このブログ記事は、「頑張らない生き方」をテーマとして考えたことを綴ろうと思う。
しかし、何かが嫌になり「頑張りたくない」とか「怠けたい」「人生に疲れた」「毎日がしんどい」。だから、頑張らない生き方をしたいというネガティブな話ではない。
40代になれば一度立ち止まって、仕事観・人生観なんかを考えてみるべきだろう。これまでの人生を振り返り、そのうえで今後の人生・生き方を見直した方が良いだろうという前向き、ポジティブな発想に基づくなお話である。
もちろん、仕事だけでなく私生活についても頑張らない生き方を考えてみたい。
そもそも頑張るとはどういうことだろう?
まず、頑張るとどういう意味なのか。
- 「忍耐し、努力し続けること」
- 「ゆずらず強く主張し通す」
- 「我意を張り通す」
「努力する」「自分の主張を持ってはっきり発言し実現しようとする」と考えると、頑張るとは良いことのように感じる。
また、我々は子供の頃から「頑張れ」と周りの人から励まされる。そして、結果はどうあれ努力したプロセスを褒められる。
つまり、「頑張ること=良いこと」という価値観が植え付けられている。
一方、「努力する」とか「忍耐する」という言葉事態の意味を考えてみると、ちょっと違う側面が見えてくる。
忍耐とは、「苦しみ・つらさ・怒りなどを耐え忍ぶこと」である。よく考えてみると、努力とか忍耐とか、好きなことをやる時には使わないもんね。あまりやりたくないこと、嫌なことをやらざるを得ない時にしかこの言葉は使わない。
こう考えると、常に頑張る自分がいるということは、仕事でも私生活でも嫌なことをやっているということになる。
頑張らない生き方とは?
頑張るとは、嫌なことから逃げず、積極的に向き合うこと。
そう考えると、やはり頑張らない生き方をした方が、楽しい人生を送れる気がする。
しかし、頑張らない人生を送る、好きなことだけしかしない人生を送るとどうなるだろうか?
- 勉強は楽しくないからやらない。
- 部屋の片付けは面倒臭いからやらない。
- 人付き合いは面倒だから部屋に引きこもってゲーム三昧な生活を送る。
- 運動は疲れるか一切やらない。
- ご飯よりお菓子が美味しいからお菓子しか食べない。
- 仕事は嫌いだから就職しない、働かない。
- 残業は嫌いだから、仕事を放り出して定時退社する。
- 上司や同僚が嫌いだから、すぐ会社を辞める。
- etc・・・
極論だが、こんな生き方をしていたら真っ当な人生を送るのは無理だ。完全に廃人、人間失格である。
ということで、当たり前なのだが、良識及び常識の範囲内で頑張らない生き方をする必要がある。
40代からの頑張らない生き方を考える
40代は人生の折返し地点。
精神的、体力的にも頑張り続けることができなくなるお年頃である。
また、これまで頑張り続けてきたのだから、これからは頑張る頻度を下げ、本当にやりたくないことはやらない、本当にやりたいことに残りの人生・時間を費やしたいと考えてもバチは当たらないだろう。
よって、常識の範囲内で適切に判断し、頑張らない生き方を考えるのは前向きであり、後悔しない有意義な人生を送るために必要なことである。
仕事で頑張らない生き方とは?働き方を変えよう。
仕事において40代とは大きく役割が変わるタイミングである。
それに伴い、仕事に対するモチベーションは低下する。40代は、20代・30代までと同じ働き方をしていてはいけないのだ。
詳しくは以前書いた下記ブログ記事でまとめているが、40代になると30代までと同じように自分の頑張りだけで仕事を進めようとするが、それが思うようにいかなかったり、評価されなくなることが原因でモチベーションが低下する。

そもそも、40代は頑張ってはいけないのだ。というよりも、頑張り方を変える。つまり、働き方を変える必要がある。
一概には言えないが、「頑張って仕事をする=残業やサービス出勤等により長時間労働をしても仕事をこなす」こと。
40代の我々は、こんな働き方をしていては体が持たない。また、チームを率いて成果を上げる、人材育成を行い後継者を育てるという役割を達成出来ない。
よって、身を粉にして自ら率先して仕事をこなすという頑張り方ではなく、以下のような頑張り方をすべきである。
- 敢えて直接自分で仕事をやらず、部下や後輩に仕事を任せる。
- 部下や後輩が困った時に手を差し伸べ解決してあげる。
- 部下や後輩に仕事を任せた結果、思うような結果が出なかった場合の責任を取る。
長時間労働により体を壊したり、家庭をないがしろにするような頑張り方よりよっぽどマシだし、この頑張り方ならそれ程嫌でもない。
私生活で頑張らない生き方
私生活・プライベートにおいても40代は自ら頑張らなければならないケースは多い。
例えば・・・
- 住宅ローン返済のため、しっかりと稼ぐ必要がある。
- 子供の教育費を稼ぐため頑張らなければならない。
- 金銭的・経済的面だけではなく、家事・育児・家族サービスも頑張らなねばならない。
- 年老いた両親の面倒を見る、介護をするため頑張らなければならない。
- etc・・・
これらのことからは逃げ出すことはできない。必要最低限は頑張らなければならない。
しかし、一人で頑張る必要はない。
結婚していれば、夫や妻と協力すればいいし、独身だとしても兄弟や両親を頼ればいい。
また、一人で何でも抱え込んで一人で悩むことなく、友達なんかに悩みを相談してもいいだろう。もちろん、友達に代わりに頑張ってもらうことはできないが、一人で悩み頑張る必要はない。
誰かに相談するだけでも気持ちの面で頑張ることによるストレスが和らぐはずだ。頑張り方が変わってくる。
夫も妻も子供も兄弟も家族もいない天涯孤独な人だったとしても、悩みの種類によっては公的機関で相談を受け付けていることだってある。
私生活・プライベートにおいても、一人で頑張らない生き方はできる。
人を頼り、人に頼られて支え合いながら生きていく!
40代は仕事でも私生活でも、様々な悩みを抱え頑張らざるを得ない環境にいるかもしれない。
しかし、一人で頑張るのではなく、上司や部下、夫や妻、兄弟や家族、そして友達など、身近な人を頼り、自分ひとりで頑張るような生き方はやめたほうが良い。
そもそも、一人で仕事は出来ないし、一人で生きていくことはできない。
自分一人で頑張っているつもりになっていても、少なからず周りの誰かと一緒に頑張っているはずだ。
だから、その誰かと頑張ることをシェアするように意識するだけで、今までよりも頑張らない生き方ができるようになるはず。
もっと、人に頼ればいい。そして、40代という経験豊富な自分のメリットを活かして誰かに頼られる存在になればいい。
がむしゃらに頑張らず、どっちかと言うと要領良く生きてるんだけど、いざという時に頼りになるんだよね。って感じのかっこいい大人の40代になりたいな。
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