自分で言うのもなんだけど、俺は真面目な性格。自分で客観的に見ても真面目すぎると感じる。
与えられた仕事は完璧にこなさないと気がすまないし、与えられたもの以上の成果を出そうと頑張り続けてしまう。
頑張り方も少し度を過ぎてしまう。昼食を取る時間も惜しんで仕事をしてしまうどころか、トイレに行く時間も仕事に当ててしまう。なんか損してる気がするんだよね。
その結果、今までの仕事振りと仕事の成果が認められ、順調に出世してきた。しかし、管理職になって大きな壁にぶつかっている。それは、この仕事への取組姿勢を部下にも求めてしまうことだ。
仕事を真面目にやりすぎるのは悪いことかも・・・
仕事をいい加減に処理することがどうしても許せない。自分に与えられた仕事は120%の成果を持って完成させるべきだという考えがどうしても抜けない。
だから、それを部下にも求めてしまう。しかし、部下にそれを求めるのではなく、精度の低い部下の仕事を自分で完璧に仕上げようとしてしまう。部下の仕事をフォローするだけならまだいいが、一からやり直してしまうこともしばしば・・・。
もちろん、部下の成長の為に部下を指導し、改善を図るのだが、時間がなくなってくると結局自分でやってしまう。
その結果、昼休憩を取ることも自由にトイレに行く時間もなくなってしまう。(この性格のせいで完全に損してるよな・・・)
それだけならまだ良いが、部下の相談に乗る時間もなくなり、部下に迷惑をかけてしまっている。
こんなクソ真面目な仕事のやり方を客観的に見ると、どう考えてもいいこととは思えない。どちらかと言えば、最悪な仕事のやり方、最悪な上司のように思う。
こんなに真面目に仕事に取組むのは本当に馬鹿馬鹿しいことだと思う。冷静に考えるとそう思うのだが、どうしても仕事に手が抜けない自分がいる。どうして俺はこんなに真面目すぎるのだろうか・・・。
完璧な仕事は必要なのか?
部下に仕事を頼むと、その完成度の低さに驚かされる。どう考えても、考えが足りない。真剣にいい仕事をしようと思っているのだろうか?と部下の仕事のやり方に疑問を感じてしまう。
まぁ〜、俺がそれを判断し、俺の責任で結論を出すのであればそれで良いのだが、上司に対して説明する必要があるような場合は、その完成度の仕事でOKを出すことができず、納期が迫ると俺が全てをやり直してしまう。
でも、ここまでやる理由はなんだろうか?俺は、「いい仕事をするために真面目に仕事に取り組んでいるのだろうか?」と考えた時、そうではないことに気が付いた。
俺は、上司からツッコミを受け、「もっと真面目に考えて仕事しろ!」と怒られるのが嫌いなのだ。ただ、人に怒られないようにするために、クソ真面目に仕事に向き合っているだけなのだ。
であれば、こんな仕事の仕方は正しいのだろうか?これ程、完璧に仕事をやり遂げる必要はあるのだろうか?
時間は有限である。その中で、ワークライフバランスを取りながら仕事をするのであれば、全ての仕事を完璧にこなす必要はあるのだろうか?真面目に取り組んで完璧を目指す仕事と、完成度は8割程度もそれで良しとする仕事があってもいいのではないだろうか?
要領よく楽しく仕事をする同僚をみて自分が馬鹿馬鹿しくなってきた
そんなことを考え始めた時、仕事中も冗談ばかり言って、休憩も沢山とって、有給もしっかりと消化しながらも、成果を出す同僚を見て、俺の仕事のやり方を馬鹿馬鹿しく感じることがあった。
俺は、有給を取るどころか、休日出勤をしてまで真面目に仕事とに取り組んでいる。しかし、俺が出す成果と、彼が出す仕事の成果を比較すると、残念だが彼の方が優れている。
となると、仕事に対する俺のクソ真面目な取り組み方は正しくないということになる。正しくないというと言いすぎかもしれないが、俺にやり方が正解ではないということだ。
もっと、楽しく、要領よく仕事をする方法があるという事を俺は認識しなければならないのだろう。
管理職である俺の仕事のやり方は、部下たちにも影響を与えてしまう。真面目に仕事をしすぎることで、部下も楽しく要領よく仕事をすることができなくなってしまうかもしれない。
要領よく仕事ができるようなスキルを身に着けないとなぁ〜。このままだと、俺も部下も損しちゃうよね。
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