「What would you attempt to do if you knew you could not fail?」
誰かに教えてもらったのか?それとも何かの本で読んだのか?はっきりと覚えていないけど、この言葉はアメリカの牧神さんの言葉だったと思う。
日本語に訳すと「もし失敗しないと分かっていたら、何がしたいですか?」となる。
この質問は、やりたいことが見つからず悩んでいる人にとって、その悩みを解決するための魔法の言葉だ。
人生や仕事において、
- 「自分のやりたいことが見つからない」
- 「やりたことが無くて困っている」
- 「自分でもやりたいことが分からない・・・」
なんて悩んでいる人は沢山いる。
思春期の子どもから、就活している学生、そしていい歳こいた大人まで。結構多くの人がこの悩みを抱えているはずだ。もちろん、私もずっとこの悩みを抱えている。
と言っても、年がら年中悩んでいるわけではない、ふとした時にこの悩みにぶち当たるのだ。
「やりたいことが見つからない」と悩む時
ま、基本的に暇な時にこの悩みにぶち当たる。
やることがたくさんあって忙しい時は、そんなこと考える暇がないからね。
やるべきことが自分が望んだものであろうとなかろうと、忙しいとそんな哲学的?な深い事を考えることはなく、目の前にあるやるべきことを片付ける事を優先するから。
ということで、「自分は何の為に生きているんだろう」とか「俺のやりたいことって何だろう?」なんて考えるということは、人生の貴重な時間を持て余している時なのである。
よって、こういうことに悩みを感じた時は、「俺って時間的に余裕があるのね。恵まれてるな俺」って考え、気分をポジティブな方に持って行こう。
そのうえで、人生の貴重な時間を持て余しているというとてつもなく勿体無いことをしている状態にいることを認識し、その貴重な時間を有意義に過ごすためには、「やりたいことを見つける必要がある」ということをしっかりと自覚しよう。
- 「やりたい事とがない」
- 「やりたい事が見つからない」
- 「人生の目標が見つからない」
と言うのは贅沢な悩みなのである。
やりたいことが見つからない理由
「やりたいことが見つからない・・・。俺って生きる価値あるのかな・・・」
という暗い気分ではなく、
「俺、時間持て余してる!もったいなから何かしよう!」
という前向きな気持でやりたいことを探すわけだが、普通に考えても本当にやりたいこととか人生の目標なんてそう簡単には見つからないんだよね。。。
だからこそ、多くの人がこの悩みを抱えているわけだし。
しかし、「やりたいことがない」人なんて絶対にいないのである。人間であるかぎり「欲」は必ずあるからだ。悟りを開いた僧侶も欲を持っている(はず!)。もし、本当にやりたいことが無い(つまり、欲がない)とすれば、それは神様か仏様である。神か仏ならばやりたい事なんか探している場合ではなく、世界平和のために仕事してくださいって感じた。
では、なぜ「やりたいことが見つからない」と悩んでしまうのか?それは、「やりたいことを探す時に制限をかけている」からである。
やりたい事・目標を見つける方法・考え方
極端だが、例えば「世界一周したい」と頭に思い浮かんだとしよう。
しかし、そんなお金もなければ、長期間会社を休むことも出来ない。だから、真剣に考えずに「世界一周したい」というやりたい事をすぐに諦めてしまう。つまり、探す段階から様々な制限をかけているのだ。その制限をクリアできる範囲内でやりたい事を探そうとするから、結局見つからないことになる。なぜなら、自分で無意識にかけている制限が厳しすぎるからだ。
ここで登場するのが、冒頭の魔法の言葉だ。
「What would you attempt to do if you knew you could not fail?(もし失敗しないと分かっていたら、何がしたいですか?)」
つまり、こう考えるのである。
- 世界一周の旅をしても何も問題は発生しない。
- 世界一周するためのお金はなんとか工面できるし、会社だって長期間休むことに賛成してくれる。
- 世界一周した後も貯金が無くなって困ることもなければ、復職だってしっかり出来るし出世に影響は全くない。
- それどころか、世界一周をしてきた貴重な体験を買われ、良いポジションで仕事ができるようになるかもしれない。
そう考え、本当に世界一周が出来る状態に自分がいると仮定し、「世界一周旅行に出発するか?」と自問自答するのである。それで、「すぐにでも世界一周旅行へ出発したい」と思えばそれが本当にやりたい事なのである。もし、他に理由をつけてやめようとするならば、本当にやりたい事ではないはずだ。
ここで気をつけるべきことは「やりたくないことの逃げ道を探さないこと」である。
例えば、「絶対に失敗しないなら起業して会社を経営したい」と考えたとしよう。
つまり、「起業する」というのがやりたい事である。
起業したいという理由が、「もっと便利な世の中にするために、自分が考えているサービスを提供したい」という前向きなものであれば良い。しかし、「今の職場の人間関係がうまくいってないから・・・」とか「楽して儲けたいから」というような理由だと問題がある。
本当にやりたい事は「起業する」ではなく「人間関係の悩みを解決したい」「今の仕事から逃げて楽して稼ぎたい」となるからだ。
あくまでも、やりたい事を探すのであって、嫌なことをやらない方法を探すのではないのだ。魔法の言葉も使い方次第で役に立たなくなる。
このような考え方で「もし失敗しないとしたら絶対にこれやりたい!」というものが見つかれば本当に幸せ者である。そのやりたい事を失敗せずにやり遂げるための方法を考え、実行へ向けて努力すれば良いのである。仮に、努力した結果やり遂げられなかったとしてもその努力自体が楽しい思い出になるはずだからね。
そして、「もし失敗しないとしたら・・・」と考えてもやりたい事が見つからない場合は、身近なことに目を向けよう。「今日の夜はステーキが食べたい」「今週末は昼間でゆっくりと寝ていたい」「今度の休みが天気良ければ嫁さんとドライブしたい」ってね。身近なことでやりたい事を考えると意外と沢山見つかるものである。
小さな幸せを噛みしめ、それを積み重ねるというのも意外と人生を充実させてくれる大事なことだからね。
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