辛いと思うけど賛成!20代で管理職になれる新人事制度をNTTが導入

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今の時代、40代になっても平社員のままで管理職になれない人が増えている。

年功序列で歳を重ねさえすれば管理職になれた時代はとうの昔。今は、組織のスリム化等を目的として管理職のポストはどんどん減少。その結果、課長、次長、部長という管理職になれない人が増えている。

そんな中で、20代でも管理職になれるという新しい人事制度を導入した大企業が現れた。

それの大企業とはNTT。

人事制度改革を進め、「脱・年功序列」を目指すとのこと。

  • NTTグループは、管理職以外の社員の人事制度を見直す方針を決めた。
  • 昇格に必要な勤務期間を廃止し、評価が高ければ早期の昇格ができるようにする。
  • 現在は入社から課長級以上の管理職に就くまで15年程度かかる。しかし、新制度では20歳代で管理職に就くことが可能になる。
  • 目的は専門性の高い人材の育成や確保。そのために、「脱・年功序列」を実施する。
  • この新制度を導入するのは、NTT、NTTドコモ、NTT東日本、西日本など主要会社の約6万5000人を対象。開始時期は2023年4月。
  • なお、すべての社員ではなく、「マーケティング」「開発エンジニア」「財務」など18の専門分野で新しい人事制度が設定される模様。社員の専門性の獲得や発揮の度合いなどで昇格する仕組みとなる。
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年功序列で育った部下を20代が取りまとめるのは辛いだろうけど・・・

この様な動きは良いことだと思う。

出世したいと思わない若者が増えているが、それでも仕事にやり甲斐や生き甲斐を感じ、野心を持って出世したいと思うのであれば、若いうちに出世させて経験を積ませるのは非常に有効。

長い目で見れば、会社のため、日本のためになると思う。

でも、長い間年功序列で社員を育ててきた会社で、いきなり20代の管理職を生み出したらどうなるだろう?年功序列で育ってきた年配の部下をしっかりと取りまとめることはできるのだろうか?

社員の年齢が若いベンチャーとか、昔から実力主義で年齢に関係なくできる奴が管理職になる様な会社であれば、そもそも会社の雰囲気というか風土がそれを受け入れるだろうが、NTTのような老舗の大企業ではなかなか若い上司を受け入れることは難しいだろう。

よって、新しい人事制度の導入直後に管理職に昇格した20代は苦労すると思う。

管理職の役割は色々あるが、その一つは、部下が困った時、トラブルが起きた時、スピーディーかつ的確な判断で対処すること。そのためには、自分自身も色々と苦労をし、様々な困難を乗り越えるという経験が必要となる。

いくら若くて優秀でも、この経験には時間が必要。

その為、20代で管理職が務まるのか疑問が残る。

しかも、部下は自分よりの多くの経験を積んできた先輩。その先輩部下が後輩上司の指示を素直に聞くのだろうか?

でも、そんなこと言ってたらいつまでも日本は変わらないもんね。

年功序列が今の時代にマッチしていないのは明らか。だから、少しずつでも変えていかないといけませんからね。

我々40代以上のおじさんは、この様な時代の変化をしっかりとリードし、若者に道を譲りフォローしてあげましょう。

でも、本音を言うとまだ20代には負けたくないけどね。若者を応援しつつも自分も頑張らねば。

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