

となり、上記の6800万円から、さらに2800万円も少なくて済むことになります。

また、利回りで生活するという考え方だと、45歳でリタイヤしようが40歳、38歳、35歳でリタイヤしようが、必要な資金は変わりません。

すばらいい考え方ですね。

でも、投資に頼るってところが怖い。

未来永劫、3%の利益を上げ続けるって可能なのかそこが疑問。

ドルコスト平均法を使って様々な投資対象に分散投資すれば安定的な利回りを得る資産を構築できるのかもしれませんが、それには長期投資で資産を構築する必要があるわけで、40代の私にはすでに無理なのかもしれません。

若いうちに「ミニマリスト&FIRE」の考え方、価値観を知りたかった。。。

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お金をコト消費に使い、人生を豊かに過ごすミニマリスト

ミニマリストになって、モノを買わなくなった。

そして、住まいも極小化して家賃・居住費を安くしたことで、普段の生活費を極端に抑える。

そうして生まれたお金を、コト消費に使うことで人生をより豊かにするミニマリストたちもいる

モノ消費からコト消費へのシフトです。

  • モノ消費とは、お金を使う際に、商品の所有に価値を見出す消費傾向のこと。
  • コト消費とは、商品等のモノの所有では得られない体験や経験に価値を見出す消費傾向のこと。旅行、イベントへの参加、映画等の鑑賞、習い事、etc・・・。

さらに、コト消費を一人でやるだけではなく、家族や友達等と一緒に体験・経験・分かち合うことで、さらに人生を豊かなものにするという考え方です。

体験や経験と言っても、お散歩のようなお金がかからないものから、海外旅行といったそれなりにお金がかかるものまで様々。

よって、

  • 仕事はそこそこやりながら、ミニマリスト生活で節約したお金の範囲内でコト消費を楽しむ人。
  • 仕事をガッツリやって、しっかりお金を稼ぎながらも、ミニマリスト生活で浮いたお金も使い、豪華な体験をする人。

というように、同じコト消費により豊かな人生を楽しむミニマリストのなかでも大きく2種類に分かれるみたいですね。

私は、ワーカホリックなので、どちらかというと後者のような生き方が理想かな。

ミニマリストと言っても本当に奥が深いですね。

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