仕事ができない後輩・部下への対策。もうイライラしたくないから。

今まで数十人の後輩・部下と一緒に仕事をしてきたが、今回、信じられないくらい仕事ができない後輩が現れた。

その後輩君が異動してきたのは6ヶ月ほど前。実は、彼は前評判が非常に良く、「すごく仕事が出来る優秀な社員」として異動してきた。しかし、彼は前評判とは正反対の「仕事が出来ない男」「仕事が覚えられない社員」だったのだ。

後輩君は27歳の5年目。現場の営業を経て事務関係の部署にいたのだが、今回本社の企画部署へ異動してきた。はっきりいって出世コースである。27歳の若さで本社の企画部に抜擢されるのだから大したものだ。だが、俺はそんな後輩君に毎日毎日ひどい目に合わされ、イライラさせられている。

そして、もう耐えられなくなってしまった。もうこれ以上後輩君にイライラする毎日は嫌だ。俺のためにも後輩君のためにもこの状況を打開せねばならない。ということで、仕事ができない、仕事が覚えられない後輩君対策を考えてみることにした。

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「仕事ができない」を具体化する

「仕事ができない」と一口に言っても色々ある。例えば、「言われたことも出来ない」「言われたことしか出来ない」「仕事が覚えられない」「期日を守らない」「仕事が遅い」「言うことを聞かない」「間違いだらけの資料を作る」etc・・・

よって、後輩君がなぜ仕事が出来ないのかを具体化してみる。

  • 仕事が出来ると思い込んでいる。
  • 指示されたことしかやらない。
  • しかし、2つ以上のことを指示するとすぐに忘れる。
  • マルチタスク能力が無い。(2つ以上の仕事を同時にこなせない)
  • 仕事のタスク化、スケジュール化ができない。
  • etc・・・

後輩君が仕事ができない理由を書き出してみようと思ったが、あまりにも多過ぎて収集がつかなくなるので、途中で書き出すのをやめた。

結論から言うとバカなんだと思う。とにかく、自分の頭で考えるということが出来ないのだ。今まで彼が優秀な人材として評価されていたのは「1つの仕事を言われた通りにやるだけ」の単純な仕事だったからである。つまり、自分で考える必要がない仕事をしていたのだ。

よって、様々なことを多面的・複合的に考えて企画をするという今の仕事では、後輩君の能力が全く発揮できなくなっているのである。

なぜ自分で考えることができないのか?

後輩君が自分で考える事ができない理由はどこにあるのか?

考えられる原因は3つだ。1つ目は、考える気がない。つまり、やる気が無いということだ。2つ目は、考える為の知識がない。つまり、基礎知識を持っていないので、考えたくても考える事が出来ないということだ。3つ目は、考え方を知らない。これは知識の有無ではなく、論理的思考ができないということだ。

まず、2つ目だがこれは後輩君には該当しない。なぜなら、必要な知識をしっかりと教えているからだ。さらに、同じ仕事を3回繰り返しても、少し違うパターンが現れると仕事ができなくなってしまう。よって、彼が仕事が出来ない理由は、やる気が無いか論理的思考ができないかのどちらかだ。

そこで、俺は後輩君に腹を割って話をした。「仕事を覚える気がないのか?」と。その結果分かったのは、彼は自分でも仕事が出来ない事を理解し、そういう自分が不甲斐ないと感じていることだった。彼は、今まで優秀な社員としてチヤホヤされてきたことでプライドが高くなっている。そのため、素直に仕事を教えて欲しいと言えなかったらしい。

ということで、後輩君が仕事ができない理由は、「論理的思考ができない」という事になるのだが、彼と腹を割って話をしてみてしっくり来なくなった・・・。

論理的思考ができない原因

後輩君が仕事が出来ない理由を「論理的思考ができない(もしくは苦手)」と結論づけようとしたが、どうもしっくり来なかった俺は、彼とプライベートな話をすることにした。そして、はっきりと分かった。彼は仕事が嫌いなのだ。仕事に苦手意識を持っているのだ。

というのも、後輩君にプライベートな話題を振った時、彼はその話をイキイキと理論立てて話したのだ。彼としたプライベートな会話というのは彼の趣味の話だ。ちなみに、俺にはさっぱり分からない話であった。つまり、俺に予備知識が全くない話だ。しかし、彼はそんな趣味の話を面白おかしく、俺が理解しやすいように論理的に話してくれたのだ。

論理的思考に基づき、自分の趣味の楽しみを完璧なまでにプレゼンできる彼が仕事を論理的に考えられない理由。それは、仕事が嫌い(苦手)だからとしか考えられない。

対策は怒らない!

こうなったら、やることは1つだ。後輩君に仕事を好きになってもらうしか無い。その他の対策は以下の5つだ。

  1. 簡単な仕事からやらせ、成功体験を積み上げる。
  2. 仕事が遅れても、失敗しても怒らない。
  3. 簡単な仕事でもできたら褒める。
  4. 後輩君が困っている雰囲気を出したらすぐ助ける。
  5. 時間をたっぷり与え、自分で考える癖を付けさせる。

はっきり言って、甘やかし過ぎだと思う。ぶっちゃけ、上司に現状を伝え彼を異動させ、本当に優秀な後輩・部下をつけてもらった方が楽である。

しかし、30歳を間近に控える後輩君にとっては、今が最後のチャンスである。今、仕事における論理的思考を身に付けないと、彼は一生「使えない、出来ない社員」として生きていかねばならなくなるだろう。

そして、今、後輩君を異動させてもいつかまた一緒に仕事をすることになるかもしれない。であれば、多少の時間と労力をかけてでも彼を教育し、社員に育てる方が、俺にとっても会社にとっても彼にとっても一番良い選択であると考える。

もうしばらくイライラする日々が続くかもしれないけど、しっかしと後輩君と向き合っていこうと思う。