大企業とベンチャー企業の圧倒的な違い!転職しちゃう?

仕事

俺は大企業と呼ばれる会社に勤務している。

日本において、大企業と呼ばれる会社に勤務している労働者の割合は、確か10%〜15%。よって、大企業に就職できた俺はそれなりに幸せ者であると自覚している。

だけど、最近ベンチャー企業、中小企業へ転職したいと考えることがある。30代前半からそんなことを思うようになった。

 

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大企業の問題点・デメリット

大企業とベンチャー企業の違いを並べるとキリがないが、とにかく前向きに仕事に取り組んでいる時に限って嫌になることがある。それは、チャレンジ精神だ。

今の時代は流行り廃りが早い。ある商品がヒットしても、1年後にその商品が残っているかなんて誰にも分からない時代になった。

また、技術の進歩がめざましく、ITの発達によりベンチャー企業でも大企業と同じような商品の開発などが可能となっている。大企業のような巨大な資本や資金力がなくても参入できるビジネス領域が広がっている。

よって、大企業は大きな転換期を迎えている。今までのように巨大な資本力によるインフラや販売ネットワーク、ブランド力やヒット商品だけでは業績を維持できなくなっているのだ。つまり、大企業はもっと危機感を持ち、今まで競争相手として見下していた中小企業やベンチャー企業と戦う姿勢を持たなければならないのだ。

にも関わらず、大企業は未だに守りの姿勢から抜け出せない。チャレンジ精神を忘れている。これが大きな問題点であり、俺が転職したいと思ってしまう理由だ。

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新しいアイディア・企画が通らない大企業

俺はあと約30年働かなければならない。よって、最低30年は会社に存続してもらわなければならない。俺が働いている間に倒産してもらっては困る。

そう考えながら俺は危機感を持って仕事をしている。誰のためでもなく自分のために仕事をしている。

だからこそ、俺は新しいことにチャレンジしたいと思っている。チャレンジしようとしている。世の中のニューズは年々変化している。俺も、今の若者の気持ちが分からないおじさんになってきたが、若者の思考・興味・ニーズを理解し、彼らに求められる商品を作りたいと思っている。

でも、そういった考えに基づく商品を企画しても上層部の理解が得られない。上層部が企画を通さない理由は大きく2点だ。

「前例がない」
「確実に成功するとは思えない」

前例?あるわけ無いじゃん。俺は新商品を考えてるんだもん。前例があったら新商品じゃなくて既存商品じゃん。馬鹿じゃねぇ~の?うちの上層部大丈夫か?

成功するか分からない?俺は預言者じゃねぇ〜っつ〜の。予知能力なんて持ち合わせちゃいないので確実に成功する商品なんて作れるわけないじゃん。ってか、確実に成功すると分かっている商品なら他の誰かがすでにやってるでしょ。成功率80%なんて求めてるんじゃねぇーよ。成功率60%くらいでもチャレンジさせろよ。そのために小規模のテストマーケティングからスタート出来る低コストな商品展開を考えてるんじゃねぇ〜かよ。

これ、うちの会社だけじゃないんだよね。いわゆる大企業病ってやつ。大企業には総じてこういう問題が多い。チャレンジ精神を持った社員からすると本当につまらなく感じてしまうし、これでいいのか?って本気で心配になる。

このままだと、シャープみたいに日本を代表するような大企業はどんどん力を失っていくよ。俺の会社も同様。

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新しい企画が通りやすいベンチャー企業

俺はベンチャー企業で働いたことはない。しかし、俺はベンチャー企業が大好きだから、取引先にベンチャー企業を選ぶことが多い。だから、多くのベンチャー企業と一緒に仕事をする機会が多く、総じてベンチャー企業は新しいことにチャレンジしていることをよく知っている。(もちろん、好き嫌いだけで取引先を選定しているわけではなく、ベンチャー企業の機動性、革新性を買って取引している)

俺は、自分の会社で採用されなかった企画を実現するためにベンチャー企業と手を組むことがある。彼らは成功率50%で安価な初期コストとする仕組みさえあればすぐに企画を採用し実行してくれる。

その決断スピードと実行スピードはとんでもなく早い。俺の会社で3ヶ月かかるようなことを1ヶ月かからず実現させてしまう。ありがたいことがだ、脅威に感じる。

ベンチャー企業は大企業と比較して、世に中にリリースする商品の数が圧倒的に違うのだ。これでは、いつしか市場ニーズはベンチャー企業に取られてします。大企業とベンチャー企業の立場が逆転する時代が確実にやってくる。そう思うと、ベンチャー企業に対して脅威を感じてしまう。

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大企業からベンチャー企業への転職

チャレンジ精神とそれから来る決断力と実行スピードこそが、大企業とベンチャー企業の圧倒的な違いであり、ベンチャーで働きたいと思う魅力である。

しかし、現実問題として新しいことにチャレンジするということには大きなリスクもある。成功しなければコストだけかかってしまうということだ。よって、ベンチャー企業は、失敗しても経営に大打撃を食らわない範囲の中小規模の企画しか通らない。中小規模の企画から生まれる利益は中小規模だ。中小規模の企画から莫大な利益を得るなんて本当に稀である。0.1%も無い確率だ。

 

大企業の問題点・デメリットばかり考え、大企業で働くことのつまらなさを感じていた。そして、ベンチャー企業のメリット、ベンチャー企業の将来性、ベンチャー企業のチャレンジ精神に魅力を感じていた。でも、これって、隣の芝が青く見えているだけなんだよね。多分。

大企業とベンチャーを比較するとそれぞれにメリット・デメリットがある。ただ、やっぱり安定性という面から考えると大企業が圧倒に強い。どんな屁理屈を述べてもそれは変わらない事実だ。大企業が倒産する確率よりも、ベンチャー企業が倒産する確率の方が圧倒的に高い。

俺が選択すべきなのはベンチャー企業に転職することではなく、今の大企業で自分の企画を通すべく努力することなんだと思う。

ベンチャー企業に魅力を感じるのは、ベンチャー企業へ転職すれば自分の思い通りの仕事をすることができるから。自分の企画を通す為に一番簡単な手段が転職だと思ったからだ。こんな弱気な考えは改めなきゃな。

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