俺の悪い癖は「お風呂で寝る」ことだ。
子供の頃からなので病気ではないと思うのだが、俺はお風呂に入ると必ずと言っていいほど寝てしまう。習慣というか、癖というか・・・。
温かい湯船に浸かり目を閉じていると、あっと言う間に夢の中に突入してしまう。寝る瞬間の記憶はない。
お風呂で寝るとなかなか目を覚まさない。約2時間後に目を覚ますこともあるが、ほとんどの場合、お湯が完全に冷めていしまい耐えられない寒さにならないと目覚めない。だから、夏なんてお湯がなかなか冷めないので、朝までお風呂で寝てしまうことがざらにある。つまり、6〜7時間お風呂に入りっぱなしの状態だ。(何だか、病気っぽいな・・・)
で、6時間お風呂に浸かって寝ていると、体が大変なことになる。
手は真っ白でしわくちゃだし、入浴剤を入れていないと体中カルキ臭いし、塩素のせいで体中乾燥肌になって痒くなる。さらに、目やにも信じられないほど大量に出ている。。。
あと、長時間寝た後に目覚めると、体はかなり疲れまくってる。湯船にゆっくりと浸かるのは、一日の疲れを取ることが目的のはずだが、反対にどっと疲れてしまうのだ。これなら、シャワーを浴びてお布団で寝たほうがよっぽどマシだ。
お風呂で朝まで寝てしまう事自体は病気じゃないと思うけど、これを続けてるとそれが原因で病気になりそう・・・。
ということで、俺はお風呂で寝たくないのだが、この三十数年間、どうしても寝ることを止めることが出来なかった。できなかった理由は明確で、お風呂で寝てしまうことの問題・危険性を真剣に考えていなかったからだ。ま、寝てしまって心底困ったことは無いしね。溺れかけたことも無いし。
しかし、ネットである情報を見てしまった。
何と、浴室で溺死する人が年間に1万人以上いるらしいのだ。俺みたいに入浴中に寝てしまい、そのまま目覚めることがない人が1万人以上もいるとは・・・。お風呂で寝るって本当に危険なんだね。
ってことで、俺はまだ長生きしたいので、お風呂で寝ない方法を考えてみることにした。
まず、お風呂で寝る原因を知る
そもそも、なぜ俺は朝までお風呂で寝るのだろうか?
初めは、気持ち良すぎて眠りを誘っていたり、睡眠不足や疲れが原因だと思っていた。
でも、「俺は寝ない!」と強い意志を持って入浴しても結果寝てしまう。それ程疲れていない時、前日十分な睡眠時間を取っている時もお風呂で寝てしまう。温かい湯船に肩まで使っていると、気付かないうちに深い眠りについている。
で、「お風呂で寝てしまう」とググった結果、その原因が血圧の低下にあることが分かった。
原因は血圧の低下による失神・意識障害・気絶
お風呂に入ると寝てしまう本当の原因。それは、血圧の低下による失神、意識障害だったのだ。つまり、寝ているのではなく、気絶しているのだ。そのメカニズムは簡単に言うと以下の通り。
- お風呂に入る(湯船に浸かる)
- 温かいので血管が拡張する。(体の温度を一定に保とうとする体の機能)
- 血管が拡張すると、血圧が下がる。
- 血圧が下がると、脳への血流量が下がる。(つまり、脳に十分な血液が流れなくなる)
- 脳で血液が不足すると、立ちくらみと同じように気持ちよくなる。(意識障害の始まり)
- 気持ちよくなってくると最後、あっと言う間に気を失う。(失神・気絶)
- 数時間後、お風呂の温度も下がり、血圧も上昇すると脳に血液が戻ってきて、意識を取り戻す。
いやぁ〜、お風呂で寝るのはずっと癖だと思っていたが、そうではなかった。血圧に起因する現象だとは思っていなかった。人間の体って凄いよね。
また、いつの間にか寝てしまい記憶がないのは、意識障害を起こしているからなんだね。
ま、変な病気じゃなくて本当に良かった。
お風呂で寝ることのデメリット・危険性
変な病気ではないことには安心したが、入浴中に寝てしまうことにはどんなデメリット・危険性があるのだろうか?
血圧の低下が原因で脳への血流が下がり、意識障害を起こし失神(気を失っている)しているわけなので、それだけを考えても体に悪いことはよく分かる。
他にも、以下の様なデメリットがあると思われる。
入浴中の睡眠がもたらす危険性
- 長時間お風呂に入ることにより、大量の汗をかく。その結果、脱水症状になっていると想像できる。
- 脱水症状になると、血液から水分が失われ、ドロドロになっているはず。つまり、血栓ができやすくなり、脳卒中などを引き起こす原因となると思われる。
- 気を失い、再び目覚めた時にはお風呂は冷たくなっている。よって、風邪をひく可能性が高い。
- お風呂の塩素が原因で肌が荒れる。
- 溺れる。(最悪、命の問題に・・・)
- etc・・・
こう考えると、今まで何の問題もかったのは運が良かっただけだな。お風呂で寝てそのまま目覚めることがない事故が起きても不思議はないわけなんだから。お風呂で寝るって本当は怖いことなんだな。
お風呂で寝ない方法・対策を考える
お風呂で寝ることの恐ろしさを理解したので、本気でお風呂で寝ない方法・対策を考えてみる。本気で考え対策を取らないと、もしかしたら今夜お風呂で寝たまま、永遠に目覚めないことになるかもしれないしね。。。
ざっと思いつく方法を考え見よう。
お風呂で寝ないための対策(対処法)
- 湯船に浸からない。(抜本的解決策)
- お風呂に入ったら、湯船から腕を出して洗面器を持つ。寝てしまったら、洗面器を落とすはずなので、落ちる音で目覚めるはず。(でも、失神している人が大きな音で目覚めるか??疑問が残る)
- 防水タイマーをお風呂に設置して、その音で目覚めるようにする。(タイマーで目覚める前に溺れちゃったら意味ないな・・・)
- 半身浴にする。お湯が少なければ、一気に血圧が下がることもないから気絶する可能性が減ると思われる。また、万が一寝てしまってもお湯が少なければ溺れる可能性も低くなる。(それぞれ、可能性が低くなるだけで根本的な解決になるか疑問だが・・・)
- 家族に必ず起こしてもらう。(独身時代は母親、今は嫁が心配して起こしてくれるけど、なかなか起きないらしい。起された事自体ほとんど覚えてないしな・・・。家族に起こしてもらうというのは俺の経験上、抜本的な解決にならない。ってか、これがダメなら寝ないことを考えないと解決策にならない)
ってことで、お風呂で寝た後に早めに起きる対策はかなり難しい。よって、やはり寝ない方法を考えるべき。となると、湯船に浸からず、シャワーを浴びる入浴法に変えるか、半身浴を試すかということになる。
シャワーだけで汗をかかないと、加齢臭がひどくなるというからなるべくシャワーだけにはしたくない。ってことで、消去法で考えると半身浴を行うことが、俺に取ってのお風呂で寝ない方法となる。
今日から実践してみよう。
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