残業代ゼロ法案とは?課長以上は残業代がでなくなるってマジか!

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「課長級以上で年収800万円以上稼いでいる社員には残業代を払わなくても良し!」

そんな残業代ゼロ法案が真剣に検討されてる。

サラリーマンが憎いんですか? 自民党さん。いや、安倍総理・・・。としか思えねぇ〜よ。これ以上サラリーマンをいじめないでくれ(泣)

さて、この残業代ゼロ法案は「ホワイトカラーエグゼンプション」と言われている。ホワイトカラーエグゼンプションとは、労働時間と残業手当に関する規制緩和だ。そう、これって規制緩和なんだよね。安倍政権が大好きな規制緩和。

で、この残業代ゼロ法案は、我々労働者(ホワイトカラー)にとって大変重要。ま、労働者と言っても、今のところ年収800万円以上の課長さんが対象になりそうですけど。。。

いずれにしろ、この制度次第で我々の労働環境は激変する。仕事が原因となるうつ病や過労により体調を崩す人が大きく増える可能性は高いと思う。

また、年収の評価軸が労働時間主体から成果主体となり、一部のできるホワイトカラーのみが勝ち組となる状態となるだろう。これは、年収において二極化が大きく進むことを意味する。

これだけ大きな変化をもたらす「残業代ゼロ法案/ホワイトカラーエグゼンプション」とはどんな制度なのか?「メリットがある法案だ!」と言われているが、個人的には問題点だらけの制度だと思うんだけど・・・。

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労働時間の規制緩和とはなんだ?

まず、労働時間の規制緩和とはなんだろうか?これは、労働時間に制限がなくなってしまうことを意味している。

例えば、労働基準法では一週間に40時間、一日に8時間を超えて働かせてはならないと定めている。しかし、実際のところ我々はこの制限以上に働いている。

私なんて一日12時間働くこともざらです。

では、なぜ労働基準法に定められた時間以上に働くことができているのか?その理由は、36協定という個別の協定を結んでいるから。ただし、36協定でももちろん労働時間の上限が定められている。その上限時間を守れば、人間的な生活を維持できる労働時間に収まるようになっている。

しかし、残業代ゼロ法案(ホワイトカラーエグゼンプション)が実施された場合、この労働時間の制限が撤廃される。いわゆる裁量労働制となるわけだ。

つまり、長時間労働を強いられても法律は守ってくれないということになる。これでは、体を壊す人続出必至。

恐ろしいですよね。。。これは大きな問題です。

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残業手当の規制緩和とは?

こうして、労働時間制限が撤廃されると、ホワイトカラーの人間(今のところ、年収800万円以上の課長さん)は今以上に働くことになる。

労働時間は確実に増えること間違いなし。

つまり、残業だらけの日々が始まる。ただでさえ日本人は働き過ぎだというのにね。今以上に働けなんてひどい話です。では、残業が増える分、年収も増えるのか?これすごく重要。

しかし、答えはもちろん「No!」

残業代ゼロ法案(ホワイトカラーエグゼンプション)によって、企業はホワイトカラーの労働者に残業代を払う必要がなくなるんだから。ホワイトカラー・エグゼンプションが「残業代ゼロ法案」と呼ばれている所以ですね。

つまり、企業サイドからみれば、ホワイトカラーの労働者をいくらでもただ働きさせることができるというわけ。企業はもうウハウハ。経営者達にとっては願ったり叶ったりな法案なわけだ。企業活動において一番のコストである人件費を大幅カットできちゃうわけだからね。

強いもの(企業)は喜び、弱いもの(労働者)が悲鳴を上げる制度、それこそが残業代ゼロ法案/ホワイトカラー・エグゼンプションと言っても過言ではないと個人的には考える。

てことで、どう見ても問題点だらけの制度にしか思えません。

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では、残業代ゼロ法案のメリットとは?

「一律に時間で成果を評価することが適当でない労働者の勤務時間を自由にし、有能な人材の能力や時間を有効活用する」これが、残業代ゼロ法案(ホワイトカラーエグゼンプション制度)のメリットだと言われている。

具体的に言うと、のんびり、だらだらと仕事をする人が減り、効率的な仕事のスタイルが定着する。結果、優秀な人材の育成につながり、日本の労働者の生産性が向上すると考えられているわけ。

でもね、そんなのは机上の空論。そんなに上手く行くわけ無いじゃんね?そう思わない?企業がおいしい思いをするための言い訳に過ぎないとしか考えられない。

きっと、残業代ゼロ法案(ホワイトカラーエグゼンプション)には問題点ばかりでメリットなんて無いんだよ。

サービス残業の合法化・長時間労働の常態化をもたらす残業代ゼロ法案。法案として成立しないことを願うばかりなんだけど、自民党・安倍総裁はやる気だからなぁ〜。どうなることやら。。。

将来ある若者・後輩たちが体を壊すまで働かされる環境を手放しで喜べません。やっぱり本制度の見送りを期待してしまいます。

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