「無駄遣い」と「衝動買い」をしない方法。消費金額を労働時間に換算する!

お金・投資・副業

私は、大学生になってすぐにアルバイトを始めた。

このアルバイト経験が私の金銭感覚を決定付け、「無駄遣い」や「衝動買い」をしない習慣を構築した。「しない」って言うよりも、「出来ない」という表現の方が正しいかもしれないけど・・・

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アルバイトをするのは小学生時代からの念願だった。

小学生時代から独立心が強く、親にお小遣いをもらうのがすごく嫌だった。

自分で使う金は自分で稼ぎたいと常に思っていた。

それで、小学二年生の時に新聞配達をしたいと親に頼み込んだが、「子供は勉強と遊びが仕事だから駄目だ」と反対され、以降大学生になるまでアルバイトができなかったのだ。

だから、「働いて自分で金を稼ぐ」ということは、私にとってとても特別なことだった。

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金銭価値を労働時間に換算する習慣がついた

私にとってお金を稼ぐ(=働く)ことは特別であったため、お金を稼ぐという行動について普通の人よりも深く考えていたように思う。

アルバイトとはいえ、実際に仕事をするようになり、お金を稼ぐという事は大変であることを身を持って実感した。さらに、漠然と大変という認識ではなく、お金の価値を労働時間に換算するようになっていた。

アルバイトの当時の時給は600円であった。

つまり、1分働けば10円を稼ぐことができ、10分働けは100円となる。

この計算のし易さが良かったのだろう。私にとって「10円=1分の労働」という方式が成り立ち、全ての金銭価値を労働時間で考えるようになった。

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100円のジュースは10分の労働で手に入れられる。

金銭価値・消費金額を労働時間に換算するとは、具体的に言うと以下の様なことである。

  • 100円のジュースは10分の労働に値する。つまり、喉の渇きを癒すために10分労働することが、それは今の自分にとって必要なことなのか?
  • 10,000円の洋服は、約17時間の労働と同様の価値がある。
    この10,000円の洋服を手に入れることで得られる喜び、満足感と17時間の労働という苦痛はイコールとなるのか?
    また、ちょっとランクを落として8,000円の洋服を選択すれば17時間ではなく13時間だけ働けば良くなる。4時間多くの労働をしてでも僕は10,000円の洋服を選択したいのか?

私は、消費行動を行う際に全てこのように考えるようになった。

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無駄遣いと衝動買いをしない方法は、消費金額を労働時間に換算すし、物の価値をしっかり認識すること

「無駄遣い」や「衝動買い」というのは、心理的い言えば買い物をしているその時の気持ちの高まりで起こる。つまり、冷静な判断能力を失った状態で買い物をするために起こるのだ。(と個人的には考える)

心理的に買い物というのは快感なのだ。

欲しい物を手に入れることは誰にとっても快感。つまり、この「快感を得たい」という強い衝動が起こるため人は無駄遣いや衝動買いをするのだと思う。

しかし、今から使おうとしている金額を労働時間に換算し、更には「労働(=苦痛)という代償を支払ってまでそれを手に入れたいか?」という一連の思考を行うことで、冷静になることができるのだ。

これには、2つの意味がある。

  • 1つ目は「考える時間を持つこと=冷静になる時間を確保する」ということ。
  • 2つ目は「欲しい物を手に入れる快感を得ることは、労働という苦痛を代償に払うことを改めて認識すること」である。

私は、後者が非常に大きい意味を持っていると思う。

無駄遣いや衝動買いをすると、自分がどれだけの代償を払わなければならないのかを具体的にイメージできるのだ。消費行動は快感だけではなく、苦痛を伴うことを認識できる。

もちろん、欲しい物を手に入れたいという欲望を完全に断ち切ることはなかなかできない。しかし、苦痛をイメージする事で迷いが生じ、即決できなくなるのだ。

結果、いったん売り場を離れることになるのだが、不思議なくらい欲望の大きさがどんどん小さくなっていく。

結果、無駄な買い物をしなくなる。

もし、欲望が小さくならなければ、それは本当に欲しいものであり、自分にとって必要な物なのだ。だから、それはいくら贅沢かもしれないと思っても買っちゃえばいいのである。それは無駄遣いや衝動買いではなく、「賢い・有意義な買い物」になるだろう。

この論法により、衝動買いや無駄遣いを完全になくすことは出来なくても、大きく減らすことは可能なはずだ。

「買い物をする度にこんな面倒臭いことを考えている人って私以外にもいるのかな?」と、不思議になったのでブログに書いてみた。

せっかくなので「衝動買いしない方法」、「節約する方法」として活用できると思うので、誰かのお役に立てればいいな・・・。

面倒臭い方法だけどね。

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