熟年離婚は悪いことか?過去最高の21.5%になったが別に良いのでは?

人生・ライフスタイル

私は離婚経験者。いわゆるバツイチ。

一度目の結婚生活は10年間で終了したが、その10年間は別に悪いものではなかった。

最終的に当時のパートナーとは別の道を歩む事になったわけで、全く後悔がないかと言えば嘘になるが、今の自分が有るのはその時の経験も大きいと考えると貴重な体験だったと考えている。

離婚した直後、私は一度はどん底まで落ち込んだ。しかし、過去を振り返らず、前を向いて歩き出す事ができた。このように人生を改めてやり直す決断をしたことで、離婚して数年後に新しいパートナーと出会い、そして再婚。現在は幸せに暮らしている。

そんな私だから思うことがある。「離婚ってそんなに悪いことじゃないよ」と。

まぁ〜、一度目の結婚生活が幸せでずっとそのパートナーと暮らし、一緒に年を取り、生涯を添い遂げるというのも悪くはないと思う。

しかし、どうしても妥協できない価値観やライフスタイルがあり、それを相手に合わせて我慢して暮らしていくのが苦痛であるならば、結婚生活に終止符を打ち、新たな道を歩むことは前向きで建設的な選択肢だと思う。

だから、熟年離婚の割合が増えたからと悲観的になる必要はないと思うんだけどね。

今日はそんなことを考えてみたい。

ちなみに、私が離婚直後に書いた記事はこちら。

スポンサーリンク

熟年離婚の割合が増えたというのはどういうこと?

離婚について考えたのは、こんなニュースを見たからだ。

  • 厚生労働省によると、2020年に離婚した夫婦のうち、20年以上同居した「熟年離婚」の割合が21・5%に上り、統計のある1947年以降で最も多くなったことがわかったと発表。
  • 厚労省が20年の人口動態統計をもとに集計した結果によると、同居期間が20年以上の夫婦の離婚割合は約70年間、上昇傾向にある。90年の13.9%と比べても約1.5倍に増えた。
  • 離婚件数全体でみると、20年は19万3253組。02年の28万9836組をピークに減少傾向にある。厚労省が婚姻率も踏まえて集計したところ、結婚した夫婦の3組に1組は離婚する計算になったという。
  • 人口1千人あたりの離婚件数を示す「離婚率」は、都道府県別では沖縄県が2.36%で全国最多。2位は、宮崎県の1.79%、3位は福岡県の1.77%、4位は北海道1.75%、5位は大阪府1.73%と続く。

この記事を見る限り、熟年離婚が増えているわけではなく、全体の離婚者に占める割合が増えているだけですね。つまり、若年層の人口が減っているので当然といえば当然の結果。

一昔に比べると、女性の社会進出が進んだことで女性が経済力をつけた為、離婚しても生きていけるようになった。また、財産分与でも年金が対象となり老後の年金の心配が少なくなったのも離婚率が増加した理由になっていると思う。

あとは、家族のあり方の変化も影響が大きいかな。親子二世帯で暮らしていた時代よりも核家族時代の方が親からとやかく言われないので離婚しやすかったり、核家族になることで人間関係も希薄になりその分、情が生まれなかったりするのも原因かもね。

それと、世の中的にも離婚が後ろ指をさされるようなことではなくなったのも大きいかな。

「離婚」という選択肢が「悪いこと」と捉えられる雰囲気がなくなり、新たな人生を歩みだすための前向きな選択となってきたんだと思う。

そりゃそうだよね。結婚した人の3組に1組は離婚しちゃうんだもん。離婚者はマイナーな存在ではなくメジャーな存在になった。だから、離婚を肯定的に受け止める人が増えるのも当然。

ただ、どんな相手とは言え、他人は他人。親子、兄弟だって人生観、価値観、ライフスタイル、意見があわないことが多いんだから、他人である結婚相手(配偶者)ならなおさら。

だから、妥協や相互理解は必要。それでも、どうしても我慢できない、自分の人生が窮屈になる、ゆくゆく後悔すると感じたときだけ離婚という選択肢を候補として考えるべき。

安易に離婚するとそれはそれで絶対後悔すると思うんだよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました