義務を果たさず権利を主張する若手社員〜有給休暇完全消化宣言!

先日、新入社員・・・、ってかもう4月になったから入社2年目の若手社員(以下A君)からこんな相談を受けた。相談っていうか宣言を受けた。

「俺、今月有給休暇取申請してもいいですかね?去年は新入社員だったし、遠慮してあまり取らなかったんですけど、有給休暇って労働者の権利ですよね?今年は有給休暇全部使っちゃおうって思うんですよ。だから早速4月から取りたいんですけどいいですかね?特に予定は無いんですけどね。。。」

いやぁ〜、有給休暇完全消化宣言ですよ。なかなか面白いことを言う新人君です。4月は期初であり、とても忙しい時期。しかも、A君は2年目となる今年度からはある仕事をメインで任された(ま、簡単な仕事だけど・・)。にも関わらずこの発言。

自分の仕事とか役割とかを全く理解していないとしか思えない発言だ。別に有給休暇完全消化を否定しているわけじゃないんだけど、態度と言うか心構えと言うか・・・。再教育しないとなぁ〜

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もう一人の若手社員は・・・

「A君がこんな発言をするのは、今時の若者だからなのだろうか?」そう思った俺は、同じ部にいるもう一人の若手社員B君に聞いてみた。「有給が欲しいか?」と。

すると、B君はこう答えた。

「欲しいのは欲しいです。でも、今年から一つ仕事を任せてもらいましたし、この仕事をしっかり覚え、ちゃんと仕事が出来る様になってからだと思ってます。休んでも先輩方に迷惑をかけないように出来るようになってからですかね。」

模範的回答、優等生の回答である。さすが優秀と評判の高いB君である。

B君は自分がやるべきことが出来るようになった時、初めて有給を取ろうと考えているのである。つまり、自分の義務を果たせるようになった時、初めて権利を主張しようと考えている。

こういう立派な若手社員がいて凄くホッとした。

ちなみに、俺だったらどう答えるか?多分、「有給なんて必要ないです」だろう。何といても俺は未だに社畜根性が抜けない哀れな社員だから・・・。

A君にも聞いてみた

B君の意見を聞いた後、やっぱりA君に説教すべきだと考えた俺は、A君を会議室に呼び出した。

俺:「A君。今朝、有給の話をしていたよね。有給は労働者の権利であり、休みたいなら休めば良い。でも、本当に休んでもいいのか?今期から任された仕事は大丈夫か?君が休むことで周りに迷惑をかけることにならないか?」

A君:「そうですよね。社員の権利なんだからしっかり休もうと思います!それに、俺が率先して休むことで、同期も休みやすくなると思うんですよ。あと、今期から担当する仕事は大丈夫です。俺さんの心配してる仕事の件は、前任の○○さんにちゃんとお願いして休みますから。」

開いた口が塞がらなかった。A君は自分に課せられた義務を果たすことよりも権利を主張することを優先する考えしか頭に無いのだ。義務を果たすからこそ権利が約束されるという構造が理解できていないのだ。また、権利を主張する自分が格好良いと思い込んでいる。幼稚な考え方である。

後から聞いた話だが、同期に対しても有給を全て消化することを宣言し、早速実行に移していることを自慢していたらしい。A君は考え方が完全に子供だ。社会人としての考え方を身に付けていないのだ。新入社員時代に学生気分を叩き直されていないのだろう。

俺は、A君の教育係ではないが、同じ会社、同じ部で働く先輩として、しっかり彼の間違った考え方をたたき直してあげようと思う。

同じ部で同じような教育を受けているはずなのに、どうしてA君とB君とではこんなに考え方が違うのだろうか?しばらくは、この二人の行動を観察して見ようと思う。A君みたいな子は思い込みが激しく頑固だからなぁ〜。

次の新入社員に悪い影響を与えないように、急いで再教育しなければ・・・。