個人投資家になるにはどうしたらいいの?運用資金はいくら必要?

お金・投資・副業

毎朝早起きして満員電車に乗って通勤する。そして、終電間際の電車で家に帰り、飯食って風呂入ったら明日に備えてすぐに寝る・・・。

こんな毎日を繰り返しているサラリーマンなら一度は考えたことがあるのではないだろうか。”個人投資家という生き方はできないだろうか?”と。

個人投資家になれば通勤ラッシュなんて関係ないし、嫌な上司に無理難題を押し付けられてストレスを溜めることもないし、毎日人生を無駄に過ごしているという虚無感を感じることもないのではないかと。

 

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個人投資家になるにはどうすればいいのか?

個人投資家になるには何か資格が必要なわけではない。成人している人なら誰でもなれる。投資するための口座を開いて投資するだけだ。もちろん、不動産投資でマンションのオーナーになっても個人投資家といえる。

そういった意味では、俺も外貨や投資信託で資産運用しているのですでに個人投資家である。つまり個人投資家とは兼業投資家と専業投資家(プロの個人投資家)の2種類が存在するわけだ。

で、今回話しをしているのは兼業投資家のことではなく、専業投資家のである。投資だけで生活資金を賄えるプロの個人投資家になるにはどうすればいいのかってこと。でなければ、結局会社員として社畜的な人生を送らねばならないからね。

 

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専業投資家になるためには運用資金いくら必要?

さて、今は500円から投資できる時代なので、運用資金は500円と手数料分があれば投資家になれる。しかし、これではサラリーマンは辞められない。

では、いくらの投資資金があれば専業投資家として生きていけるのだろうか?

金額を算出する前に、投資のスタイルを考えなければならない。投資のスタイルとは、配当金などで長期的に稼ぐのか、デイトレーダーのように短期で売り買いをして稼ぐのかということである。

つまり、インカムゲイン(後者)で稼ぐかキャピタルゲイン(前者)で稼ぐか。どっちのスタイルを取るかということであり、それにより必要な投資資金は大きく変わる。

インカムゲインでプロの個人投資家を目指す場合

インカムゲインによる投資スタイルを目指す場合、かなりの巨額の資金が必要となる。インカムゲインで稼ぐ場合の多くは購入した株や投資信託の配当金や分配金で利益を得ることになる。

実際、どの程度の利回りを得ることができるのか?

東証一部上場企業の年間利回りは2%を切るのが実態(2016年は1.7%程度のはず)。また、高配当利回りの銘柄でも6%程度しかない。つまり、投資で日本人の平均年収である400万円を稼ごうと思うと必要な投資資金はこうなる。

  • 年間利回りが2%の場合・・・400万円÷2%=2億円
  • 年間利回りが6%の場合・・・400万円÷6%=6,700万円

2億円といえばサラリーマンの生涯年収に近い金額・・・。こんな金額を準備できる現役サラリーマンなんてほとんどいないだろうな(汗)。年間利回り6%で運用できたとしても6,700万円も必要。これも無理な金額だ。

でも、個人投資家というのは実在する。幻の存在ではない。ってことは、他にプロの個人投資家になる投資手法があるはず!つまり、それがキャピタルゲインによる資産運用。

キャピタルゲインなら投資資金はいくら準備する必要がある?

キャピタルゲインとは、株、債権、投資信託、外貨などを売り買いすることで発生する売買差益を利益とする投資手法。この投資スタイルであれば、インカムゲインほどの巨額な資金は必要ない。

では、キャピタルゲインではどの程度の年間利回りが見込めるのか?

これは全く読めない。投資対象の値動きなんて千差万別。大企業などは安定しているが年利数%程度の値動きしかしないだろうし、ベンチャー企業なんかでは数十倍に跳ね上がる可能性も秘めている。

もちろん、資産価値が上昇する時だけではなく、空売りを用いれば大きく下落する場合でも稼ぐことができる。

ちなみに、しっかりと利益を上げている個人投資家のブログなんかみてみると、年間利回りは20%〜30%というのが多いようだった。

ってことで、かなりざっくりな資産になるがキャピタルゲインで日本人の平均年収400万円を稼ごうと思った場合の必要な投資金額は以下の通り。

  • 年間利回り10%の場合・・・400万円÷10%=4,000万円
  • 年間利回り15%の場合・・・400万円÷15%=2,700万円
  • 年間利回り20%の場合・・・400万円÷20%=2,000万円
  • 年間利回り25%の場合・・・400万円÷25%=1,600万円
  • 年間利回り30%の場合・・・400万円÷30%=1,400万円

投資資金を2,000万円準備し、それを運用することで年間20%の収益を得ることができればプロの個人投資家になれそう。この計算であればサラリーマンを引退することも多少現実味があるな。

年利20%か・・・。個人投資家ブロガーが真実をブログに掲載しているのであれば、不可能な数字ではなさそう。というより、かなり実現性が高い話のような気がする。

また、年間利回り20%を月間利回りに換算すると1.66%。

たった、1.66%の利益を恒常的に叩き出すことができれば、会社員という辛い立場におさらばし、自由なプロの個人投資家になれるのかぁ〜・・・。

 

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個人投資家で成功する割合

と、いい面ばかり見てきたが、実際個人投資家で成功している人はどのくらいいるのだろう?成功をどのように定義するかというと難しいし、そのような統計はなかなか見つからない。

よって、金額の大小に関わらずとにかく利益を出している、儲かって人の割合を調べるとこれが結構辛い現実のようだ。

景気が上向いている状態であっても利益を上げている個人投資家は4割程度。相場が乱高下している様な時期だと儲かるのはたったの1割。残り9割の個人投資家は損しているということらしい。(正確な統計データではないが、そんな情報がネット上にあった)

プロの個人投資家になるということは、投資の利益だけで生活するということ。つまり、ずっと利益を上げ続けなければならない。なのに、長期間に渡り儲かり続けることができる個人投資家の割合がたったの1割なんて・・・。

世の中、そんなに甘い話は無いんだね。でも、そんな厳しい世界だからと簡単に諦めたくはない。となると、しばらくは兼業個人投資家として給料という安定した収入を得ながら、投資を勉強するしか無いのかもしれない。

もしくは、ハイリスク・ハイリターンで一気に勝負に出るか。

200万程度の投資資金があり、それをハイリスク・ハイリターンで運用すれば短期間で数千万円にすることも不可能ではない。恐らく、宝くじに当たるより遥かに可能性は高いと思われる。

そして、それを元手にキャピタルゲインではなくインカムゲインで稼ぐ投資スタイルを確立するのだ。もちろん、プロの個人投資家として生きていくには投資資金が足りないかもしれないが、会社にしがみつくような生き方ではなくなるはず。そうなれば、今よりは気楽にサラリーマン人生を送れるかもしれない。

兼業でも”俺は個人投資家だよ”と言えるくらい、資産運用で収入を得られるように本気で考えてみようかな。

 

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