2年前からあるプロジェクトをリーダーとして進めていた。
そして、先日その大きな仕事を成し遂げることができた。私は、「このプロジェクトを成し遂げることができた時は、今までに経験したことのないような大きな達成感に浸ることが出来る」と考えていた。
ところが、実際は想像と違った。
確かに、大きな達成感を味わうことは出来た。しかし、その達成感は思っていたほど大きくはなく、あっと言う間に無くなり、達成感の余韻に浸るようなことは無かった。
さらに、2年間も1つの目標に向かって我武者羅に突っ走ってきた反動は大きく、いわゆる燃え尽き症候群的な感じになっている。そして、仕事に対する情熱が急に冷める事態に陥ってしまった・・・。
大きな仕事を成し遂げた先に待っていたものは燃え尽き症候群と負の感情
今、私の心のなかにあるものを列挙する。
- 燃え尽きことからくる虚無感
- 会社に対する不満
- 会社に裏切られた悲しさ
- 仕事ってなんだろう・・・という疑問
達成感なんて味わえたのはほんの少し感じただけ。
あっという間に消え失せた。
そして、今私が感じていることはマイナスでネガティブな負の感情ばかりである。
2年間も情熱を注ぎ込んだ、自分にとっては大切で大きなプロジェクトを成功させたにも関わらず、なぜこんなことになってしまったのだろうか?
コロコロ変わる会社の目標
2年前、私がリーダーとして任されたこの仕事は社内でそれなりに注目され、重要とされる仕事だった。(自分で言うのもおこがましいんだけど・・・)
しかし、プロジェクトを進めて1年程経った頃、会社は新たな収益を求め、それまでと違った分野にベクトルを向けたのだ。
それにより、私が任されたプロジェクトの重要度は大きく下がり、誰も話題としなくなっていた。。。
そのおかげで、2年の歳月をかけて大成功を納めた私の仕事は、残念ながらほとんど注目されることもなく、上司からねぎらいの言葉もなかった。
私の仕事はしっかりと収益を上げている。
にも関わらず、今会社で注目されている分野ではないというだけで、上司連中は知らん顔をし、全く評価してくれないのだ。
何となく分かっていたことではあるが、ガッカリした、悲しかった、悔しかった。。
賛称も労いもなく、すぐに次の仕事を与えられた
私が成し遂げた仕事はこれで終わりではない。始まりなのだ。
私が2年間頑張ってきた仕事とは、簡単に言うと「新しいビジネスモデルの立ち上げ」。
よって、このビジネスモデルを活用してこれから事業を拡大するステータスに入るのだ。
これからが腕の見せどころなのである。しかし、私はこの仕事から外され、また次のビジネスモデルの立ち上げを担当されられてしまった。
2年間で作り上げた新たなビジネスモデルは、私にとって子供のようなものである。産みの苦しみをやっと抜けたところであり、これから子どもの成長を楽しく見るステージだと思っていたのだ。
にも関わらず、生まれたばかりの私の子供は別のやつが育てることになり、私はまた新たな子どもを生む様に命じられたのだ。
つまり、苦しいことばかりやらされているのである。(被害妄想かな・・・)
2年間、ずっと忙しくても頑張ってこれたのは、この仕事を成し遂げることができれば、しばらくゆっくり仕事ができると思ったからである。
しかし、現実は甘くなかった。
達成感に浸る間もなく、あたらな地獄へ放り出されたのだ。
会社に、上司に裏切られた気分である。
給料に反映しない虚しさと仕事に対する負の感情
私が作り上げた新しいビジネスモデは、このまま上手く行けば毎年かなりの利益を上げる。
しかし、俺の給料は数千円のベースアップしかしない。
もし、私が自営業としてこの事業を立ち上げていたら左団扇で暮らしていけるが、会社員だからそうはいかない。
もちろん、自営業として立ち上げることは出来なかったということはよく理解している。
会社の資金力と組織力を使ったからこそ成し得た仕事であり、私一人では絶対に達成できない仕事だ。
でも、年間数千万円の利益を生み出した社員にほとんど見返りがないというのには納得がいかない。私が頑張っていた2年間、毎日定時に帰り、言われた仕事しかしないやる気が無い社員と同じ待遇というのに、納得いくわけがない。
頑張っても、頑張らなくてももらえる給料は同じ。多少昇進のスピードが違うだけ。
雇われの身出る限りしかたのないことなのかもしれないが、「仕事ってなんだろう?」と考えさせられる出来事であった。
さて、色々考え落ち込んでいたが、そんなの時間の無駄で何にも変わらない。
仕事なんてそんなものだよね。仕事があるだけマシだと思って、明日から定年まであまり深く考えずに頑張ろう。
定年までリストラされなきゃいいけどな。。。
はぁ〜、社畜って辛いね。
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