配当金のない投資信託に複利効果は本当にあるのか?どんな仕組みだっけ?

「投資は複利効果で大きく増やせる!」というが本当か?

かれこれ10年以上投資信託をやってるのだが、配当金のない投資信託に複利効果は本当にあるのだろうか?と疑問を感じてしまった。

かなり昔にこういうことも独学で勉強した気がするが覚えていない。インデックスファンドだろうがアクティブファンドだろうが、複利の効果はある認識なのだが、どうしてもその仕組、理論が思い出せない・・・

ってことで、投資歴10年以上で今更なのだが、もう一度勉強し直してみる。

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複利と単利って何が違う?

そもそも、複利効果とは何なんなのか?

例えば、10,000円を投資するとしよう。年利10%であれば、投資した10,000円は1年後に11,000円となり1,000円儲かる。そして、この1,000円を配当金として現金で受け取らず、再投資したとしよう。

2年目も10%の利益が付くと仮定すると、最初に投資した10,000円は、2年目で12,100円となり、2年間の利益は2,100円となる。つまり、1年目で得た利益1,000円にも10%の利益が付くわけだ。

一方、1年目で得た利益1,000円を配当金として現金で受け取った場合はどうなるだろう。投資元本は10,000円なので、1年目も2年目も利益は各1,000円となり、2年間の合計利益は2,000円になる。先程の計算と比較すると100円の差が生まれた。

前者が複利で後者が単利と呼ばれる。言葉で表すならば「複利効果とは利益が利益を生む」と説明できる。

今回のシミュレーションではたったの100年違いだったが、投資金額が大きくなったり、長期間運用しているとその差はどんどん広がっていく。

配当金のない投資信託に複利効果はあるのか?

さて、複利と単利という投資家にとって初歩の初歩をおさらいしたところで、疑問が生まれる。

「配当金のない投資信託に複利効果はあるのか?」ということだ。

俺は、インデックスファンドもアクティブファンドも保有している。しかし、全ての投資信託において配当金はゼロだ。となると、俺はリスクを犯して投資をしているにも関わらず、複利効果の恩恵を受けていないのだろうか?

答えから言えば、複利効果はちゃんと得ている。しかし、その仕組が理解できないというか、昔勉強したはずだが思い出せない。ってことで、勉強し直した結果、その仕組は以下の通り。

  • 保有している投資信託で分配金が無かったとしても、投資信託に組み込まれている株や債権の配当金や利益は利確されずにそのまま運用される。そして、保有してる投資信託の基準価格に反映される。
  • つまり、分配型投資信託で分配金を受け取らない限り、通常の投資信託は複利効果を活用しており、それは基準価格の変動に組み込まれている。

「配当金がない投資信託に複利効果は本当にあるのか?」という疑問に対しする答えは、「複利効果はある!」がとなる。

しかし、その複利効果による利益は基準価格に含まれてしまっているので、基準価格の変動以上に利益が生まれるかというと生まれない。

よって、基準価格の変動以上に変な期待をするのは無意味ということになる。

あぁ〜、スッキリした。