20代から40代の社会人に「時間があればしたいことは?」とのアンケート結果がニュースで公表されていた。驚くべきはその結果。その問いに対し78.2%が「睡眠」と回答したらしいのだ。
もし、これが本当なら日本は夢や希望がない国ということになる。趣味などの楽しことに時間を費やすよりも寝ていたいと考えるなんて、人間として間違った生き方をしているとしか思えない。本当に恐ろしいアンケート結果だ。。。
でも、日本人ってどんだけ寝ずに働いているんだろう?
ってことで、働く社会人の平均睡眠時間を調べてみたら以下のような調査データがあった。
【働く社会人の睡眠時間】
- 6時間・・・41%
- 7時間・・・25%
- 5時間・・・20%
- 4時間・・・5%
総務省統計局による調査だと日本人の平均睡眠時間は7時間42分となっているので、働いている人は平均と比較して1時間半以上睡眠時間が短いことになる。
でも、でも6・7時間寝てる人が66%もいるんだよね?
平均睡眠時間が5時間以下って言うなら、時間があれば一番したいことは「寝ること!」って答えになっても納得だが、6時間以上寝ててもまだ寝たいなんて、日本人はどんだけ疲れてるんだろうね。ちょっと甘えすぎじゃね?
時間に関するアンケート結果を詳しく見てみる
冒頭に述べた20代〜40代の社会人に関するアンケート項目はこれだけではない。時間に関して以下のようなアンケートを行っている。
- 時間が足りない、もっと欲しいと思う?
→思う!と回答した人が83.7%
- 時間が出来たらしたいことはなに?
- 睡眠・・・78.2%
- 趣味・・・62.8%
- 運動・・・28.1%
- 育児・子育て・美容・ダイエット他
- 時間が足りない理由はなに?
- 仕事が多過ぎる・・・73.5%
- 時間の使い方に問題がある・・・38.5%
- 家事で忙しい・・・36.3%
- SNSばかり見て時間を無駄にしている・通勤時間が長い他
アンケートは複数回答OKだったみたい。時間があれば趣味や運動をしたいという人が結構沢山いた。この結果を見ればちょっと安心するよね。人生を楽しもうとする日本人はまだまだ多いってことだから。
6時間も寝ておきながら、一番したいことが「寝る」なんてどういうことやねん!と憤ったのは早計でした。。。
アンケート結果から見える問題点
時間が足りない理由に対するアンケート結果からは、悲しい現状が見えてくる。仕事で忙殺され人生を楽しめていないってことが浮き彫りになったってことだから。
時間が足りない理由は、「仕事の量が多過ぎるから」。
さらに、仕事で短縮出来たらいいことを聞いてみると、「資料・企画書作り」「社内会議」が圧倒的に多い結果になっている。日本の働く人達はみんな同じような悩みを抱えているんだね。俺もこの回答に全力で同意。
資料・企画書作りと会議に追われる社会人
俺も必要性が低い資料や企画書作りとムダに長い社内会議が大嫌い。このせいで常に仕事に追われて時間的な意味だけではなく精神的な余裕も無くなるし、残業も多くなる。心身ともに疲弊してしまう。
日本全体ではどれだけの時間を無駄に使ってるんだろう。経済損失額に置き換えると想像できないほどの巨額になるんだろうな。日本経済にとって今の仕事のやり方はマイナスでしか無い様に思えてきた。
さて、誰もが「無くなちゃえばいいのに」と考えている、無駄で効率が悪く生産性のない仕事。みんなが止めたいと思っているのになかなか止められないのはなぜだろう?恐らくその理由は各職場ごとに違っていて、解決出来ない要因も様々だろう。
各企業、各職場単位の努力だけでは解決できない永遠のテーマになっている。
働き方改革が日本人のワークスタイルを変えるのか!
こんな状況だからこそ日本政府が推進する「働き方改革」の早期実現が重要。企業や職場にワークライフバランスの改善を期待しても無理!(一部の企業では大きな改善を行っているが、そんなの日本企業の1%にも満たないからね)
こうなったら、お国が法律とか条例とかで色々規制するしか無い。
今、日本が勧めている働き方改革にも色々問題があるが、(リストラの増加するかも?結局長時間労働はなくならないかも・・・)これが日本人のワークライフバランス改善の一歩になることは間違いないはず。
大きな問題をいきなり解決するのは難しい、トライアンドエラーを繰り返しながら、長い時間をかけて改善するしか無いんだよね。
安倍政権の推し進める「働き方改革」が問題解決へ向けたきっかけになることを期待しよう。
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