新型コロナウイルスはいろんな人の人生を大きく狂わせている。
- 新型コロナに感染して重症化したり、副作用が残ったり、命を落とすという直接的な被害を受けた人
- 新型コロナが原因で、仕事を失った人
体調が悪くて仕事を続けられなかった人、リストラされた人、雇用契約が打ち切られた人、会社自体が倒産した人、、、
- 新型コロナが原因で人間関係のストレスや変化を大きく受けた人
家族に会えない、友達に会えない、恋人に会えずに別れた、などで心を病む・うつ病になった人
- etc・・・
これら以外にも人生を左右される、大きく狂わされるような事態に陥った人がいると思う。
そんな中でも、私がとても「可哀想」と感じるのは学生である。特に高校生と大学生。
今を生きる高校生や大学生に対して、40代のおじさんが「可哀想」なんて、表現的には正しくなかったり、失礼かもしれないが、もし自分がこの新型コロナ禍に学生時代・青春時代を過ごすことになったなら、本当に辛いと思う。
なぜなら、40代を生きる私は、学生時代、青春時代の「経験」「思い出」でいろいろなことを乗り越えているからだ。
自分が人生を生きていく上で、自分の心の支えになる大切な高校生・大学生時代を思いっきり満喫できない、自分がやりたいことを思う存分やれないのは、今後の人生を大きく左右すると思う。
そんなことを考え、学生たちの思いをネットで調べて見た。想像通り、つらい思いをしている学生もいるが、こんな環境下でも前向きに頑張っている学生もいた。
高校生・大学生はコロナ禍をどのように過ごしているのか?
インターネットで学生の現状や想い・考えを調べて見た。
「勉強・授業」「部活動」「友達関係」「アルバイト」という観点から考えてみたい。
まずは、学生の本分である勉強・授業について
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言時は、多くの学校が休校となったり、オンライン授業となった。大学においては、緊急事態宣言が解除されても、通常の対面授業を停止し、オンライン授業としているところもある。
勉強・授業においては、もともと頭が良かったり自分で学習をすすめる能力が高い人はいいかもしれないが、そうでない人(自分もそうだったが・・・)は辛いものがる。
通常の学校で行われる授業であれば、分からなかったところはクライスメイトに気軽に聞けるし、そうやってお互い協力し合いながら、切磋琢磨しながら、勉強する習慣を身に着け、学力を高めることができる。
しかし、コロナ禍ではどうだろう?
休校となれば与えられた宿題はあまり進まず、テレビを見たり、漫画を読んだり、ゲームをしたり、ネットサーフィンしたり、You Tubeを見まくったり、etc・・・、と勉強が進まないと嘆いている学生の声が多かった。
オンライン授業だって同じ。
これだけ多くの誘惑に負けずに、しっかりと勉強する学生なんてほんの一握りじゃないだろうか?
こうやって、2年も3年も過ごしてしまえば、自分で勉強するという習慣がつかず、社会人になった時に苦労するに違いない。
部活動について
部活動がクラスターとなった事例も多く、勉強と同じで大きな制限を受けている。
私は学生時代、バスケットボール部と陸上部を兼任していたくらい、部活動に明け暮れた青春を送った。
学生時代に仲間と一つのことに向かって一生懸命取り組むという経験は、社会人になってからの自身につながる。これは、運動部でも文化部でも同じ。
部活動で目指していることが達成できようができまいが関係ない。
とにかく、楽しく努力する、辛くても仲間と励まし合いながら努力する、仲間に負けないように人一倍努力する。
こういった経験をすることで、その後の人生でも、ここぞという時に努力することができるし、「学生時代にもできたんだから、今もできる、やりきれる」という自信につながる。
つまり、とことんのめり込む、時間を忘れて努力するという経験が必要なのだが、いろんな制約・制限が多分邪魔してるだろうな。
そして、大きな大会が中止になったり、部活仲間に新型コロナ感染者が出て、大会に出場できなくなったりという辛い想いをする学生さんもたくさんいるんだろうな。
そういった経験が、部活動をマイナスの記憶・思い出とならないことを切に願う。
友達関係について
勉強や部活動での友達関係ってのもあるけど、そんなこと関係なく、ただ気が合うから一緒に時間を過ごすという友達関係もある。
休み時間にバカ話したり、恋バナしたり、趣味の話で盛り上がったり、、、
そして、放課後は、街をぶらついたり、公園行ったり、河川敷いったり、カラオケ行ったり、そうやってとにかく楽しい時間を過ごす。
一見、無駄に見えるこんな時間の過ごし方もその後の良い想い出となる。
そして、こういった何気ない時間をともにした友達が、永遠の友達になる。いわゆる一生涯の親友ってやつだね。
部活とかで同じ目標を持って一緒に苦労した仲間との友情も永遠に続くことはあるけど、気が合うとか趣味が同じって友達は、本当に自分の本心をなんの気兼ねもなく伝えられる永遠のともだちになりやすいんだよね。
40代のおっさんとなった私の親友は、そんな学生時代の友達。
中学生時代に「なんとなく気が合うから」という理由で、高校とか大学は違うのに暇があれば時々会っていた友達が、今では一番の親友になっている。
今は5年に1回?くらいしか会わないけど、会えば童心に帰るし、何でも気兼ねなく話せる、本当に大切な一生の友だちだ。
そんな友だちを作る時間をコロナ禍で奪われてるのは可愛そうだなぁ〜と感じる。
でも、今どきの学生は、LINEやオンラインゲームの中でちゃんとつながってたりするのかな?
アルバイトについて
アルバイトも、その後の社会人人生で役に立つ大切な経験だ。
学校では学べない、「働く」ということを学べる。働くとはなんぞや?稼ぐとはどういったことなのか?責任という言葉の本当の意味etc・・・
そして、自分で働いて稼いだお金で、自分が欲しい物を手に入れたり、友だちと遊びに行ったりと、アルバイトをしてお金を稼ぐことで多くの体験、経験、思い出、学びを得ることができる。
これらも大事だけど、深刻なのはアルバイト代を学費に当てている学生さんだろう。
インターネットで検索していたら、「アルバイトをクビになり、学費を稼ぐことができなくなった」というとても悲しい投稿やニュースを見た。
自治体や周りの大人達を頼ることができなかったのかな?
先進国であるこの日本で、新型コロナが原因で学校を辞める、退学させられた、中退せざるを得なかったという悲しいことが起こっているなんて、半ば信じられなかったが、本当に起こってる現実だ。
学生時代、青春時代をコロナ禍で過ごす子どもたちが、今後の人生を前向に生きていけるように、頑張って欲しいと思います。
コメント
可哀想の間違いでは?
可愛そう、だとロリコンおじさんになっちゃいますよ
確かにこれじゃロリコンですね。
ご指摘ありがとうございます(汗)
なお、調べてみた結果、「可哀想」「可愛そう」はそもそも正式な言葉ではなく、「かわいそう」とひらがなで書くのが正しとのことでした。
感じで書くのは当て字なんですって。
でも、私が言いたいことからすると、「可哀想」が適切ですね。