会社の業績が悪い。そのせいで私の年収は大幅ダウン。3割も減少した・・・。
正確にいうと、今月の給料から下がったので、年収ではなく今月の給料が先月に比べて32%減少したということだ。先月は手取り45万円あった給料が、今月は30万円しかない。金額にして15万円のダウンだ。
月給が3割も下げられる事態になるなんて想像もしていなかった。まさか、これ程手取り月収が減るなんて全く考えていなかった。
しかし、こんな想像もしていなかったことが実際に起ってしまった。
テレビなんかで、ボーナスがゼロになる人や、残業がゼロになり給料が激減する人のドキュメンタリーなんかを見たことがあったが、そんなことが自分の身に起こるなんて思いもしていなかった。
完全に他人事だと思っていた。。。
年収が3割ダウンとなった経緯
一言で言えば会社の業績が悪いからである。
理由は様々だが、はっきり言って経営者の責任だ。詳しく書くと会社批判になるし、職務上の守秘義務規定に違反することになるので、これ以上書けないが俺たち従業員の責任より経営層の責任がはるかに重い。
また、会社の業績が悪いと言っても、別に赤字になるわけではない。僅かではあるが、利益は出る予定だ。しかし、その利益がステークスホルダーに約束した金額をはるかに下回るのだ。そのため、私たち従業員の年収を大幅にカットすることで利益を確保しようとしているのだ。
なぜこんな無茶苦茶な要望を労働組合が承諾してしまったのか不思議でしょうがない。ってか、労働組合との話し合いはあったのだろうか?話し合いしていたら、こんな条件飲まないと思うのだが・・・。
ま、いずれにせよ、年収が3割ダウンとなるのは避けられない事実だ。
3割ダウンと言っているが、ボーナスまで下げられると3割ではすまなくなるだろう。さすがに5割ダウンにはならないとは思うが、4割ダウンにまで影響が拡大する可能性はある。
最低限年間3ヶ月のボーナス支給月数は確保して欲しいが、どなることやら・・・。
うちの会社の労働組合の力は弱いみたいだからね。
手取りが月収で15万円減少して・・・
年収が3割減らされた。
実際、どのようにして給料が減ったのかというと、別に基本給が下げられたわけではない。残業が原則禁止となったのだ。つまり、月15万円分の残業ができなくなったということだ。残業の時給を3,500円と仮定すると、約43時間の残業時間&残業代カットだ。
残業が原則禁止になると聞いた時、実はぶっちゃけ嬉しかった。だって、残業が43時間も減るんだからね。毎日2時間位早く家に帰れるのだ。こんなに嬉しいことはない。
もちろん、その分給料が減ってしまうことは分かっていたし、減少する金額も想定できていた。しかし、給料が減ることよりも残業が無くなることが嬉しすぎて、経済的なダメージをリアルに想像していなかった。
実際に給料明細を見て・・・
大幅に減った給料明細を自宅へ持ち帰り、妻と情報を共有した。
そして、真剣に家計のやりくりを考え直す事にした。
給料が3割以上ダウンし、手取りで15万円減ったのだが、それでもなんとか30万円を確保出来ていたので、正直なところ危機感は殆ど無かった。
しかし、先月までと同じ生活レベルを継続すると、貯金が全くできなくなるどころか貯金を少しずつ取り崩すことになることはが判明した。。。
残業禁止令が数カ月先に解除されるのであればそれでも良いが、いつ解除されるか検討もつかない。ということで、生活レベルを落として多少の貯金が出来るようにすることにした。
具体的に言うと、「外食の回数を大幅に減らす」「飲み会への参加回数を減らす」「ファッション関係の出費を減らす」の3項目の節約で乗り切ることにした。
生活の基盤に手を入れること無く(生活必需品の削減をすることなく)なんとか乗り切れそうなので一安心だ。
まとめ
今回、十数年の社会人で初めての収入ダウンを体験したわけだが、色々と考えることがあった。(この収入ダウンは、まだ始まったばかりだけど・・・)
幸いなことに、私は、住宅ローンや自動車ローンを抱えていない。また、その他にも借金と呼べるものは1円もない。そして子供もおらず共働き。いわゆるDINKSである。
つまり、住宅ローンを抱え小さな子供を育てている多くの同僚と比べると、圧倒的に責任が少ないのだ。そして、その責任に伴うプレシャーも皆無に等しい。
だからこそ、「月の手取りが15万円も減少する」という緊急事態に遭遇しても、なんのプレッシャーやストレスも感じること無く平然としていられるのだ。
結婚して数年経ち、子供がいないことに対して思うことは色々あるが、悪いことばかりでも無いな。。。と思える出来事だった。
もう一つ。
私には、投資をはじめとした副収入がある。しかも、結構安定した副収入だ。会社からもらえる給料以外にも別の収入源があるというのも、私の精神衛生上とても良い結果をもたらした(大した金額じゃないけど・・・。)残業がなくなることで生まれる自由な時間を、副収入を増やすために活用できると思えたからだ。この考えのお陰で残業カットを前向きに捉えることができた。
経済が縮小していく日本、実力主義の導入が加速する日本において、年収大幅カットは他人事とは言えない状況だ。それを、今回肌で実感した。
今回の年収大幅カットは私の生活・ライフスタイル・人生の流れを大きく変えるものではなかったが、またいつ来るか分からない収入減少に対応できる対策をしっかりと身に付けておきたいと感じた。
具体的には、副収入の更なる拡大と貯金を増やすことかな。もう少し生活費を見直して貯金する様に嫁と話しあおうかな。
それにしても、こんなに給料がダウンしたのに、文句一つ言わないどころか、笑い話として受け入れる私の妻はすごいと思った。いい妻をもらったと、改めて感謝しなきゃね。
コメント
今は会社の業績が黒字のうちにリストラなど手を打つところが多いですね。
某大手製作所も業績は悪くないけど、人員に手をつけてます。
会社の業績がいいから、と安心しないで自分でもできることをどんどんしていったほうがいい時代ですね。
副業するのはすごくいい判断だと感じます。
こんにちは、はじめまして
恐ろしい時代ですね。
本当にこういう事が起こるのですね・・・
真剣に読ませて頂きました。