上司という生き物は、大体言うことが二転三転する。聞くたびに発言がコロコロ変わる。
「こいつ痴呆症か?さっき言ってたことと全然違うこと言い始めやがった」
って、腹わたが煮えくり返る経験をしたサラリーマンは多いはず。
でも、冷静に考えてみると、上司って優秀だったからこそ上司になったわけです。(例外も多いですが・・・)また、上司も昔は部下であり、発言が二転三転する上司を嫌っていたはず。
なのに、どうして上司という種族は発言がコロコロ変わるようになるんでしょう?
発言が二転三転する理由
柔軟性があると言えば聞こえはいいけど、実際はそうでない場合がほとんど。
発言が二転三転する、コロコロ変わる理由は・・・
- 優柔不断だから
物事を判断できない、使えない上司の典型です。
こういう人は、なぜ出世したんだろう?って不思議です。
- 思いつきで発言するから
ま、後先考えていないってことですね。
このパターンもなぜ出世したか不思議。
だけど、こういう人の方がいろんなことにチャレンジしている傾向があり、失敗も多いけど、成功例を残していることも多い。
- 自分の方針や考えに芯がないから
だから出たとこ勝負での発言となる。方針や意見を聞く度にコロコロ変わる。多分、人の意見に左右されやすいんでしょうね。特に上司のさらに上司の発言に敏感なんだろうな。つまり、ごますりで出世したタイプ。
- 上司の上司の発言が二転三転している
上司もサラリーマンであり、部下ですからね。指示に従っているだけかも。直属の上司が優秀でも、その上司が無能な上司じゃどうしようもない。。。
上司は自分の発言に責任を持ち、発言の影響力を考えるべき!
上司の発言がコロコロ変わる理由を探ってみたが、どんな理由があるにせよ、上司は自分の発言に責任を持つべき。
自分の発言によって、どれだけ多くの部下が、貴重な時間を割いて資料を作ったり、営業したりするのか考えるべき。
つまり、思いつきで何気なく言ったくだらない一言が独り歩きしだすと、どれだけの無駄を生むのか考えるべきなのです。
ちなみに、だいぶ昔の話にないりますが、「役員が発した一言を具体化して資料化しろ」と、当時の上司に指示され、徹夜して資料を作成したことが何度かあります。深夜残業してタクシーで帰ったので、その資料にかけたコストは約4万円です。
4万円もする資料ですが、たったの5秒で役割を終えたそうです。
その時の会話は・・・
上司:「●●役員、昨日おっしゃっていた件について資料にまとめました!」
役員:「あっ!その件はもういいんだけど、それよりもあの件だけどさ・・・」
「俺の努力を返せ!」って感じですよ。
しかも、上記のやり取りを私にそのまま伝える上司も上司です。こんなこと伝えたら部下がヤル気をなくすって分からないのかな?部下の気持ちも察する事ができない使えない上司です。
使えない上司との上手な付き合い方。
優秀な上司のもとに配属されればいいですが、発言が二転三転する上司のもとに配属される可能性の方が高いし、サラリーマンでいる限り使えない上司は避けて通れない道でしょう。
では、こんな使えない無能な上司とうまく付き合っていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
- 上司の発言の本気度を判断する能力を磨く。
- 上司の発言を鵜呑みにせず、自分で判断する。
「上司の発言の本気度」「上司の命令の背景や意図」をしっかりと理解するのです。その上で、本当に必要な命令と判断すれば、しっかりと指示に従う。
もし、上司の指示を自分なりに理解した結果、「アホらしい・・・」と思えば、それなりの対応で済ませば良いのです。
適当な指示に対しては適当に対処する。
でないと、いくら時間があっても足りませんからね。
もし、上司の本気度を見誤り、怒られたって気にする必要はありません。上司に怒られたって、命を取られるわけじゃないし、ぶん殴られることも無いんだもん。
使えない上司と上手に付き合って、必要な仕事だけをする優秀な部下になりましょう!
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