近い将来、仕事は確実に無くなる。そしてリストラされる・・・

様々な企業がコスト削減の努力を行っている。その方法は様々だが、コスト削減によって利益率を向上し、業績を回復している企業も多い。

どんな会社でも、無駄な仕事や非効率な作業は腐るほどあると言われている。理由は「昔からやっているから」とか「面倒臭いけどマニュアル通りにやっている」とかだ。また、技術革新により、一昔前なら非効率でなかった仕事も、今ではそれらの技術を取り入れることにより、一気に効率化が可能となっている。つまり、一昔前に効率的だった仕事のやり方が、今では非効率なやり方になっていることも多い。

今、日本の多くの企業が、これらの無駄な仕事の排除と、新たな技術の活用による効率化に本腰を入れて着手しているのだ。

で、俺は危機感を覚えた。「近い将来、俺たちの仕事は確実に無くなる。なぜなら、業務効率化によって余剰人員が出るから。余剰人員はどうなるのか?リストラしか無い・・・」と。

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無駄の排除、業務効率化により2割・3割の人員が不要になる

リスクを負ってダイナミックに業務改革を行い、本気で無駄を省き、業務の効率化を行った場合、一体どの程度の社員が不要となるのだろうか?日経新聞などを見ていて何となく感じることなのだが、恐らく2割〜3割の人員削減は可能だと思う。

人員削減が企業にどのくらい重要なのかをちょっと考えてみよう。

100名を超える正社員と30名を超える派遣社員・アルバイトがいる企業で考えてみる。本気で無駄を省けば30名〜40名分の人件費を削減できることになる。仮に平均年収を500万と仮定すると、1億5千万円〜2億円のコストカットになるのだ。(実際には、会社は年収以外にも様々な金額を負担しているのでもっと多い金額の人件費削減が可能となる・・・)

この金額は会社・部署にとってとてつもなく大きな金額である。例えば、新商品や新事業を立ち上げ、新たな利益を上げに行くより、業務改善による人員削減を行った方が手っ取り早く利益を上げることが出来てしまうのである。しかも、毎年毎年2億円前後収益が上がる事になるのだ。

この結果をどう考えるべきなのだろうか?

上記に挙げた例は、俺の想像であり、あまりにも極端な考えである。しかし、会社が本気で利益の向上を行うと決断した時は、こんな手っ取り早い手法を使わないなんてことはあるあろうか?つまり、本気で利益率向上を目指すのであれば、2割〜3割の人員削減は実行すべき、選択すべき手法なのである。

では、会社が本気で業務改革に取り組み、リストラを敢行することはあり得るのだろうか?

もちろん、近い将来起こりえるはずである。なぜなら、現在、様々なテクノロジーの進歩により、企業が生み出す商品やサービスの寿命は短くなっているから。つまり、初期投資を回収する期間が短くなることでひとつの商品から得られる収益は減り、利益率がどんどん低下してしまっている。

テクノロジーの進歩により初期投資に掛かるコストも低くなっているが、それ故参入障壁が低くなっており、競合が増えている。結果、マーケットの奪い合いも激しくなっており、利益率低下の大きな原因となっている。そして、この現象は今後も加速していく。

変化が激しい現在のビジネスの世界を生き抜いていくためには、コストを極限まで下げながら、次から次に新たな商品・サービスを提供し続けなければならないのだ。そのためには、固定費を下げ、柔軟な身のこなしが出来る身軽な組織を作る必要がある。つまり、社員数は限りなく少ない方が良いのである。(その代わり、一人ひとりの能力はより高いくないといけない・・・)

しかし、本当にこれを実行してしまうと困ることがある。それは、不要になった正社員・派遣社員・アルバイトをどうするのか?ということだ。

どう考えてもリストラしか無いでしょ・・・。

マーケットに対して矢継ぎ早に投入していく商品・サービスの開発にかかる初期投資費用を抑える1つの手法として、人員削減を行う流れが加速することは致し方ない。そのために抜本的な業務改革を行う流れも近い将来確実に起こるだろう。

では、そうやって生まれた余剰人員はどうなるのか?道は2つ。「有効活用」するか「リストラ」するかである。

有効活用とは、余剰人員で新たな収益を生み出す商品・サービスを立ち上げたり、あらなたビジネスモデルを作り上げたり、人員が不足している部署へ異動させることである。そうすれば、会社も文句はないだろう。上乗せ退職金を払ってリストラするより、実に建設的な手法だからね。

しかし、これには大きなデメリットがある。それは、新しい社員を採用できないということだ。余った人員をリストラせず、新たな事業や人が足りない部署で活用すると新たな正社員を雇えなくなる。一瞬、「それでもいいじゃん。今まで頑張ってきた社員をリストラして新しい社員を雇うなんて馬鹿げてるよ」と思ったがそうではない。

なぜなら、常に若い世代の社員がいないと、いずれ会社が高齢化し、立ち行かなくなるからだ。つまり、高齢化が原因で会社が潰れてしまう。よって、若い社員を雇うために、今まで長い間頑張ってきたが余剰と判断された社員はリストラせざるを得ないのだ。悲しい事実である。

余剰と判断された人員が新たなビジネスを立ち上げるなんて出来るだろうか?普通に考えて無理である。上手くいかない、利益を出す可能性が低いビジネスに会社が投資するなんてことはあり得ないだろう。よって、余剰と判断された人員は、会社を去るしか選択はないのである。

リストラされないためには?

近い将来、会社がこのような動きをする可能性が高いと分かった今、自分は何をすべきなのだろうか?

「余剰人員」と判断されないことを意識した行動を起こす必要がある。では、余剰人員と判断されないためには何が必要なのだろうか?それは、「利益を生み出す社員」となるか「コストを削減出来る社員」となるしかない。

残念ながら、俺は前者の「利益を生み出す社員」になれるような素質や才能を持ち合わせていない。組織を束ねるリーダーの素質もなければ、売れる新商品を生み出す発想の才能もないからね。しかし、そんな素質や才能がない俺も「コストを削減出来る社員」になることは出来る。

冒頭に記載したような「昔からやっているから」とか「面倒臭いけどマニュアル通りにやっている」という理由で思考を停止せず、問題を見つければそれを都度上司に進言するだけで済むからね。それなら、何の才能もない俺でも出来る。

コストカットを徹底できなければ、会社の利益率を向上させることは出来ず、それが競合他社に負け、会社を潰す結果に繋がる。そうなれば、自分も同僚も職を失うことになるわけだからね。

なんだか世知辛い世の中で嫌だけど、これも致し方ないことなんだね。

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