正社員で働いている限り、管理職になる可能性は全ての人に与えられている。
というより、管理職になることを前提に会社は採用している。
だから管理職向けの教育をするし、管理職を目指すような目標設定をさせられる。
私自信の考えは置いといて、世間一般的に考えると、正社員で働いている人間が全員管理職になりたいと思っているかといえば、そうではないと思う。
なりたいどころか、
- 「管理職になりたくない」
- 「私にははそんな役職向いていない」
- 「ずっと平社員のままがいい」
と心の底から思っている人も多いはずだ。
ということで、先日そのアンケート結果を公表してる情報を見つけたので記録しておく。
管理職になりたい?なりたくない?
管理職になりたいか、なりたくないかは、性別や年代でその割合は大きく変わる。
そりゃそうだよね、人間というのは時間が経過することで、より多くの知識を習得するし、仕事や生活環境が変わる訳で、その時々の状況に応じて判断を変えるものだからね。
具体的に例を挙げれば、若い人は好奇心旺盛で野心・出世欲も強く、将来に夢と希望を持っている傾向が強い。しかし、年を重ねれば、酸いも甘いも全てを知り尽くし、現実が見えるようんなる。
そうなると、遠くに見る夢や目標としてではなく、「管理職」というものの真の姿が見えてくる。
つまり、いいことばかりではなく、悪いことも沢山知ってしまう。判断するための知識を習得し、多くの判断材料を得るということだ。
また、自分の才能・能力・力量・体力・向き不向きなんかも理解してくると、自分が管理職に向いているのかいないのか?自分は管理職を目指すべき人間なのか、そうでないのかを理解できるようになる。
つまり、「管理職になりたいか?」と聞かれた時の自分の知識レベル、自分が置かれている環境、自分の能力、自分の適正を総合的に判断して答えを導き出すのだ。
だからこそ、性別・年代別に回答は違う傾向を見せる。
管理職に関するアンケート結果
うろ覚えなのだが、アンケート結果はこんな感じだった。
- 年代を20代、30代、40代の3つに分けてアンケートを集計した結果、男性も女性も同じ傾向を示した。年を追うごとに「管理職になりたい」と答える割合は減る。
- 男性の20代が最も「管理職になりたい」と回答しておりその割合はほぼ50%。
- 最も管理職になりたくないと答えたのは40代女性であり、その割合は約75%にも及ぶ。
「女性の管理職登用比率を2020年までに3割に引き上げる」なんてことを政府や経団連が推進しているが、当事者の女性の皆さんのほとんどは「管理職になんかなりたくない!」と思ってるようですね。
これが本音。
では、なぜ管理職になりたくないと思っているのでしょうか?その理由は以下の通り。
- 責任が重くなるのが嫌だ
- 仕事量が増えるのが嫌だ
- 自由な時間・プライベートな時間が減るのが嫌だ
まぁー、ごもっともな意見ですよね。
では、どうすれば女性管理職を増やすことが出来るのかと言うと、上記3つの管理職を目指す障害を改善するよりも、上記3つの嫌なことを嫌と思わず管理職になりたい!と思っている人を登用するのが手っ取り早いでしょうね。
なお、男性は全体で集計すると、約3割が管理職になることを望むが、実際に管理職になれるのは2割もいないらしいです。で、今後は女性管理職の割合が増えるわけだから、男性にとっては管理職は狭き門になっていくんですね。。。
私は、5年後管理職を目指しているのだろうか・・・。
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