現在、世界中でインフレが発生。その対策としてアメリカを始めとした各国が金利を引き上げる等の金融引き締めを開始。
その結果、株式市場は大きく下落。
アメリカの株式市場はすでに大底をつけた!という評論家もいるが、一般的な見方としては、これから数年かけて株式市場は右肩下がりとなる。
しかし!そんな時こそ投資を始めるべき!!そう考え、以下の記事を書いたばかり。
で、同じ様な考えを持つ人が多いかどうかは不明だが、日本ではNISAの加入者は増加。資産運用に目覚める日本人が増えている模様。
そんな中、金融庁が素晴らしい取り組みを発表しました。
その概要は・・・
- 金融庁は、2023年度税制改正要望で、NISA(少額投資非課税制度)の恒久化と非課税期間の無期限化を求める方針を固めた。
- また、長期の積み立てに適した商品を対象に「成長投資枠」を導入し、年間の投資枠を拡大することも求めるとのこと。
この動きは、岸田政権が掲げる「貯蓄から投資」の方針に従ったもので、年内にも「資産所得倍増プラン」を策定する。そのプランの目玉が今回のNISAの拡充ってわけですね。
NISAの恒久化&投資枠拡大って具体的に何するの?
まず、NISAってなんだっけ?をおさらい。
NISAとは、少額投資非課税制度のこと。2014年1月にスタートした個人投資家向けの税制優遇制度。株や投資信託の利益(運用益・配当金)にかかる税金を免除してくれる。
簡単にポイントを羅列すると・・・
- 利益に対する税金約20%が非課税になる
- 口座開設する金融機関によっては最低1,000円からの投資が可能
- 一般NISA口座では毎年120万円まで、つみたてNISA口座なら年間40万円まで投資が可能
- 非課税期間は、一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間。
投資をする人にとっては、美味しい制度なのです。
もちろんデメリットもあるけど、詳細は割愛。簡単にまとめるならば、「儲かっていればデメリットないけど、資産運用で損失が出ちゃうともっと損しちゃうよ」ってところ。
で、今回金融庁は以下の改善を図る方針。
- NISAは口座を開設できる期間が時限措置となっていることから、開始時期によっては非課税枠に差が出てしまうため、金融庁は制度の恒久化や非課税期間の無期限化する。
- 非課税限度額についても、一般NISA(最大600万円)とつみたてNISA(同800万円)で拡大する。
- つみたてNISAでは、非課税限度額の一部に上場企業の株式などに投資できる「成長投資枠」を設ける。
- 「ジュニアNISA」が2023年末で廃止されることから、「つみたてNISA」の対象年齢を20歳以上から、未成年者まで拡大する。
- 子や孫らに教育の資金を贈与した際、一定額を非課税にする優遇措置について、つみたてNISAなどでの運用損失などを贈与税の課税対象外とする。
この改正方針については、ネット上では批判されることはなく、概ね好意的に受け入れられている。
それだけ投資する人にとっては、お得で有利な制度に生まれ変わるってことですね。
NISAをすでにはじめている人も、これから始める人も、この改正に乗り遅れずに自分のお金を着実に増やしましょう!
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