「管理職で働こうと思える年収はいくら?」
とあるサイトでこんなアンケート結果が公開されていた。管理職(部長・課長・係長)と言えばサラリーマンの中でもエリート層。そして、現在、管理職になれる人の割合はかなり少なくなっている。
管理職になれる確率は、企業によって結構違うと思うが、少ないところは1割、多いところでも3割り程度ではないだろうか?7割程度の人が管理職になれる時代もあったらしいが、今は企業が利益を出すのに四苦八苦している時代。人件費を抑えるために管理職のポストはどんどん減っている。
管理職のポストが減るということは、一人の管理職が抱える部下の数は増え、その分管理職の仕事量は増えていく。しかも、管理職に与えられる権限や裁量は一昔前に比べると減っているように感じる。つまり、現代の管理職は結構辛いポジションと言える。だから、最近は管理職になりたくないという若者が増えているらしい。
さて、そんな管理職だが、年収をいくら貰えればやる気になるのだろうか?多くのサラリーマンが希望する管理職の年収とはいくらなのだろうか?
管理職になるなら年収1000万円欲しい!
とあるサイトで公表されていたアンケート結果をまとめると以下の通り。
【男性回答(カッコ内は累計の割合)】
- 年収に関係なく管理職になりたい・・・2.4%
- 年収200万円・・・0.3%(2.7%)
- 年収300万円・・・0.9%(3.6%)
- 年収400万円・・・3.9%(7.5%)
- 年収500万円・・・10.3%(17.8%)
- 年収600万円・・・11.8%(29.6%)
- 年収700万円・・・14.5%(44.1%)
- 年収800万円・・・13.9%(58.0%)
- 年収900万円・・・3.0%(61.0%)
- 年収1000万円以上・・・26.3%(87.3%)
- いくらもらっても管理職になりたいくない・・・12.4%(100%)
【女性の回答(カッコ内は累計の割合)】
- 年収に関係なく管理職になりたい・・・2.5%
- 年収200万円・・・1.3%(3.8%)
- 年収300万円・・・1.3%(5.1%)
- 年収400万円・・・6.3%(11.4%)
- 年収500万円・・・17.7%(29.1%)
- 年収600万円・・・10.1%(39.2%)
- 年収700万円・・・8.9%(48.1%)
- 年収800万円・・・10.1%(58.2%)
- 年収900万円・・・1.3%(59.5%)
- 年収1000万円以上・・・12.7%(72.2%)
- いくらもらっても管理職になりたいくない・・・27.8%(100%)
このアンケートから分かることを簡単にまとめると・・・
- 男性・女性ともに年収に関係なく、管理職になりたいと言うやる気、野望を持っている人が2%程度存在する。
- 男女性ともに「年収800万円もらえるならば管理職になってもいい」と考える割合が累計で50%を超える。
- 「年収900万円もらえるなら管理職になる」と答える人の割合は一桁台と急激に低くなる。年収900万円なら一気に1000万円を目指すということなのだろうか?
- 男性も女性も、年収1000万円もらえるなら大半の人が管理職になってもいいと考えている。
- 男女で大きな違いがあったのは、「年収をいくら貰おうとも管理職になりたくない」という人の割合。男性が12.4%であるのに対し、女性は27.8%と2倍以上の開きがある。
ということで、管理職としてより多くの人が満足する年収は1000万円ということになる。
年収1000万円を稼ぐサラリーマンはたったの4%?
さて、管理職として割に合う年収を1000万円と考えている人の割合が結構高いということが分かったわけだが、実際に年収1000万円を稼ぐ人の割合はどの程度なのだろうか?
実は、たったの4%しか存在していない。男性で6%、女性で1%程度なのだ。
理想と現実はこんなに違うんだね。管理職の年収として1000万円を求めているひとは多いが、実際の管理職(部長、課長、係長)は年収1000万円なんてもらっていないわけだ。
つまり、今管理職として働いているサラリーマン達は、「こんな年収じゃ割に合わないよなぁ〜」なんて思いながら毎日働いているのかもしれない。
これじゃ〜、どんどん管理職になりたがらないサラリーマンが増えても仕方ないよね。
それにしても、女性で年収1000万円稼ぐ人の割合が1%以下ってのには驚きだね。女性の社会進出なんて言っておきながら、現実はこれだもん。もっと稼ぐ女性が出てこないと、本当の男女平等社会は訪れないよね。
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