日頃、自分は口で息をしているのか?それとも鼻で息をしているのか?
ふと考えた時、全く分からなかった。
そりゃそうだ。呼吸なんて意識的にしているわけではなく、無意識に自然と行っている訳で、手足を動かす時のように頭で考えてやっているわけじゃないからね。
で、なぜこんなことを考えたかというと、最近自分のお口が臭いと感じることが頻繁に発生し始めたからだ・・・。
昔、自分が感じて嫌悪感を抱いていた「おじさんの口臭」を自分の口から感じてしまった。
ヤバイ、まじでヤバイ。
このままだと、人と話すことができなくなる。自分の口臭が気になって、人とのコミュニケーションを避けるようになってしまいそうだ。。。
口臭の原因は色々あるけど、私は胃が悪いわけでも無ければ、歯周病でもない。
となると、口の中が乾燥しているのが原因だとしか思えない。ってことで、口が乾く原因が口呼吸にあるのならばそれを治し、鼻呼吸を習慣化したいと思った次第だ。
口呼吸のデメリットを考える
まず、何かを改善したいと思えば、デメリットをメリットをしっかりと認識し、心の底から改善したいと強く思う必要がある。
ということで、まずは口呼吸って本当に治すべきものなのかを考えてみたい。
- 口が臭くなる(口臭の原因になる)
口呼吸をすると、唾液が乾燥するので口の中が乾く。口の中の雑菌の繁殖を抑える働きがある唾液が不足するので、当然口の中は雑菌だらけとなり、それが原因でお口が臭くなる。
- 虫歯・歯周病の原因になる
口が乾くことは口臭の原因だけでなく、虫歯や歯周病の原因にもなる。つまり、口呼吸は口内環境の悪化をまねき、それに起因する様々なトラブルの元になる。
- 風邪をひきやすくなる(病気になりやすい)
口呼吸をすると、ばい菌やウィスルを一緒に吸い込んでしまうため、当然体に良くないわけであり、風邪の原因ニモなる。もちろん、扁桃腺が腫れる原因にもなる。また、口呼吸は体の免疫機能をフル活動させることになるので、免疫異常を誘発する可能性も高く、様々な免疫系の病気の原因になっているとも言われているらしい。
こうやって情報を整理すると、口呼吸が体に悪いことがよく分かる。
また、調べていて初めて知ったのだが、口呼吸をするのは人間だけらしい。人間以外の動物は鼻呼吸しかしないらしいのだ。
犬は舌を出してハァーハァー言っているが、あれは息を吐いているだけで、息を吸い込むのは鼻かなんだそうだ。
人間は言葉を発する為に、口からも息を吸い込む事ができる喉の形状になったらしいんだが、それが様々な弊害を生んでいるというわけだ。
鼻呼吸のメリットを考える
口呼吸のデメリットが理解できたところで、次は鼻呼吸のメリットを考えてみる。
しかし、デメリットの裏返しがメリットなんだよね。
ってことで、口呼吸を治して鼻呼吸にすると、口臭がなくなり、虫歯・歯周病などのお口のトラブルが無くなり、風邪などの病気をしなくり健康でいられるということだ。
ま、それ以外にも、歯並びが良くなったり、二重あごが改善されたりと、見た目の改善にも役立つらしい。
ということで、口呼吸をやめて鼻呼吸を習慣化できればいいことばかりであり、絶対にやるべきなのは理解できた。
しかし、口呼吸をやめる方法というのはあるのだろうか?だって、呼吸って無意識にしちゃってるからね。
生まれてから今まで口呼吸で生きてきたとすると、なかなか治らないよね。。。でも、治したい。
口呼吸をやめる方法
口で息をするのをやめ、鼻で息をする方法。
それは、意識することらしい。無意識で行っている呼吸という行動を意識的に行うのだ。
で、やってみると確かに呼吸に意識を集中していれば口呼吸をせず、鼻呼吸を続ける事ができる。また、やってみて気がついたが、鼻呼吸は意外と苦しい。
口呼吸と比較すると鼻呼吸の方が吸い込む空気の量が少ない気がする。
だが、意識的に鼻呼吸を継続していると、苦しさを感じなくなるし、楽に息ができるようになる。しかし、何かの作業に没頭したり、テレビに気を取られると、いつの間にか口が緩み、半分くらい開いてしまい、口で息をし始めてしまう。
やはり、そう簡単に鼻呼吸を習慣化することは難しいらしい。
では、どうすればいいのか?
四六時中呼吸に意識を集中することは出来ないので、私は3つの方法を取ることにした。
- 目印を見る度に鼻呼吸を意識する。
例えば、仕事中ならばパソコンやデスクに付箋などを貼っておき、それに目に入った時には必ず口元が緩んで口呼吸をしていないかチェックするのだ。また、時計を見た時にも必ず鼻呼吸を意識するように決めた。
- 何かに集中する時にはガムを噛む。
特に仕事中だが、2・3時間集中して仕事をすることがある。恐らくこのような時には、PCやデスクに貼った付箋なんか目にはいらない。よって、ガムを噛むことにする。私は、食事をする時には必ず口を閉めて噛む癖があるのでガムを噛めばずっと口を閉じているはずだからだ。
- 上記2つが効果なければ・・・
その時は、口を閉じた状態でテープを貼り口が開かないようにする。いびき防止用のシールを代用して口呼吸を阻止することにする。
ということで、口呼吸は百害あって一利なしということが分かったので、何がなんでも口で息することを止め、鼻呼吸を習慣づけることにする!
ちなみに、口を閉じている時の舌の位置だが、舌は全体的に上顎にくっついており、舌先が前歯の手前にあるのが良いらしい。
コメント