働きすぎで体調不良、ってか過労からの急性心筋梗塞で入院。働き方を見直す時期かな・・・

仕事

私は仕事がそれほど嫌いではない。

かと言って、仕事が好きというわけではない。

そもそも仕事に対して好きだとか嫌いだとかいう感覚がない。仕事は義務であり、好きとか嫌いとか言う感情抜きに”やらねばならないこと”という思いが強い。

仕事は嫌いではないし、社会人としてやらねばならない当たり前のことという感覚なので、長時間労働もそれほど苦ではない。また、40代の私はサービス残業、サービス出勤が当たり前の時代に社会人として育ったため、「残業したくない」とか「タダ働きは絶対に嫌だ」という感覚が薄い。

雇われている従業員であるから、「労働に対する対価はしっかりともらうべき」、つまり働いた時間分の給料はもらうべきであり、サービス残業や休日のサービス出勤はあってはならず、悪であること、法律違反であることは認識している。

一方、義務・責任を果たしてこそ権利を主張する事ができるという思いも強く、時間内に仕事が終わらないのであれば、サービス残業・出勤も致し方ないとも思う。(あくまで、自分に対してのみ。人にこんな考えは強要しないし、そもそもこんなアホな考えは話したことがない)

そんな思いが強い私は、現在幸いにも管理職であるため、どれだけ残業しようとも法律違反にはならない。だから、ついつい働きすぎてしまう。

で、その結果、体調不良を通り越して、体を壊し倒れてしまった。。。

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働きすぎると、人は体調不良をすっ飛ばして体を壊し倒れる

どんなに体力に自信があっても、どんなに精神的にタフであっても、人は働きすぎると体を壊し倒れてしまうということを身をもって経験してしまった。

私は管理職。よって、残業時間の制限がない。一応、月間80時間を超える残業を連続で行う際は会社に対して申請をする必要があるが、よほどのことがない限り申請を却下されることはない。

ってか、残業が月間80時間とか100時間超えって、相当なものだからね。

仮に一ヶ月の営業日数を20日間、残業時間を100時間とすると1日の残業時間は5時間。

つまり、規定の労働時間8時に残業5時間を足すと13時間となる。さらに往復の通勤時間2時間を加えると15時間だ。これでは、健康的な生活に必要な睡眠時間7時間を確保するのは難しい。(土日も出社しているので、実際は毎日5時間残業しているわけではないけど)

もちろん、これだけ残業をしているということは、休憩なんてできない。昼飯もコンビニで買ってきてデスクで食べながら仕事をする生活。

つまり、働いている15時間はずっと緊張状態。ストレスフルな状態だ。

こんな生活がかれこれ5年程続いた結果、仕事中に心筋梗塞(正しくは、急性前壁心筋梗塞)を発症し救急車で運ばれてしまった。。。

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40歳を超えたら自分の体力を過信しちゃマズい!

上記のような生活を5年ほど続け、結果として心筋梗塞で死を間近に感じる経験をしてしてしまったのだが、当の本人は直前まで健康だと思っていた。

時々ぐったりとした疲れを感じることや頭痛を感じるなんてことはあったが、そんな時は無理をせず、残業もそこそこに早めに帰宅し、翌日にはスッキリしていた。体調不良を感じても1日で復活。つまり、慢性的な疲労を感じることはなかった。

それに、健康診断も毎年ちゃんと受けていて、今年も再検査判定されることなく、健康体認定を受けていた。

また、肉体的なことだけではなく、精神的にも健康だと思っていた。

もちろん、仕事の納期に追われたり、大きなプロジェクトでプレッシャーを感じることはあるが、どちらかといえば精神的にもタフな部類だと思っているので、基本的にずっと落ち込んだり、不眠症とかにはならず、精神的に病むことなんてなかった。

にもかかわらず、40代の若さで心筋梗塞で倒れるなんて・・・。

今振り返れば、自分の体力・精神力を過信した当然の結果だとも思う。

というのも、周りからは「働きすぎだ」「休んだ方がいい」「なんかテンションおかしいぞ。ナチュラルハイ?」「疲れた表情してるよ」なんて言われることが多かったからだ。

周りの人から見れば、明らかにオーバーワークに見えていたのだろう。自分では平気だと思っていたが、疲れは確実に表情やテンションに現れ、上司・同僚・部下からも心配されていたのだ。

