転居を伴う突然の転勤命令。拒否できないので退職を選択するしか無い!?

仕事

転勤の辞令が出る時期といえば、一般的には3月と9月。

日本の企業の多くが、3月と9月を決算期にしていることが理由である。4月と9月は新しい期のスタートになるため、その1ヶ月前に転勤の辞令が出るのが一般的というわけだ。

私が勤める勤務先も昔はそうだった。

しかし、いつからだったかはっきりと記憶していないが、転勤の辞令が出る時期に規則性が全く無くなってしまった。で、これによりとても困ることが起こり始めた。

なんと、年末の12月25日前後に内示・辞令が発令されるのだ。しかも、新しい部署への着任日は1月1日。本当に無茶苦茶だ。

社員の年末年始のスケジュールなんて完全無視だからね。

転勤命令を受けた社員は、予定していた年末年始のスケジュール(帰省や旅行など)を全てキャンセル。急遽、転勤先での家探しにプライベートな時間を費やすことになるのだ。

今回、私は転勤がなかったからこの大騒動に巻き込まれることはなく、ほとんど他人事のように見ていたが、昔同じ部署で一緒に働いていた先輩が札幌へ転勤になってしまった。

そして、その先輩の選択で私も色々と考えさせられてしまった。

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転勤族なのに転勤を受け入れられないってそもそも・・・

先に結論から書くと、先輩は転勤命令を拒否し「退職」を選択した。

この年末に縁もゆかりもない札幌への転勤を言い渡された先輩は、その日のうちに家族会議を開催。とある理由で奥さんとお子さんは東京を離れられないが、かと言って単身赴任で家族バラバラで生活することも選択したくない。

結果、思い切って会社を辞め、転勤のない地元企業への再就職を選んだのだ。(再就職先が決まっているわけではなく、就職活動は今からなのだが・・・。思い切った決断である。40歳での転職活動大変そうだな・・・。)

私が勤務する会社は、全国に支店を持っている。

よって、総合職として入社している社員は、いつどこへ異動するかわからないし、それを前提に入社しているはずである。

しかし、人の考え、希望、願望なんて時間の経過とともに変化するものだ。

全国を飛び回って仕事をすることを自ら望んでこの会社に就職する決断をしたのは、学生時代の若かりし頃の自分なのである。好奇心旺盛で、どんなことにもチャレンジする気持ちを持ち、いつどこに転勤になっても何も問題が無い時期の自分なのだ。

そして、あれから十数年経ち、家族を持ってしまうと考えは大きく変わる。

自分の都合だけでは人生を決められなくなるのである。妻の仕事のこと、子供の幼稚園や学校のことなどを考える必要が発生し、家族全員で引っ越すのか、単身赴任をするのか、はたまた転勤自体を拒否するのかを選択しなければならなくなるのだ。

何となく頭で理解していたものの、そのような決断を身近な先輩が行ったことにより、急に「俺だったらどうするだろう?」と真剣に考え始めた。

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自分が地方に転勤なったら?と妻に相談してみた

今回の先輩の身に起きた出来事を妻に話し、もし自分たちにこうのような突然の転勤が発生したらどうしたいか聞いてみた。というのも、我が家にもある特殊な事情が発生したからである。

特殊な事情というのは、妻の就職である。

数年前まで、妻はパートやアルバイトや派遣社員として期間限定で働いていた。

そのため、私が転居を伴う転勤になたとしても、妻はすぐに仕事を辞めて付いて来てくれるはずだった。しかし、現在妻は正社員として働いている。しかも、妻はその仕事に多少なりともやり甲斐を感じており、辞めたいとは考えていないのだ。

で、妻の考えは・・・。

「しばらく別居かな・・・」だって。

妻が勤務する会社も全国に支店を持っている会社である。

そのため、希望先に人員の空きがあれば転勤できるらしいのだ。だからそれまではしばらく別居したいということらしい。とはいえ、妻は一般職。総合職ではないので、そんなに簡単に希望の支店でポジションに空きが出るとは思えないのだが・・・。

ま、あいにく我が家には子どもが居ないので、夫婦二人が多少好き勝手に生きても問題が無い。

なので、それはそれでありかな?とは思うが、妻依存症?の私としては妻と離れて暮らす人生は考えられない。(正社員と言っても妻の年収では東京で一人暮らしなんて出来ないと思うけど・・・)

※ちなみに、妻依存症の記事はこちら(妻依存症?嫁さんと一緒じゃないと何もやる気が起きない・・・

ということで、私もいつ地方に転勤になるか分からないわけだし、じっくりと妻の考えを変えて私に付いて来てくれるように仕向けないとな・・・。

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転勤がないコースへの転換も考えた方が良い?

なお、我社には地域限定社員だったか、地域限定総合職だったか名前は忘れたが、転居を伴う転勤がないコースへの転換が認められている。

前述したとおり、我が家は子どもが居ないので、いつどこに転勤と言われてもどうにでもなるので、本気で考える必要はないのだが、今後はそうも言っていられないかもしれない。

例えば子どもが出来てお受験をすることになったり、例えば両親の老後の面倒を見るために転勤できない状況になったりすれば、この転居を伴う転勤がない雇用契約形態を選択する必要があるかもしれない。

ま、その分年収は2・3割減っちゃうから本当に慎重に考えなければならないけどね・・・。

若い頃は転勤で見知らぬ土地に行くのは楽しかったけど、年を取り、家族を持つとこれ程までに引っ越しを伴う転勤が人生設計を行う上での大きな障害になるとは思ってもいなかったよ。転勤族って本当に大変だな。その分、高い給料もらってるから文句言えないけどね。。。

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