インターネットで「DINKs」と検索すると、「ずるい」「結婚する意味がない」「むかつく」「うざい」「自己中」「自分勝手」「卑怯」「かわいそう」、etc・・・
子どもを持たないライフスタイルであるDINKsに対して、目を覆いたくなるような批判的なワードが並ぶことがあります。DINKsってそんなに悪いことなのでしょうか?
もちろん、肯定的な意見もあるのですが、ちょっと凹んじゃいますよね。
今回は、このような批判を身近な人から直接受け、悩み、苦しみ、葛藤し、前向きなマインドで克服したとある夫婦の物語をご紹介します。
こんにちは、みなさん。
今日は、私がDINKs(子なし共働き夫婦)として生きる中で経験した苦悩と、その選択の正当性について語りたいと思います。私たちの生き方が批判されることがある中で、同じような悩みを抱える方々に共感と勇気を届けたいです。
私たち夫婦がDINKsを選んだ理由
まず、DINKsとは「Double Income, No Kids(共働きで子どもなし)」の略です。
夫と私は、結婚する前からお互いのキャリアに情熱を持ち、自由で充実した生活を送ることを望んでいました。子どもを持つことも考えましたが、私たちは自分たちの幸せを最優先に考え、この道を選びました。
結婚してから数年間、私たちは仕事に全力を注ぎました。
新しいプロジェクトや昇進の機会が訪れるたびに、私たちはその挑戦に立ち向かいました。週末には趣味の旅行に出かけたり、好きな映画を観たり、友人たちと食事を楽しんだりと、私たちの生活は充実していました。
批判の声とその痛み
しかし、DINKsとして生きることは、周囲からの批判や偏見にさらされることが多いのも事実です。
「子どもがいないなんて寂しいね」「家庭を持つのが普通じゃないの?」と言われることもあります。特に女性として、「母親になることが幸せの形だ」という社会のプレッシャーを感じることがあります。
ある日、大学時代の友人と久しぶりに会う機会がありました。昔話に花を咲かせる中、自然と話題は結婚生活に移りました。友人たちの多くは既に子どもを持ち、育児の話に盛り上がっていました。その時、一人の友人が私に向かって、「あなたたち、まだ子ども作らないの?」と聞いてきました。私は笑顔で「今は仕事と二人の時間を大切にしているからね」と答えましたが、その後の言葉が胸に刺さりました。
「子どもがいないなんて、人生の喜びを知らないんじゃない?」と言われたのです。
周囲の友人たちも黙り込み、私も言葉を失いました。その瞬間、私の選択がまるで間違いであるかのように感じられ、自分の生き方を否定されたように思えました。
私の悲しみと葛藤
その日の夜、私は涙が止まりませんでした。
夫も心配して話を聞いてくれましたが、言葉にならない悲しみと悔しさで胸がいっぱいでした。次の日も、職場で仕事に集中することができず、ふとした瞬間に友人の言葉が頭をよぎりました。
夫との会話の中で、自分たちの選択について再確認する機会を持ちました。夫も同じように感じていたことが分かり、お互いに支え合いながら、自分たちの価値観を大切にすることの重要性を再認識しました。
その夜、私たちはリビングのソファに座り、深い話をしました。
夫は私の手を握りながら、「君が感じたことを全て話してほしい」と言ってくれました。私は涙を流しながら、友人の言葉がどれほど私を傷つけたかを伝えました。夫は静かに私の話を聞き終わると、「僕たちの選択が間違っているなんてことは絶対にない」と力強く言ってくれたのです。
私たちは、その晩遅くまで話し続けました。
過去の思い出や、これからの未来について、そしてお互いがどれほど大切な存在であるかを再確認しました。夫の言葉と優しさに支えられ、私は少しずつ心の重荷が軽くなるのを感じました。
DINKsとしての幸せ
私たちはDINKsとして、旅行や趣味、友人との時間を大切にし、豊かな経験を積んでいます。子どもがいないからこそ得られる自由と充実感が、私たちにとっての幸せです。
この幸せを他人に否定される筋合いはないと強く感じるようになりました。
例えば、去年の夏、夫と一緒にヨーロッパを旅行しました。パリの美しい街並みを歩き、ローマの歴史的な遺跡を巡り、バルセロナの芸術に触れる旅でした。子どもがいたら、こんなに自由に旅行することはできなかったでしょう。この旅行は、私たち自身を再発見する素晴らしい経験となりました。
さらに、私たちは多くの友人たちと一緒に楽しむ時間を大切にしています。週末には一緒に料理をしたり、映画を観たり、時にはスポーツ観戦に出かけたりします。こうした時間が私たちの絆を深め、心を豊かにしてくれます。
批判に立ち向かうためのアドバイス
- 自分たちの価値観を大切にする: 他人の意見に惑わされず、自分たちが大切にしたいものを見失わないようにしましょう。私たちは、自分たちの選択が正しいと信じています。それぞれの価値観や人生の目標に基づいて選んだ道を歩むことが大切です。
- パートナーと話し合う: 夫婦でしっかりとコミュニケーションを取り、お互いの気持ちを理解し合うことが大切です。私たちのように、辛い時にはお互いに寄り添い、支え合うことで、どんな困難も乗り越えることができます。
- 共感できるコミュニティを見つける: 同じような価値観を持つ人々と交流することで、心の支えになります。私たちも、DINKsとして生きる他の夫婦と交流することで、多くの励ましと共感を得ています。共通の価値観を持つコミュニティに参加することで、自分たちの選択が間違っていないと再確認できるでしょう。
終わりに
私たちの生き方が正しいかどうかは、他人が決めることではありません。
それぞれの人生には、それぞれの幸せの形があります。批判や偏見に負けず、自分たちの選択を信じ続けていきましょう。
DINKsとしての私たちの物語が、同じように悩んでいる方々に少しでも励みになれば幸いです。私たちの幸せを追求する道を、共に歩んでいきましょう。
読んでくださってありがとうございます。
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