40歳を超えたいい大人にも関わらず、周りに心配をかけ、さらに病気で長期入院した結果、職場・仕事を離れてしまい上司・同僚・部下に迷惑をかけてしまうなんて・・・。いい大人のやることじゃないね。

自分の体力・精神力を過信し、いつまでも若いと思っていたのは自分だけだった。。。

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急性心筋梗塞は長時間労働が原因?

今回、急性前壁心筋梗塞で倒れ、入院してしまったことを「仕事量をコントロールせず、長時間労働をいとわない自分の働き方に原因がある」と反省しているわけだが、そもそも「心筋梗塞は働きすぎが原因なのだろうか?」という疑問もあった。

で調べたところ・・・

心筋梗塞の原因とは

心筋梗塞とは、心臓の冠動脈に血栓が詰まって血液が流れなくなり、心臓の筋肉の一部が壊死する病気。原因は、動脈硬化。

で、動脈硬化は、高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病に加え、運動不足や脂肪の多い食事、喫煙等の生活習慣、長時間労働、ストレスなども関係していると言われている。

私に当てはまるのは、「高コレステロール血症」「長時間労働」「ストレス」「喫煙」の4つ。そのうち2つは仕事に関わることだから、やっぱり過労も原因なのだろうか。

ちなみに、1日11時間以上働く中年男性は、標準的な労働時間の人と比較して1.6倍も急性心筋梗塞になるらしい。疲労回復が不十分になったり、精神的ストレスが増加したりすることが原因とみられるとのこと。

やっぱり、働きすぎが大きな要因なのかもしれない。

しかも、急性心筋梗塞の死亡率はなんと20%。助かってよかった。。。もし、死んでたら過労死ってことになるのかな?

過労死の原因とは

過労死につてもちょっと調べてみた。

■過労死等防止対策推進法第2条「過労死等」の定義
・業務における過重な負荷による脳血管疾患・心臓疾患を原因とする死亡
・業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による死亡
・死亡には至らないが、これらの脳血管疾患・心臓疾患、精神障害

心臓疾患、つまり急性心筋梗塞は過労死の原因として法律で定義されている。やっぱり、私は働きすぎで倒れ、入院する羽目になったと考えて間違いないのかもしれない。

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働きすぎないために働き方を見直そう!

さて、今回生死を分ける程の病気を発症、それでも一命を取りとめる事ができた。

しかも、今回の長期入院で職場の仲間にも多大なる迷惑をかけたわけだから、二度とこのような失態を犯さないためにも、長時間残業で仕事をこなすという今の働き方を見直さなければならない。

ちょうど今の日本は「働き方改革」ブーム。ブームってか、法整備もされて日本国中をあげて長時間労働の是正、過労死の減少を推進しているので時代的にもちょうどいい。

でも、残業を何時間以内に収めれば、健康を害することなく働くことができるのだろうか?

まぁ〜、普通に考えて、会社が定めている残業規定に従えば良さそうだけど、会社の規定は80時間以内なんだよなぁ〜。でも、自分の体力・精神力の限界を過信しないと考えると、80時間も仕事してたら、また倒れる気がする。。。

そもそも、労災認定の際に使用される残業時間の過労死ラインって、確か月間80時間だったはず。正しくは・・・

  • 発症前1か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね45時間を超える時間外労働が認められない場合は、業務と発症との関連性が弱いが、おおむね45時間を超えて時間外労働時間が長くなるほど、業務と発症との関連性が徐々に強まると評価できること
  • 発症前1か月間におおむね100時間又は発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いと評価できる

と、脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について厚生労働省が通達を出している。

つまり、残業時間を月間45時間以内に抑えれば良いということになる。

さて、この数年間、80時間前後の残業によりこなしてきた仕事を、どうすれば45時間で処理することができのだろうか?

このテーマはだいぶ難しい気がするが、過労死しないためにも本気で取り組まないとな。

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