上司のことなんて言う?
さん付け?それとも役職名?
そんな疑問に関して、「企業に勤めている人(正社員、パートなど)」を対象に2000人にアンケートを行った結果がニュースに出ていました
【ひと目でわかる】「役職名」か「さん」? 意外な事実が分かった表も!
その結果は、「さん」付けが「役職名」を10ポイント上回ったということです。「現在勤める企業の社内で、上司のことをどのように呼びますか?」との回答結果は、以下の通り。
- 「さん」付けで呼ぶ:55.0%
- 「役職名で呼ぶ」が45.0%
また、「現在勤める企業の創業年数」を聞いた結果は以下の通り。
- 「50年超」:24.7%
- 「30年以内」:16.8%
- 「20年以内」:16.8%
- 「50年以内」:15.0%
- 「3年以内」:9.1%
- 「5年以内」:5.8%
さん付けが多い為、起業後間もないベンチャー勤務等が多いと思いきや、創業50年以上となる老舗企業に務める会社員の回答が最多。
一方、「3年以内」の企業勤務者では、「さん」付けが61.5%と6割を超えたのに対し、「50年超」の企業勤務者の「さん」付けは49.9%と、わずかながら「役職名で呼ぶ」が上回ったとのことです。
でも、歴史のある企業でも「さん」付が広まっているんですね。
上司をさん付けで呼ぶことのメリット・デメリット
私が勤務する会社でも、上司を「さん」付けで呼ぶケースが増えてきた。
理由は、「風通しの良い職場を作るため」。
社員が自分の意見を上司に言いやすいように、さん付けを根付かせるということなのですが、「〇〇専務」「〇〇常務」「〇〇部長」「〇〇支店長」「〇〇課長」「〇〇次長」「〇〇係長」「〇〇マネージャー」etc・・・と役職で呼ぶよりも、さん付けの方が意見を言いやすくなるんですかね?
確かに、役職名で呼ぶと上司と部下という上下の関係性が強調されますが、さん付けで呼ぶと一緒に働く仲間という感じになりますからね。
あと、上司を呼ぶ時だけでなく、上司が部下を呼ぶときの呼び方も距離を近づける為には大事ですよね。上司が部下を呼び捨てにすると威圧感がありますが、さん付けなら威圧感も生まれず、距離が縮まります。
ということで、さん付けのメリットは上司と部下の間の距離感を縮め、風通しの良い職場を作れるってことでしょうか。
また、アンケートでは以下のような質問も行っています。
役職名で呼ぶ人たちは、上司を「さん」付けで呼ぶことについて、どう思っているのか?
- 「違和感はない」53.7%
- 「違和感がある」45.7%
違和感があると回答した人に理由を聞くと回答は以下の通り。
- 「役職の上の人に失礼」68.9%
- 「組織の秩序が保てない」23.5%
逆に、「さん」付けで呼ぶ人に、上司を役職名で呼ぶことについて聞いた回答は。
- 「違和感はない」79.0%
- 「違和感がある」20.0%
この回答から見るに、さん付けのデメリットは、「役職の上の人に失礼になる」と「組織の秩序が保てない」となりますが、実際そんなことはないですよね。
まぁ〜、「俺をさん付けで呼ぶなんて失礼だ」とか思っている上司は器が小さいですし、そんなことで秩序が保てなくなる組織なんてそのうち駄目になります。
これからますますさん付け文化は広がって行くんでしょうね。
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