先日、会社の飲み会で後輩から質問を受けた。
「先輩は結婚するのにいくら貯金してましたか?俺、近々結婚しようと思ってるんですけど、結婚資金がまだ50万円しか貯まってないんですよ。ってか、いくら貯金すればよく分からなくて・・・。結婚するのにいくら必要なんですかね?」
いやぁ〜。結婚に関して楽しそうに話す後輩を見てると、こっちもなんだか幸せな気分になっちゃうね。幸せのおすそ分けをもらった気分です。
さて、この彼の惚気話に対し、酒が入っているにも関わらず、俺は自分の体験を踏まえ本気で色々答えた。というのも、結婚に際して多少お金の使い方を間違ったという後悔があるからだ。ということで、俺の失敗談を記録しておきたいと思う。
結婚資金に1,000万貯めた俺
俺は、20代前半から結婚のためにしっかり貯金していた。
”結婚に関する費用は彼女に負担させない。全て男の俺が準備するんだ!将来の嫁さんが望むことは何でもしてあげたい。好きな式場で結婚式を挙げてあげたい。満足する指輪を買ってあげたい。新婚旅行も好きなとこに連れて行ってあげたい。新居で使う家具・家電もいいものを揃えてあげたい。”
こう考えるようになった理由は自分でも分からないが、何故かずっとこういう考えをもっていて、そのために若い頃からコツコツと貯金をしていた。誰と結婚するかも分からないのに・・・。今考えると変な男である。多分、結婚というものに憧れてたんだろうね。
もちろん、最初から1,000万円の貯金を目指していたわけではない。その頃の俺は結婚にいくら必要かも分かっていないので、明確な目標もなく貯金に励んでいたし、25歳位で結婚するつもりだったので1,000万円の貯金なんて考えもしなかった。
しかし、実際結婚したのは30歳の時。なので、自分が思っていたよりも結婚するのが5年も遅くなり、結果として1,000万円以上の貯金ができていた。
結婚関連で俺が使ったお金は・・・
現実や相場を知らず、ただ結婚に関する変な憧れを抱き「結婚資金は全額俺が負担する!」と意気込んでいた俺も20代後半にり、世間一般の常識を身に付けた。そうすると、普通なら結婚資金の負担割合はともかく、多少は彼女側にも負担してもらうと思うのだが、俺は結局そうせずほぼ全額を負担した。ちなみに、親からの援助も無し!
- 結納金:0円(結納はせず)
- 結婚式:400万円(ホテルウェディングではなく専門式場にしたので安くついた。嫁さんに感謝。)
- 指輪:50万円(婚約指輪&結婚指輪。ブランド物ではないオーダーメードものなのでこれも安くついた)
- 新婚旅行:80万円(新婚旅行は先はハワイ。ホテルはそこそこ良い所)
- 引越し費用:20万
- 家具・家電:130万(テレビ・洗濯機・掃除機・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・トースター・アイロン・ドライヤー、ソファー、テーブル、ダイニングテーブル、タンス、本棚、食器棚、食器、調理器具、カーテン、カーペット、etc・・・)
- 自動車:300万(エアバックも付いていないスポーツカーだったので、安全なセダンに買い替え)
合計980万円也。
社会人生活7年で貯め込んだ貯金をほぼ全額結婚式に費やした。ぶちゃけ、こんなにかかるとは思っていなかたが、どんどん積み重なってこれだけの金額を使ってしまったのだ。
冒頭で失敗したとか、間違ったお金の使い方をしたとか書いちゃったけど、一生に一度の事なので好きなことが出来て本当に良かったと感じている。しかし、後輩には正反対の回答をした。「結婚する為にそんなに沢山のお金を貯金する、準備する必要なんて無い!」ってね。
だって、もしも俺が貯金を1,000万円ではなく2,000万円持っていたら、多分2,000万円使っちゃったもん。逆に、500万円しか持てなかった500万円で満足する結婚式&新婚旅行&新婚生活の準備をしていたと思う。
つまり、分相応の結婚式をし、それで満足しいたはずなのだ。
なので、そんなに多くのお金を貯める必要なんて無いんだと思う。結婚したい相手が見つかった時、親兄弟に金銭的な迷惑をかけずに結婚できるのであれば、その時の貯金の範囲内で出来る結婚式をすればいいと思う。
お金を貯める暇があれば、さっさと結婚した方がいいと思う。
ちなみに、俺が一番お金の使い方を間違ったと思うものは家具家電である。
新婚生活、新居生活を快適にしたいという思いが強く、あまりにもいいものを買い揃えすぎたため、飽きても勿体無くて買い替えることが出来ない。。。
家具家電に関しては、もっと安いもので揃え、買い替えを楽しんだほうが良かったと後悔している。
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